「出」を含むことわざ
全49件
愛は小出しにせよ
あいはこだしにせよ
人を愛する時は、少しずつ長く続けるのがよいということ。
青は藍より出でて藍より青し
あおはあいよりいでてあいよりあおし
弟子が師よりまさってしまうことのたとえ。青色の染料は藍から採るが、その青色がもとの藍よりも青く美しいという意から。
垢は擦るほど出るあらは探すほど出る
あかはこするほどでる あらはさがすほどでる
垢は擦れば擦るほど出る。欠点も探せばきりがないほど出てくるということ。
朝日が西から出る
あさひがにしからでる
絶対に起こるはずがないことのたとえ。
足を出す
あしをだす
予算以上使って赤字になること。
仇も情けも我が身より出る
あだもなさけもわがみよりでる
人から憎まれたり愛されたりするのは、自分の心がけや行いによるということ。
蟻の這い出る隙もない
ありのはいでるすきもない
蟻が這い出て逃げ出す隙間もないほど警戒が厳しいようす。
言い出しこき出し笑い出し
いいだしこきだしわらいだし
臭いと最初に言い出した者、笑い出した者が、おならをした犯人であるということ。転じて、人から聞いたと噂話を話す人が、噂を作り出した張本人であることが多いというたとえ。
居候三杯目にはそっと出し
いそうろう さんばいめにはそっとだし
他人の家に世話になっている者は、食事の時も遠慮がちに三杯目のお代わりをするということ。居候の肩身のせまさを詠んだ川柳から。
入り鉄砲に出女
いりでっぽうにでおんな
江戸時代、幕府が諸大名の謀反を警戒して、江戸に持ち込まれる鉄砲と、江戸にとどめていた大名の妻女が国元に帰るのを関所で厳しく取り締まったこと。
入り船あれば出船あり
いりふねあればでふねあり
港に入ってくる船もあれば出て行く船があるように、世の中のことはさまざまであるということ。
入り船に良い風出船に悪い
いりふねによいかぜでふねにわるい
一方によいことは他方には悪く、両方によいことはないというたとえ。入り船に都合のよい順風は、出船にとっては逆風になるという意から。
入るを量りて出ずるを為す
いるをはかりていずるをなす
収入の額を計算し、それに見合った支出をするということ。
嘘から出た実
うそからでたまこと
嘘として言ったことが、偶然事実となること。
裏目に出る
うらめにでる
よかれと思ってしたことが、逆によくない結果になること。「裏目」は、さいころを振って出た目の裏側の目のこと。
おくびにも出さない
おくびにもださない
考えていることを口に出して言わず素振りにも見せないようす。
鬼が出るか蛇が出るか
おにがでるかじゃがでるか
どんな恐ろしいことになるか予測できないことのたとえ。「鬼が出るか仏が出るか」ともいう。からくり人形師の口上から出た言葉。
鬼も十八番茶も出花
おにもじゅうはち ばんちゃもでばな
器量が悪くても、年ごろになれば誰でも娘らしい魅力が出てくるということ。鬼の娘でも18という年ごろになれば娘らしくなるし、安い番茶も入れたては香りがよくおいしいという意から。
楽屋から火を出す
がくやからひをだす
自ら災いや騒ぎを引き起こしてしまうたとえ。「楽屋」は、内部の意。
叶わぬ時には親を出せ
かなわぬときにはおやをだせ
言い訳に困った時には、親を引き合いに出すことで口実を作れということ。
口から出れば世間
くちからでればせけん
いったん口出したことは、いつの間にか世間に広まるから、口は慎めということ。
苦しい時には親を出せ
くるしいときにはおやをだせ
言い訳に困った時には、親を口実に使うのがいいということ。
君子は交わり絶ゆとも悪声を出さず
くんしはまじわりたゆともあくせいをださず
徳のある人は人と絶交することがあっても相手の悪口は決して言わないということ。
好事門を出でず悪事千里を行く
こうじもんをいでず あくじせんりをいく
善い行いは、なかなか世間に知られず、悪い行いは、すぐに世間に知れ渡るということ。
高慢は出世の行き止まり
こうまんはしゅっせのいきどまり
自分の出世を自慢ばかりするようになると、その人は向上しないということ。また、人から嫌われてそれ以上の出世もできなくなるということ。
氷は水より出でて水よりも寒し
こおりはみずよりいでてみずよりもさむし
弟子が師よりも優れたものになることのたとえ。水から出来た氷が、水より冷たくなるという意から。
乞食にも門出
こじきにもかどで
誰であっても、門出の時は前途の幸運を祈ってお祝いをするということ。また、何事にもそれ相応の儀式や方法があるということ。乞食でさえも旅立ちの時はお祝いをするという意から。
子供の喧嘩に親が出る
こどものけんかにおやがでる
子ども同士の喧嘩に親が口出しして、自分の子どもの味方する愚かさを非難する言葉。また、大人気ないふるまいや余計な干渉をするたとえ。
支証の出し遅れ
ししょうのだしおくれ
時機を逃したために、役に立たないことのたとえ。証拠を出すべき時機を失するという意から。「証文の出し遅れ」ともいう。
尻尾を出す
しっぽをだす
隠し事がばれること。
出家の念仏嫌い
しゅっけのねんぶつぎらい
もっとも大切なことが嫌いだったり、出来なかったりすることのたとえ。僧となって仏道を修行する者が念仏を唱えるのが嫌いという意から。
出藍の誉れ
しゅつらんのほまれ
弟子が師より優れているのたとえ。藍草から作った青色がもとの藍よりも青く美しいという意から。「青は藍より出でて藍より青し」ともいう。
冗談から駒が出る
じょうだんからこまがでる
冗談で言ったことが思いがけず本当になること。「瓢箪(ひょうたん)から駒が出る」のもじり。
証文の出し遅れ
しょうもんのだしおくれ
時機を逃して、役に立たないことのたとえ。証文を出すべき時機を失するという意から。「支証の出し遅れ」ともいう。
捨て子は世に出る
すてごはよにでる
捨て子は出世するということ。親に見捨てられるような人間は逆境にも負けず、たくましく育ち、かえって世に出るものであるということ。
男子家を出ずれば七人の敵あり
だんしいえをいずればしちにんのてきあり
男が世の中に出て活動するようになると、多くの競争相手や敵に出会うということのたとえ。男が家から外に出れば七人の敵がすでに待ち構えているという意から。「男は敷居を跨げば七人の敵あり」「敷居を跨げば七人の敵あり」ともいう。
知恵は小出しにせよ
ちえはこだしにせよ
自分の持っている知恵を一度に出さず、必要に応じて少しずつ出すのが賢明だということ。
亭主の好きを客に出す
ていしゅのすきをきゃくにだす
自分の好みを相手も好きと思い込み、無理に押しつける場合が多いということ。その家の主人の好物を客にふるまうということから。「我が好きを人に振る舞う」ともいう。
出船によい風は入り船に悪い
でふねによいかぜはいりふねにわるい
一方によければ他方に不利で、両方によいことはないというたとえ。出船に都合のよい順風は、入り船にとっては逆風になるという意から。
西から日が出る
にしからひがでる
絶対にありえないことのたとえ。
盗人と言えば手を出す
ぬすびとといえばてをだす
他人に盗人と言われて、手を出して暴れるような者は本当に盗人であるということ。
喉から手が出る
のどからてがでる
欲しくて欲しくてたまらないことのたとえ。
灰吹きから蛇が出る
はいふきからじゃがでる
意外な所から意外なものが出ることのたとえ。また、ちょっとしたことから、とんでもないことが生じることのたとえ。「灰吹き」は、たばこの吸い殻入れる筒のことで、その筒から蛇が出るということから。
瓢箪から駒が出る
ひょうたんからこまがでる
思いがけないところから意外なものが出るたとえ。また、冗談で言ったことが本当になることのたとえ。「駒」は馬のことで、瓢箪から出るはずのない馬が飛び出すという意から。
放り出しの嗅ぎ出し
ひりだしのかぎだし
最初に臭いと騒ぎ出すがおならをした当人であるということ。
星を戴いて出で星を戴いて帰る
ほしをいただいていで ほしをいただいてかえる
朝早くから夜遅くまで仕事に励むことのたとえ。まだ星の見える早朝に家を出て、夜空に星がきらめく頃に帰るということから。
身から出た錆
みからでたさび
自分自身で犯した悪行の結果として自分が苦しむこと。
右に出る者がない
みぎにでるものがない
一番すぐれていて、その人に優る者がいないということ。昔、中国で右を上席としたことから。
病は口より入り禍は口より出ず
やまいはくちよりいり わざわいはくちよりいず
病気は飲食物と共に体の中に入り込み、禍は口から出る言葉によって引き起こされる。口は慎まなければいけないという戒めのことば。