「方」を含むことわざ
全11件
上を見れば方図がない
うえをみればほうずがない
上を見ればきりがないから、節度をわきまえよということ。「方図」は際限の意。
嘘も方便
うそもほうべん
嘘も時と場合によっては、よい結果を得る手段として必要であるということ。仏教で衆生を真の教えに導くために、仏も嘘を用いたということから。
親方日の丸
おやかたひのまる
国家が後ろ盾になっている官庁や公営企業などは、倒産の心配もなく利益を図る必要もないだろうと、公務員の気楽さを皮肉っていうことば。
滑り道とお経は早い方がよい
すべりみちとおきょうははやいほうがよい
ぬかるんで滑りやすい道は人より早く先を歩く方が歩きやすく、退屈なお経は早く終わる方がありがたいということ。「滑り道と観音経は早い方が良い」ともいう。
日方と手間取りは日のうち
ひかたとてまどりはひのうち
日雇いの仕事が夕方には終わるように、南風も夕方にはやむということ。「日方」は日のある方から吹く風。南西風、南東風のこと。「手間取り」は日雇い仕事のこと。
方位家の家潰し
ほういかのいえつぶし
方角の吉凶を気にしすぎると身動きがとれなくなり、ついには家をつぶす結果になるということ。
味方見苦し
みかたみぐるし
味方をひいきにし過ぎて公平さを欠くとみっともないということ。
水は方円の器に随う
みずはほうえんのうつわにしたがう
人は交友関係や環境しだいで、良くも悪くもなるというたとえ。「方円」は四角形と円形のこと。水は容器の形によって四角にも丸くもなるという意から。
焼き餅と欠き餅は焼く方が良い
やきもちとかきもちはやくほうがよい
女性は冷淡よりむしろ、適度にやきもちを焼くくらいのほうがかわいいということ。「欠き餅」とは、正月の餅を手で割って小さくしたもの。嫉妬する意味のやきもちと餅ををかけた言葉。
両方聞いて下知をなせ
りょうほうきいてげちをなせ
争い事に判断を下す時は、両方の言い分を公平に聞いてから判断すべきだということ。「下地」は「げじ」とも言い、指図・命令の意。
両方立てれば身が立たぬ
りょうほうたてればみがたたぬ
一方に良いようにすれば、他方が不満に思う。どちらにも都合の良いようにするのは難しく、中に入った自分が苦しい立場に立ち、犠牲になってしまうということ。