「行」を含むことわざ

全35件

畦から行くも田から行くも同じ
あぜからいくもたからいくもおなじ
手段や方法が違っても、同じ結果になることのたとえ。畦道から行っても田から行っても、結局行き着く所は同じということから。
後へも先へも行かぬ
あとへもさきへもいかぬ
引くことも進むことも出来ず、動きがとれないようす。
言うと行うとは別問題である
いうとおこなうとはべつもんだいである
口で言うことと、それを実行することとは別で、言葉通りに実践するのは難しいということ。
言うは易く行うは難し
いうはやすくおこなうはかたし
口で言うのは簡単だが、言ったことを実行するのは難しいということ。
行き掛けの駄賃
いきがけ(ゆきがけ)のだちん
あることをするついでに別のことをすること。また、それで利益を得ること。「駄賃」は、馬で荷物を運ぶときの運賃のことで、馬子が問屋に荷物を受け取りに行く時、他の荷物を運んで運賃を得たことから。
行く行くの長居り
いくいくのながおり
「もう帰る、もう帰る」と言いながら、なかなか帰らずいつまでも話し込んで長居をすること。
裏の裏を行く
うらのうらをいく
相手のやり方を見抜いて、相手の予想外の行動を取ること。
火事と葬式に行けば勘当もゆりる
かじとそうしきにいけばかんどうもゆりる
火事や葬式の時にわびに行って手伝えば、勘当された者も許されるということ。「ゆりる」は、許されるという意。
金は片行き
かねはかたいき
金は、ある所にはたくさんあるのに、ない所にはさっぱりないということ。
烏の行水
からすのぎょうずい
入浴時間が、きわめて短いことのたとえ。烏が短い時間で水浴びをする様子から。
愚者の百行より知者の居眠り
ぐしゃのひゃっこうよりちしゃのいねむり
愚か者の数々の行いは、優れた人の居眠りにも及ばないということ。転じて、つまらないものが数多くあるより、よいものが少しあるほうがいいというたとえ。
供養より施行
くようよりせぎょう
死んだ人の供養より、生きている人に施しをするほうが大切だということ。
水母の行列
くらげのぎょうれつ
水母が勝手きままに泳いでいるように、きちんと並んでいないことのたとえ。
孝行のしたい時分に親はなし
こうこうのしたいじぶんにおやはなし
親が元気な時は、有難みや苦労がわからず、それに気がつく年になった時には、親はもうこの世にいないということ。親が元気なうちに孝行せよという戒め。
孝行も子による
こうこうもこによる
親孝行は有難いが、どんな子でも、どんな手段でもいいというわけではない。悪いことをして孝行されるなら、してもらわないほうがいいということ。
好事門を出でず悪事千里を行く
こうじもんをいでず あくじせんりをいく
善い行いは、なかなか世間に知られず、悪い行いは、すぐに世間に知れ渡るということ。
孝は百行の本
こうはひゃっこうのもと
孝行は、すべての善行の基本となるものであるということ。「百行」は、すべての善いおこないの意。
高慢は出世の行き止まり
こうまんはしゅっせのいきどまり
自分の出世を自慢ばかりするようになると、その人は向上しないということ。また、人から嫌われてそれ以上の出世もできなくなるということ。
子供叱るな来た道だ老人笑うな行く道だ
こどもしかるなきたみちだろうじんわらうないくみちだ
子どものいたずらなどは誰しも身に覚えがあるので叱るべきではないし、自分もいずれ年をとるので老人を笑いものにすべきではないということ。
小糠三合あったら婿に行くな
こぬかさんごうあったらむこにいくな
男はわずかでも財産があったら、気苦労の多い婿養子などにはならずに、独立して生計を立てよということ。「小糠三合」は、わずかな財産の意。「小糠三合あるなら入り婿すな」ともいう。「小糠」は、「粉糠」とも書く。
米の飯と天道様はどこへ行っても付いて回る
こめのめしとてんとうさまはどこへいってもついてまわる
どんな所でも太陽が当たるように、どこへ行っても食べることは何とでもなるということ。
今度と化け物には行き会った事がない
こんどとばけものにはいきあったことがない
「今度はきっと」などという約束があてにならないことを皮肉った言葉。
去り跡へ行くとも死に跡へ行くな
さりあとへゆくともしにあとへゆくな
妻と離婚した男に嫁ぐのはいいが、妻と死別した男には嫁がないほうがいいということ。妻と死別した男の心には、亡妻のよい思い出が残っていて、常に比較されることから。
三人行えば必ずわが師あり
さんにんおこなえばかならずわがしあり
三人で一緒に事を行えば、他の二人の中に良い所、悪い所が必ず見いだせる。どちらにしても自分の学ぶべき相手が必ずみつかるということ。
死なぬ子三人皆孝行
しなぬこさんにん みなこうこう
三人の子どもが親より先に死なずに成人してくれたら、これ以上の孝行はないということ。
自慢は知恵の行き止まり
じまんはちえのいきどまり
自慢をするようになると、進歩はもう望めないということ。
千里の行も足下より始まる
せんりのこうもそっかよりはじまる
どんな遠大な計画も身近なことから始まるというたとえ。千里の道のりも足元の第一歩を踏み出すことから始まるという意から。「千里の道も一歩から」ともいう。
大行は細謹を顧みず
たいこうはさいきんをかえりみず
大事業を成し遂げようとする者は、小さな事柄など気にかけないということ。「細謹」は細かいことに気を配る意。
釣りは道楽の行き止まり
つりはどうらくのいきどまり
魚釣りは最高の道楽だということ。
遠きに行くは必ず近きよりす
とおきにゆくはかならずちかきよりす
物事を行う場合は、順序を踏んで着実に進めなければならないということ。遠くに行く時も近い場所から歩き始めるという意から。
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し
ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし
人生は長く苦しいものだから、辛抱強く努力を重ねて着実に進んでいかなければならないという教え。徳川家康の遺訓から。
三行半
みくだりはん
夫が妻に書いた離縁状。転じて離縁することをいう。昔、離縁状は三行半に書く慣習があったことから。
味噌に入れた塩は他所へは行かぬ
みそにいれたしおはよそへはいかぬ
他人に尽くすことは、一見無駄のように見えても、結局は自分のためになるということ。味噌に入れた塩は、混じって見えなくなるが、味噌の味を調えるために役に立っているという意から。
行き大名の帰り乞食
ゆきだいみょうのかえりこじき
はじめに無計画に金を使い、あとでどうにもならなくなること。旅に出て、行きは大名のように贅沢に金を使い、帰りは旅費が足りなくなり乞食のようなみじめな思いをするという意から。
理屈上手の行い下手
りくつじょうずのおこないべた
理屈を言うのは上手だが、いざ実践となるとさっぱりだめなこと。