日本で一般的に用いられている「書き順(筆順)」「書き方」の紹介・解説です。
こちらの練習帳は営利・非営利問わず無料でご利用いただけます。作成したファイル・印刷物の配布につきましても、別途許諾の必要はございません。教育や学習に幅広くお役立ていただけると幸いです。
漢字「砺」の意味:
1. あらと。といし。きめの粗い砥石。
- 砺は、研磨用の石で、特に木や金属を整えるための粗い砥石を指します。例えば、「砥石を使って包丁を砺する」と言った場合、包丁の刃を鋭くするために粗い砥石で研磨することを意味します。
- 関連語:
- 砥石(といし):研磨用の石
- 研ぐ(とぐ):刃物などを研磨すること
- 例文:
- 「この砥石で包丁を砥ぐと、切れ味が戻る。」
- 「作業場にはいくつかの砺が置いてある。」
2. みがく。とぐ。刃をとぐ。
- 「砺」には、物を磨いたり、刃をといで鋭利にする意味があります。この場合、対象物の表面を滑らかにする、または鋭さを増すために行われる作業を指します。
- 関連語:
- 磨く(みがく):物の表面をきれいにすること
- 鋭利(えいり):鋭さや切れ味があること
- 例文:
- 「彼は毎日その刀を砺いている。」
- 「美しいワイングラスは丁寧に砺かれた。」
3. はげむ。つとめる。
- 「砺」には努力や奮闘の意味合いも含まれています。特に、向上心や研鑽を積むことを表現します。
- 関連語:
- 努力(どりょく):目標を達成するための奮闘
- 執念(しゅうねん):物事に対する強い思いと取り組み
- 例文:
- 「彼は夢を実現するために日々砺んでいる。」
- 「学問に励むことは、人生を豊かにする。」
以上のように、「砺」は物理的な意味だけでなく、精神的な努力をも含む多様な用法がある漢字です。