日本で一般的に用いられている「書き順(筆順)」「書き方」の紹介・解説です。
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漢字「緲」の意味:
1. かすか。微かな、はっきりしないさま。
例:緲な記憶(かすかなきおく) - ぼんやりとした記憶。
例文:彼の声は、緲な山の向こうから聞こえてきた。
2. はるかに遠いさま。遥か彼方。
例:緲遠(びょうえん) - はるかに遠いこと。
例文:星々の光は、緲として我々のもとに届く。
3. 幽かで夢のような様子。儚い印象を与えるもの。
例:緲な影(かすかなかげ) - 繊細で見えづらい影。
例文:夕暮れ時の緲な光が、街を幻想的に照らした。
4. 曖昧で不確かな状態。
例:緲な期待(かすかなきたい) - 明確ではない期待感。
例文:彼女の緲な期待は、結局現実に変わることがなかった。
このように「緲」は、主に何かがはっきりしない、または遠くにあることを表現する際に用いられます。その使用範囲は、心の中の微かな思いから、物理的な距離の表現にまで及びます。