「影」を含むことわざ
全13件
一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ
いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ
一人の人間がいいかげんなことを言うと、世間の多くの人が、それを真実として広めてしまうことのたとえ。一匹の犬が何かの影を見て吠え出すと、辺りの百匹の犬がそれにつられて吠え出すという意から。
噂をすれば影がさす
うわさをすればかげがさす
噂をしていると、その噂の当人がその場に現れること。略して「噂をすれば影」ともいう。
陰に託して影を求む
かげにたくしてかげをもとむ
方法を間違うことのたとえ。物陰に入って自分の影を探すという意から。
影の形に随うが如し
かげのかたちにしたがうがごとし
いつもいっしょにいて離れないこと。影が必ず物につき随うことから。「影の形に添うが如し」ともいう。
形影相同じ
けいえいあいおなじ
人の行いの善し悪しはその人の心の善し悪しによるというたとえ。「形影」は物の形とその影で、形が歪めば影も歪むと言う意味。
形影相弔う
けいえいあいとむらう
訪れる人も付き合う人もいない孤独な様子。「形影」は物の形とその影、「弔う」は同情するという意で、自分とその影法師が慰めあうばかりで誰一人訪れず、さびしい様子。
形影相伴う
けいえいあいともなう
夫婦などがいつも一緒で離れず仲むつまじい様子。「形影」は形と影、「相伴う」は常に一緒にいるという意。
三尺下がって師の影を踏まず
さんじゃくさがってしのかげをふまず
師につき従う時は、弟子は三尺くらい後ろから歩き、師の影を踏んではいけないということ。弟子は師を敬い礼儀を失わないように心がけるべきであるという戒めの言葉。「七尺去って師の影を踏まず」ともいう。
七尺去って師の影を踏まず
しちしゃくさってしのかげをふまず
師につき従って行く時は、弟子は後ろから歩き、師の影を踏んではいけないということ。弟子が師を敬う心がけを説いた言葉。「三尺下がって師の影を踏まず」ともいう。
善悪の報いは影の形に随うが如し
ぜんあくのむくいはかげのかたちにしたがうがごとし
影が形に付き随うように、善悪の行為に対する報いは必ずあるということ。
杯中の蛇影
はいちゅうのだえい
疑えば、なんでもないことにまで神経を悩まし苦しむことのたとえ。杯に映った弓の影を蛇と見間違え、蛇を飲んだと思い込んで病気になったが、それが間違いだとわかると、たちまち治ったという故事から。
曲がる枝には曲がれる影あり
まがるえだにはまがれるかげあり
原因が悪ければ悪い結果が生じるというたとえ。曲がった枝には、その曲がった枝の影ができるという意から。
物がなければ影ささず
ものがなければかげささず
原因がなければ結果は起こらないというたとえ。物体がなければ影はできない意から。