「猫」を含むことわざ
全32件
秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる
あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる
秋は晴れた日より雨の日の方が暖かいので、猫も顔を長くし喜ぶということ。
犬は人につき猫は家につく
いぬはひとにつきねこはいえにつく
引っ越す時、犬は飼い主について行くが猫は家から離れようとしないということ。「犬は人になつき猫は家になつく」ともいう。
男猫が子を生む
おとこねこがこをうむ
ありえないことのたとえ。
女の心は猫の目
おんなのこころはねこのめ
女の心は気まぐれで変わりやすいというたとえ。女心は、猫の目が光によって形が変化するように変わりやすいという意から。
借りてきた猫
かりてきたねこ
ふだんと違って非常におとなしいようす。ねずみを捕らせるために他人の家から借りた猫は、おとなしく小さくなっていることから。
窮鼠猫を噛む
きゅうそ ねこをかむ
弱い者も追いつめられると、必死になって強い者に反撃することがあるというたとえ。追いつめられた鼠が、必死で猫にかみつくという意から。
皿嘗めた猫が科を負う
さらなめたねこがとがをおう
悪事をはたらいた主犯が罪を逃れ、悪事に少しだけ関係した小者が罰せられるたとえ。皿の上の魚を食べた猫はとっくに逃げてしまい、そのあと皿を嘗めただけの猫が罪を着せられるという意から。
猫が肥えれば鰹節が痩せる
ねこがこえればかつおぶしがやせる
一方がよくなれば他方が悪くなり、一方に利があれば他方に損があるというたとえ。鰹節を食べて猫は太るが、食べられた鰹節は痩せるという意から。
猫が糞を踏む
ねこがばばをふむ
悪いことをして、隠したまま知らん顔をしていること。猫が糞をしたあとに足で砂をかけて隠すようすから。単に「猫糞」ともいう。
猫被り
ねこかぶり
本性を隠しておとなしそうにみせること。また、知っていて知らぬふりをすること。「被る」はそのようにふるまうということで、おとなしい猫のようなふりをするという意から。「猫を被る」ともいう。
猫でない証拠に竹を描いておき
ねこでないしょうこにたけをかいておき
へたな絵をあざけっていう言葉。描いた虎が猫に間違えられないように、「竹に虎」の取り合わせで知られる竹を描き足すという意の川柳から。
猫に鰹節
ねこにかつおぶし
油断できない状況、危険な状況のたとえ。猫のそばに、好物の鰹節を置くという意から。
猫に小判
ねこにこばん
どんなに貴重なものでも、その価値のわからないものには、なんの値打ちもないことのたとえ。
猫に木天蓼
ねこにまたたび
大好物のたとえ。また、それを与えれば非常に効き目があることのたとえ。
猫にもなれば虎にもなる
ねこにもなればとらにもなる
相手や状況しだいで、おとなしくもなれば凶暴にもなるということのたとえ。
猫の魚辞退
ねこのうおじたい
内心は欲しくてたまらないのに、うわべだけ遠慮することのたとえ。また、その場だけのことで、長続きしないことのたとえ。猫が大好きな魚を辞退するという意から。「猫の精進」「猫の魚を食わぬ振り」ともいう。
猫の首に鈴
ねこのくびにすず
非常に危険なこと、成功や実現の見込みがないことのたとえ。鼠たちが集まり、猫の首に鈴をつけて、その音で身を守ろうと考えたが、実行する鼠はいなかったというイソップ寓話から。「猫の首に鈴をつける」ともいう。
猫の子一匹いない
ねこのこいっぴきいない
まったく人がいないようす。
猫の手も借りたい
ねこのてもかりたい
非常に忙しくて手が足りず、誰でもいいから手助けがほしいようす。
猫の額
ねこのひたい
土地の面積が狭いことのたとえ。
猫の額にある物を鼠が窺う
ねこのひたいにあるものをねずみがうかがう
自分の実力を考えず、大それたこと、無謀なことをしようとすることのたとえ。猫のそばにある物を、鼠がねらって様子を窺うという意から。
猫の前の鼠
ねこのまえのねずみ
恐ろしさのあまり、身がすくんで動けないようすのたとえ。
猫の目のよう
ねこのめのよう
物事の移り変わりが激しいことのたとえ。猫の目が明るさによって形を変えるところから。
猫は三年の恩を三日で忘れる
ねこはさんねんのおんをみっかでわすれる
猫は三年飼われても、飼い主への恩を三日で忘れてしまうくらい薄情な動物だということ。
猫は虎の心を知らず
ねこはとらのこころをしらず
つまらない人間には、大人物の心の中はわからないということのたとえ。
猫糞
ねこばば
悪いことを隠して、知らん顔をしていること。また、拾い物や預かり物を自分の物にすることのたとえ。猫が糞をしたあとに足で砂をかけて隠すようすから。
猫も杓子も
ねこもしゃくしも
誰も彼もみんなということ。猫の手と杓子が似ているところから。また、「女子(めこ)も弱子(じゃくし)も」が転じたものともいう。
猫も跨いで通る
ねこもまたいでとおる
猫も跨いで通り過ぎるほど、おいしくない魚のこと。また、上手に食べ終わって、何も残っていない魚の骨のこと。
猫を追うより皿を引け
ねこをおうよりさらをひけ
その場のがれより、根本を正すことが大事だというたとえ。皿をねらっている猫を追い払うより、皿を片付けるほうがいいということから。
猫を被る
ねこをかぶる
本性を隠しておとなしそうにみせること。「被る」はそのようにふるまうということで、おとなしい猫のようなふりをするという意から。「猫被り」ともいう。
猫を殺せば七代祟る
ねこをころせばしちだいたたる
猫は執念深いので、殺せば子孫七代まで祟りがあるという俗説。
豚に念仏猫に経
ぶたにねんぶつ ねこにきょう
ありがたい教えも理解できないものにとっては、なんの効果もないことのたとえ。