「相」を含むことわざ

全31件

相対のことはこちゃ知らぬ
あいたいのことはこちゃしらぬ
当人同士が決めたことは自分には無関係だということ。鮎(あゆ)、鯛(たい)、鯒(こち)の魚の名を語呂合わせにしたことば。
相槌を打つ
あいづちをうつ
相手の話に調子を合わせて頷くこと。「相槌」は鍛冶仕事で鉄を鍛える時、相方と向かい合い交互に槌を打ち合わせること。
相手変われど主変わらず
あいてかわれどぬしかわらず
相手は次々と変わっているのに、こちらは常に変わらず同じことを繰り返しているということ。「相手変われど手前変わらず」ともいう。
相手のさする功名
あいてのさするこうみょう
相手の力が弱かったり、やり方が劣っていたために、思わぬ手柄を立てることのたとえ。「さする」は「してくれる」の意。
相手のない喧嘩はできぬ
あいてのないけんかはできぬ
受けて立つ者がいなければ喧嘩は成り立たないから、喧嘩を売られても相手にするなというおしえ。
相手見てからの喧嘩声
あいてみてからのけんかごえ
相手が自分より弱そうだと判断すると、いきなり喧嘩を売る大声を出して威張り出すこと。
相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ
あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ
両思いの相惚れ、ひとりよがりの自惚れ、片思いの片惚れ、ひそかに恋い慕う岡惚れ、と恋愛の言葉を並べたもの。
一脈相通ずる
いちみゃくあいつうずる
ちょっと見ただけではかけ離れているように見えるものの間にも、何かしら共通点があるということ。
王侯将相寧んぞ種あらんや
おうこうしょうしょういずくんぞしゅあらんや
王や諸侯、将軍、大臣になるには家柄や血統など関係なく、必要なのはその人の才能や努力だということ。「種」は家柄、血統の意。
肝胆相照らす
かんたんあいてらす
互いに心の底まで打ち解けて親しく付き合うことのたとえ。「肝胆」は、肝臓と胆嚢のことで、転じて心の奥底の意。
琴瑟相和す
きんしつあいわす
夫婦の仲が非常によいたとえ。「瑟」は、大琴。琴と大琴の合奏は音がよく調和することから。
形影相同じ
けいえいあいおなじ
人の行いの善し悪しはその人の心の善し悪しによるというたとえ。「形影」は物の形とその影で、形が歪めば影も歪むと言う意味。
形影相弔う
けいえいあいとむらう
訪れる人も付き合う人もいない孤独な様子。「形影」は物の形とその影、「弔う」は同情するという意で、自分とその影法師が慰めあうばかりで誰一人訪れず、さびしい様子。
形影相伴う
けいえいあいともなう
夫婦などがいつも一緒で離れず仲むつまじい様子。「形影」は形と影、「相伴う」は常に一緒にいるという意。
毛を見て馬を相す
けをみてうまをそうす
外見だけで物事の価値を判断することのたとえ。毛並みだけを見て馬の値打ちを判断する意から。
功罪相半ばする
こうざいあいなかばする
功績と罪過とが半々で、よいとも悪いともいえないということ。
骨肉相食む
こつにくあいはむ
肉親同士が激しく争うこと。「骨肉」は、親子・兄弟などの血のつながった者の意。
舅の物で相婿もてなす
しゅうとのものであいむこもてなす
自分のふところは痛めずに、人の物を相手にふるまう、ちゃっかりとした行いのたとえ。「相婿」は姉妹の夫どうしのこと。舅のふるまいで出された料理や酒を、相婿が勧め合う意から。「舅の酒で相婿もてなす」
相撲に勝って勝負に負ける
すもうにかってしょうぶにまける
経過は良かったのに、結果的に失敗してしまうたとえ。相撲の内容では優勢だったのに、ちょっとしたはずみで負けてしまうという意から。
相撲に負けて妻の面張る
すもうにまけてつまのつらはる
外でうまくいかないことがあった男が、家で妻に八つ当たりするというたとえ。また、弱い者が自分よりさらに弱い者をいじめるたとえ。相撲に負けて帰った男が、腹いせに妻の顔を殴るということから。「喧嘩に負けて妻の面を張る」ともいう。
性相近し習い相遠し
せいあいちかし ならいあいとおし
人が生まれながらに持っている性質にはあまり差はないが、その後の教育や環境で大きな差が出てくるということ。
同気相求む
どうきあいもとむ
気の合う者同士は、自然と寄り集まるということ。「同気」は同じ気質のこと。
同舟相救う
どうしゅうあいすくう
ふだん仲が悪かったり見知らぬ者同士でも、利害が一致すれば、いざという時は助け合うというたとえ。同じ舟に乗り合わせた人々は、舟が沈みそうな時は力を合わせて助け合うという意から。
同病相憐れむ
どうびょうあいあわれむ
同じような境遇や立場にある者は、互いの気持ちがよく理解できるから同情し合うということ。同じ病気の者同士は、その苦痛がわかるので互いに憐れみ合う意から。
博打と相場は死ぬまで止まぬ
ばくちとそうばはしぬまでやまぬ
博打と相場に入れ込む者は一生やめることができないということ。
人の褌で相撲を取る
ひとのふんどしですもうをとる
人の物を利用して自分の利益を図ることのたとえ。自分の褌を使わず、人の褌を借りて相撲をとるという意から。
武士は相身互い
ぶしはあいみたがい
武士同士は同じ立場にあるのだから、互いに理解し合って助け合うべきだということ。転じて、同じ立場にある者は、思いやりをもって互いに助け合うべきだということ。
物は相談
ものはそうだん
困った時は一人で悩まず誰かに相談すれば、案外名案が浮かびうまくいくものであるということ。また、相談や頼み事をするときに使う前置きのことば。
欲と相談
よくとそうだん
欲得ずくで行動すること。
世は相持ち
よはあいもち
世の中はお互いに助け合っていくことで成り立つということ。「世の中は相持ち」ともいう。
竜虎相搏つ
りゅうこあいうつ
強豪同士が勝負を競うこと。