「虫」を含むことわざ

全15件

一寸の虫にも五分の魂
いっすんのむしにもごぶのたましい
どんなに小さくて弱いものにも、それ相応の意地や考えがあるので侮ってはいけないということのたとえ。わずか一寸の虫でもからだ半分の五分の魂があるという意から。
獅子身中の虫
しし しんちゅうのむし
組織などの内部にいながら害を与える者や、恩を仇で返す者のたとえ。獅子の体内に寄生して、恩恵を受けていながらついには獅子に害を加えて死に至らせる虫の意から。
小の虫を殺して大の虫を助ける
しょうのむしをころしてだいのむしをたすける
小さなものを犠牲にして大きなものを守ること。また、全体を生かすために一部分を犠牲にすることのたとえ。
蓼食う虫も好き好き
たでくうむしもすきずき
人の好みはさまざまであるというたとえ。辛い蓼の葉を好んで食べる虫もいるように、人の好みはいろいろあるという意から。
蓼の虫は蓼で死ぬ
たでのむしはたででしぬ
習い覚えた仕事を一生続け、他の仕事に移らないことのたとえ。辛い蓼の葉を好んで食べる虫は、辛くない他の草に移ろうとはせず、一生蓼を食べ続けるということから。
苦虫を噛み潰したよう
にがむしをかみつぶしたよう
ひどく苦々しい表情のたとえ。「苦虫」は、噛めばさぞかし苦いだろうと想像される虫のこと。
虫が知らせる
むしがしらせる
なんとなく感じるたとえ。予感がすること。
虫が好かない
むしがすかない
なんとなく気にくわないこと。
虫が付く
むしがつく
未婚の女性に好ましくない恋人ができること。
虫酸が走る
むしずがはしる
不快でたまらず、ひどく嫌うたとえ。「虫酸」は胃から出る酸っぱい液体のことで、その液が逆流して吐き気を覚える意から。
虫でも向かってくるものである
むしでもむかってくるものである
小さく弱いものでもそれ相応の意地があるから、場合によっては強敵に立ち向かうこともある。どんな相手でもあなどってはいけないということ。
虫の息
むしのいき
呼吸が弱弱しくて今にも止まりそうなようす。
虫の居所が悪い
むしのいどころがわるい
機嫌が悪くて怒りやすくなっていることのたとえ。
虫も殺さぬ
むしもころさぬ
殺生などできず、やさしくておとなしい人柄であるようす。
雪の明日は裸虫の洗濯
ゆきのあしたははだかむしのせんたく
雪の降った翌日は晴天になることが多いということ。「裸虫」は貧しくて着る物がろくにない人のことで、雪が降った翌日は天気が良く、貧乏人が着ていた物を脱いで洗濯するほど暖かいという意から。