「軽」を含むことわざ

全7件

一寸の光陰軽んずべからず
いっすんのこういんかろんずべからず
ほんのわずかな時間でも無駄にしてはいけないということ。「光陰」は月日、時間の意。
命は鴻毛より軽し
いのちはこうもうよりかろし
命は尊いものだが、正義のためなら捨てても少しも惜しくはないということ。「鴻毛」は鴻の羽毛で、きわめて軽いことのたとえ。
鼎の軽重を問う
かなえのけいちょうをとう
権威ある人の実力や能力を疑うたとえ。「鼎」は古代中国で使われた金属性の器のことで、祭器として用いられたことから、王位の象徴となった。楚の荘王が周を軽んじ、周王室の九鼎の大小や軽重を問うたという故事から。
軽い返事に重い尻
かるいへんじにおもいしり
簡単に引き受けて、なかなか実行しないことのたとえ。いい返事をしても、なかなか尻を上げないという意から。
死は或は泰山より重く或は鴻毛より軽し
しはあるいはたいざんよりおもく あるいはこうもうよりかろし
人の命は重んじて大切に守るべき場合と、潔く捨てるべき場合とがあるというたとえ。「泰山」は中国山東省にある山、「鴻毛」はおおとりの羽毛。人の命は、高い山よりも重く見る場合と、おおとりの羽毛よりも軽く見なければならない場合があるという意から。
罪の疑わしきは軽くし功の疑わしきは重くす
つみのうたがわしきはかるくし こうのうたがわしきはおもくす
罪状が疑わしいときはなるべく罪を軽く、功績の疑わしいときはできるだけ手厚く賞するのがよいということ。「罪の疑わしきは軽くせよ、功の疑わしきは重くせよ」ともいう。
我が物と思えば軽し笠の雪
わがものとおもえばかるしかさのゆき
つらいことも苦しいことも、自分のためだと思えば苦にならないものだというたとえ。笠に降り積もる重い雪も自分のものだと思えば軽く感じられるという意から。江戸時代の俳人、宝井其角の句「我が雪と思へば軽し笠の上」から。