「近」を含むことわざ

全19件

遠水近火を救わず
えんすい きんかをすくわず
遠くのものは、急の用には役立たないというたとえ。遠くの水は、近くの火事を消す役には立たないという意から。
遠慮なければ近憂あり
えんりょなければきんゆうあり
遠い将来を見越した考えを持っていないと、必ず目前に心配事が起こるということ。「遠慮」は、先々のことを思慮すること。「近憂」は、間近の憂いごとの意。
北に近ければ南に遠い
きたにちかければみなみにとおい
一方に都合がよければ、他方には都合が悪いということのたとえ。また、あたりまえであることのたとえ。
君子危うきに近寄らず
くんし あやうきにちかよらず
徳のある人は自分を大事にするので、危険なことには決して近づかないということ。
剛毅朴訥仁に近し
ごうきぼくとつ じんにちかし
強固な意志を持ち、素朴で口数が少ない人物こそ、最高の徳である仁に最も近い人であるということ。
酒と朝寝は貧乏の近道
さけとあさねはびんぼうのちかみち
酒を飲み過ぎ、朝寝をして怠けていれば、たちまち貧乏になってしまうということ。
性相近し習い相遠し
せいあいちかし ならいあいとおし
人が生まれながらに持っている性質にはあまり差はないが、その後の教育や環境で大きな差が出てくるということ。
近くて見えぬは睫
ちかくてみえぬはまつげ
身近なことは気付いて当然なのに、案外わからないものだというたとえ。自分で自分の睫は見えないことから。
近火で手を焙る
ちかびでてをあぶる
目の前の小さな利益を追うたとえ。とりあえず身近にある火で手を焙って暖める意から。
近惚れの早飽き
ちかぼれのはやあき
夢中になるのが早い人は飽きるのも早いということ。「近惚れ」は惚れやすいということ。
近道は遠道
ちかみちはとおみち
近道は危険だったり悪路だったりして結局時間がかかることがある。物事も一見回り道のように見えても安全で確実な道を選ぶほうがいいということ。
遠い親戚より近くの他人
とおいしんせきよりちかくのたにん
いざという時には、遠方に住んでいる親戚より近所の他人の方が頼りになるということ。
遠きに行くは必ず近きよりす
とおきにゆくはかならずちかきよりす
物事を行う場合は、順序を踏んで着実に進めなければならないということ。遠くに行く時も近い場所から歩き始めるという意から。
遠きを知りて近きを知らず
とおきをしりてちかきをしらず
他人のことはよくわかるのに、自分のことはわからないということ。
遠くて近きは男女の仲
とおくてちかきはだんじょのなか
男女の仲は遠く離れているようで、意外に近く、結ばれやすいものであるということ。
遠くの親類より近くの他人
とおくのしんるいよりちかくのたにん
いざという時には、遠方に住んでいる親戚より近所に住んでいる他人の方が頼りになるということ。
遠道は近道
とおみちはちかみち
危険な近道を行くより、一見遠回りのようでも安全で確実な道を行くほうが早く着く。物事も焦らずじっくり行うほうが早く目的を遂げられるというたとえ。
東に近ければ西に遠い
ひがしにちかければにしにとおい
一方に都合よければ、他方には都合が悪く、どちらにも偏らないようにするのは難しいということのたとえ。また、あたりまえであることのたとえ。
夜上がり天気雨近し
よあがりてんきあめちかし
夜のうちに雨が上がり晴れた天気は、長く続かないということ。