「高」を含むことわざ

全28件

空樽は音が高い
あきだるはおとがたかい
中身のない人間ほど得意そうにしゃべりたてるというたとえ。空の樽は叩くと高い音が出ることから。
隠密の沙汰は高く言え
おんみつのさたはたかくいえ
秘密の話はこそこそ言わずに大きな声で話せということ。ひそひそ話は人の好奇心をかきたて注意をひきやすいので、普通に話しているほうが目立たず秘密が守れるという意から。
食わず貧楽高枕
くわずひんらくたかまくら
貧しい暮らしでも、気楽で穏やかに暮らしていることのたとえ。
桂馬の高上がり
けいまのたかあがり
身分や実力に不相応な地位につくと、とかく失敗するおそれがあるということ。将棋で桂馬が進みすぎると歩に取られてしまうことがあることから。
高閣に束ねる
こうかくにつかねる
書物などを高い棚の上に束ねて放置し、活用しないことのたとえ。「高閣」は高い棚のこと。
高山の巓には美木なし
こうざんのいただきにはびぼくなし
地位の高い人は人からねたまれたり、批判されたりすることが多く、その名声を保つのが難しいというたとえ。高山の頂上に生えている木は、激しい風雨のために美しい姿を保つことができないという意から。
高木は風に折らる
こうぼくはかぜにおらる
地位や名声の高い人ほど、人からねたまれたり批判されたりして身を滅ぼしやすいことのたとえ。高い木ほど風当たりが強く折れやすいという意から。「大木は風に折らる」ともいう。
高慢は出世の行き止まり
こうまんはしゅっせのいきどまり
自分の出世を自慢ばかりするようになると、その人は向上しないということ。また、人から嫌われてそれ以上の出世もできなくなるということ。
後光より台座が高くつく
ごこうよりだいざがたかくつく
ものごとは、目立たない基礎の部分に案外お金がかかるというたとえ。仏像は人目につく光背より、目立たない台座のほうが費用がかかるという意から。
敷居が高い
しきいがたかい
不義理などがあって相手の家に行きにくくなることのたとえ。
自慢高慢馬鹿のうち
じまんこうまん ばかのうち
自慢や高慢な態度は愚かしいということ。
自慢高慢酒の燗
じまんこうまんさけのかん
自慢や高慢、酒の燗もいい加減にしておくのがいいということ。
春秋高し
しゅんじゅうたかし
高齢であることのたとえ。「春秋」は、年月・年齢の意。
世間知らずの高枕
せけんしらずのたかまくら
厳しい現実も知らずに、のんびり平然と暮らしている人を皮肉っていう言葉。
先祖に討ち死にさせて高枕
せんぞにうちじにさせてたかまくら
先祖が戦いで手柄を立てて討ち死にし、財産を残してくれたおかげで、子孫が安楽に暮らしているということ。家代々の資産で安逸な生活をおくっている者をあざけっていう言葉。「高枕」は、安心しきっていることのたとえ。
高い舟借りて安い小魚釣る
たかいふねかりてやすいこざかなつる
好きな事のためには、損得など考えないということのたとえ。
高が知れる
たかがしれる
程度がわかり、たいしたことはないということ。「高」は数量や金額の意。
高きに登るには低きよりす
たかきにのぼるにはひくきよりす
物事には順序があり、手近なところから確実に始めるべきだということ。
父の恩は山よりも高く母の恩は海よりも深し
ちちのおんはやまよりもたかく ははのおんはうみよりもふかし
父母の恩は広大で深いということ。両親の愛情をわかりやすくたとえたもの。
天高く馬肥ゆる秋
てんたかくうまこゆるあき
さわやかな秋を言い表す言葉。秋の空は高く澄み渡り、馬もよく食べて太るという意から。「天高く馬肥ゆ」ともいう。
抜かぬ太刀の高名
ぬかぬたちのこうみょう
力量のある人がそれを発揮せず、かえって人から重んじられることのたとえ。また、口先だけ達者で実際に腕前を披露したことのない人をあざけることば。
馬鹿と煙は高いところへ上る
ばかとけむりはたかいところへのぼる
愚か者はおだてにのりやすいというたとえ。
花は折りたし梢は高し
はなはおりたしこずえはたかし
欲しいけれど手に入れる方法がなくて、思うようにいかないことのたとえ。花のついた枝を折りたいが、梢が高くて届かないという意から。
武士は食わねど高楊枝
ぶしはくわねどたかようじ
武士は貧しくて食事ができなくても、食べたふりをして楊枝を使い、他人に空腹を見せないようにするということ。転じて、貧しくても誇りを持って生きるべきだということ。
枕を高くして寝る
まくらをたかくしてねる
気にかかることがなく安眠することのたとえ。心配ごとが何もないさまをいう。
目高も魚のうち
めだかもととのうち
とるに足りないようなものでも仲間には違いがないというたとえ。目高のように小さな魚でも、魚の仲間に違いはないということから。
山高きが故に貴からず
やまたかきがゆえにたっとからず
外観がよくても、内容が伴わなければ立派とはいえないということ。物事は見かけだけで判断してはいけないというたとえ。
洛陽の紙価を高める
らくようのしかをたかめる
著書が大評判で、よく売れることのたとえ。晋の左思が「三都の賦」を作った時、人々がこれを書き写そうと争って紙を買い、洛陽の紙の値段が高くなったという故事から。