「忘」を含むことわざ

全20件

暑さ忘れれば陰忘れる
あつさわすれればかげわすれる
苦しい時が過ぎると、助けてくれた人の恩をとかく忘れがちになるということ。暑さが過ぎると、涼しい物陰のありがたみを忘れてしまうという意から。
雨晴れて笠を忘れる
あめはれてかさをわすれる
苦しみが過ぎれば、すぐに受けた恩を忘れてしまうことのたとえ。雨がやむと、役に立った笠のことを忘れるという意から。
犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ
犬は三日間餌をやってかわいがれば三年間恩を忘れない。犬でさえそうなのだから、人間は受けた恩を忘れてはいけないという戒めの言葉。
魚を得て筌を忘る
うおをえてうえをわする
目的を達してしまうと、それに役立ったものの功労を忘れてしまうというたとえ。「筌」は「うけ」とも言い魚とりの道具。魚を得てしまえば筌は不用になり忘れてしまうという意から。
歌物語の歌忘れ
うたものがたりのうたわすれ
いちばん大事なことがぬけていることのたとえ。「歌物語」は和歌にまつわる話。歌物語を話しながら、歌の文句を忘れてしまったという意から。
老いたる馬は道を忘れず
おいたるうまはみちをわすれず
老馬はいろいろな道を知っており、迷うことがないことから転じて、人生経験の豊かな人はものごとの方針を誤らないというたとえ。中国、斉の桓公が山中で道に迷った時に、老馬を放ち、その後に従って行き、道を見つけたという故事から。
貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる
かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる
人に貸したものは忘れるが、人から借りたものはつい忘れてしまう。人間は身勝手なものだというたとえ。
故郷忘じ難し
こきょうぼうじがたし
生まれ故郷はいつまでもなつかしく、忘れがたいものであるということ。
災害は忘れた頃にやってくる
さいがいはわすれたころにやってくる
災害は人々がその恐ろしさを忘れた頃に、また起こるものであるということ。だから、油断禁物、用心を怠るなという戒めの言葉。「天災は忘れた頃にやってくる」ともいう。物理学者・随筆家の寺田寅彦の言葉とされる。
初心忘るべからず
しょしんわするべからず
ものごとを始めた時の謙虚で真剣な気持ちを忘れてはならないということ。
雀百まで踊り忘れず
すずめひゃくまでおどりわすれず
小さい頃に身についた習慣は、年をとっても改まりにくいというたとえ。雀は死ぬまで、踊るように飛び跳ねるて歩くという意から。
治に居て乱を忘れず
ちにいてらんをわすれず
平和な時でも万一の事を考えて準備を怠るなということ。
天災は忘れた頃にやってくる
てんさいはわすれたころにやってくる
天災はその悲惨さを忘れた頃に、また襲ってくるものであるということ。だから、油断禁物、用心を怠るなという戒めの言葉。「災害は忘れた頃にやってくる」ともいう。物理学者・随筆家の寺田寅彦の言葉とされる。
猫は三年の恩を三日で忘れる
ねこはさんねんのおんをみっかでわすれる
猫は三年飼われても、飼い主への恩を三日で忘れてしまうくらい薄情な動物だということ。
喉元過ぎれば熱さを忘れる
のどもとすぎればあつさをわすれる
苦しいことも過ぎてしまえば忘れてしまうというたとえ。また、苦しい時に受けた恩義も楽になったら忘れてしまうというたとえ。熱いものを飲んでも、のどを過ぎれば口に入れた時の熱さを忘れてしまうという意から。
忘形の交わり
ぼうけいのまじわり
容貌や地位などにとらわれない親しい交わり。
忘年の交わり
ぼうねんのまじわり
年齢差に関係なく、親しく交際すること。
忘憂の物
ぼうゆうのもの
酒のこと。憂いを忘れさせてくれる物という意から。
夢寐にも忘れない
むびにもわすれない
ほんのわずかな間も忘れないということ。「寐」は眠る意。眠って夢を見ている間も忘れないという意から。
忘れたと知らぬには手がつかぬ
わすれたとしらぬにはてがつかぬ
忘れたとか知らないという者には、何を言っても無駄であるということ。