「悪」を含むことわざ
全37件
愛は憎悪の始め
あいはぞうおのはじめ
愛と憎しみは紙一重で、一歩間違えば愛情は憎悪に変わってしまう。愛情にも節度が必要だということ。
悪縁契り深し
あくえんちぎりふかし
悪い縁ほど結びつきが強く断ち切りにくいということ。
悪妻は六十年の不作
あくさいはろくじゅうねんのふさく
悪い妻は夫を一生不幸にするということ。「悪妻は百年の不作」ともいう。
悪事千里を走る
あくじ せんりをはしる
悪い行いは、たちまち世間に広まるというたとえ。「悪事、千里を行く」ともいう。
悪事身にかえる
あくじ みにかえる
自分の犯した悪事は、めぐりめぐって戻ってきて自分を苦しめる結果になるということ。
悪獣もなおその類を思う
あくじゅうもなおそのるいをおもう
猛獣でさえ仲間を思いやる気持ちを持っている。まして人間ならなおさらその気持ちがあるはず、という意。「悪獣」は猛獣のこと。
悪女の深情け
あくじょのふかなさけ
器量の悪い女性ほど愛情や嫉妬心が強いということ。「悪女」は心の悪い女の意ではなく不器量な女のこと。
悪女は鏡を疎む
あくじょはかがみをうとむ
器量の悪い女性が鏡に向かうのを嫌がるように、人間は自分の欠点に触れるのを嫌がるということ。「悪女」は不器量な女のこと。
悪銭身に付かず
あくせんみにつかず
不当な手段で得た金は大切にしないから、とかくつまらないことに使ってしまい残らないものだということ。
悪に強きは善にも強し
あくにつよきはぜんにもつよし
大きな悪事を犯すような悪人ほど、いったん悔い改めれば非常な善人になるということ。
悪人あればこそ善人も顕る
あくにんあればこそぜんにんもあらわる
悪人がいればこそ善人が目立つということ。
悪の裏は善
あくのうらはぜん
悪いことのあとにはいいことが起きるということ。善と悪とは表と裏で、悪いことばかりも続かないし、いいことばかりも続かないということ。
悪の報いは針の先
あくのむくいははりのさき
悪事の報いは、針の先を回るほど早くやってくるということ。
悪は一旦の事なり
あくはいったんのことなり
一時的にうまくいっても悪は長続きせず、結局は正義に勝てないということ。
悪は延べよ
あくはのべよ
悪事をはたらかなければならないなら、できるだけ延期したほうがよい。その間に事情が変わって実行しないですむかもしれないということ。
悪法もまた法なり
あくほうもまたほうなり
たとえ悪い法律であっても、廃止されるまではその法に従わなければならにということ。
当たった者のふの悪さ
あたったもののふのわるさ
悪いことに、たまたま当たった者が不運だったということ。「ふ」は運の意。大勢が罪を犯したのに、そのうちの誰かが見つかったような場合にいう。
悪貨は良貨を駆逐する
あっかはりょうかをくちくする
質の異なる貨幣が同一の価値を持って流通している場合、良質の貨幣は貯蔵・溶解などで市場から姿を消し、悪貨のみが流通するようになるという「グレシャムの法則」のこと。グレシャムは16世紀のイギリスの財政家。
雨の降る日は天気が悪い
あめのふるひはてんきがわるい
あたりまえのこと、わかりきったことのたとえ。
いい後は悪い
いいあとはわるい
いい事があった後は、とかく悪いことが起こりがちであるから、調子に乗ってはいけないということ。
入り船に良い風出船に悪い
いりふねによいかぜでふねにわるい
一方によいことは他方には悪く、両方によいことはないというたとえ。入り船に都合のよい順風は、出船にとっては逆風になるという意から。
苦する良かろう楽する悪かろう
くするよかろうらくするわるかろう
いま苦労すれば将来はよくなり、あとで楽ができるが、いま楽をして遊んで暮らせば、あとで苦労しなければならないということ。
君子は交わり絶ゆとも悪声を出さず
くんしはまじわりたゆともあくせいをださず
徳のある人は人と絶交することがあっても相手の悪口は決して言わないということ。
好事門を出でず悪事千里を行く
こうじもんをいでず あくじせんりをいく
善い行いは、なかなか世間に知られず、悪い行いは、すぐに世間に知れ渡るということ。
後生願いの六性悪
ごしょうねがいのろくしょうあく
来世の安楽を願っていながら、たちの悪いことをするたとえ。「後生願い」は、来世の極楽往生を願うこと。「六性悪」は、喜・怒・哀・楽・愛・悪の六つの感情の「六性」と「性悪」をかけていったもの。
勝れて良き物は勝れて悪し
すぐれてよきものはすぐれてあし
特にすぐれているということは、悪い面も持ち合わせているから、何事も普通がいいということ。
善悪の報いは影の形に随うが如し
ぜんあくのむくいはかげのかたちにしたがうがごとし
影が形に付き随うように、善悪の行為に対する報いは必ずあるということ。
善悪は友による
ぜんあくはともによる
人はつきあう友人しだいで、良くも悪くもなるということ。「人は善悪の友による」ともいう。
善悪は友を見よ
ぜんあくはともをみよ
善人か悪人かを知るには、その人の友人を見よということ。人柄を知るためには、親しい友人の行状が手がかりになるということ。
善には善の報い悪には悪の報い
ぜんにはぜんのむくい あくにはあくのむくい
善行にはいずれ天の恵みがあり、悪行にはいずれ天罰が下るという報いがあるということ。
善人なおもて往生を遂ぐ況んや悪人をや
ぜんにんなおもておうじょうをとぐ いわんやあくにんをや
仏の救いを頼みとしない善人でさえ極楽往生を遂げる。まして、仏の救いにすがるしかない悪人が往生できないわけがないということ。
善の裏は悪
ぜんのうらはあく
いいことのあとには悪いことが起きるということ。善と悪とは表と裏で、いいことばかりも続かないし悪いことばかりも続かないということ。
善は急げ悪は延べよ
ぜんはいそげあくはのべよ
良いことだと思ったら、ただちにに実行せよ。悪いことをしようとする時は、なるべく実行を延ばせということ。
出船によい風は入り船に悪い
でふねによいかぜはいりふねにわるい
一方によければ他方に不利で、両方によいことはないというたとえ。出船に都合のよい順風は、入り船にとっては逆風になるという意から。
女房の悪いは六十年の不作
にょうぼうのわるいはろくじゅうねんのふさく
悪い妻は夫を一生不幸にしてしまうということ。悪い妻をもらうと六十年の不作に匹敵するという意から。
虫の居所が悪い
むしのいどころがわるい
機嫌が悪くて怒りやすくなっていることのたとえ。
悪い親も良い子を望む
わるいおやもよいこをのぞむ
どんな悪人でも、我が子は良い人間であってほしいと望むということ。