「里」を含むことわざ

全22件

赤子のうちは七国七里の者に似る
あかごのうちはななくにななさとのものににる
赤ん坊ははっきりした特長がないので、似てると思って見ればあちこちの誰にでも似て見えるということ。「七国七里」は諸所方々のこと。
悪事千里を走る
あくじ せんりをはしる
悪い行いは、たちまち世間に広まるというたとえ。「悪事、千里を行く」ともいう。
朝茶は七里帰っても飲め
あさちゃはしちりかえってものめ
朝の茶は一日の災難よけなので、飲み忘れて旅立ちしたら、たとえ七里の道を戻ってでも飲むべきだということ。
牛も千里馬も千里
うしもせんりうまもせんり
早い遅い、上手い下手の違いがあっても結局は同じところに到達するというたとえ。牛がゆっくりと歩いても馬が早く走っても千里の道のりはやはり千里で、同じ目的地に着くことから。
縁あれば千里
えんあればせんり
縁があれば千里も離れた所の人と会うこともあるし、結ばれることもあるということ。「縁あれば千里を隔てても会い易し、縁なければ面を対しても見え難し」を略した言葉。
門松は冥土の旅の一里塚
かどまつはめいどのたびのいちりづか
門松はめでたいものだが、飾るたびに年を重ね死に近づくので、いわばあの世に向かう一里塚のようなものだということ。「冥土」は、あの世のこと。「一里塚」は、街道に一里ごとに築かれ、旅人のための里程標となった塚のこと。この歌は一休作という説があり、このあとに「めでたくもありめでたくもなし」と続けてもいわれる。
好事門を出でず悪事千里を行く
こうじもんをいでず あくじせんりをいく
善い行いは、なかなか世間に知られず、悪い行いは、すぐに世間に知れ渡るということ。
酒屋へ三里豆腐屋へ二里
さかやへさんり とうふやへにり
生活するのに非常に不便な場所のたとえ。酒屋へは三里、豆腐屋へは二里の道のりがあるという意から。
囁き千里
ささやきせんり
内緒話は漏れやすく、すぐに遠くまで伝わってしまうということ。小声でひそひそ話したことが、またたく間に遠く千里も離れた所にまで伝わるという意から。
駿河の富士と一里塚
するがのふじといちりづか
かけ離れていて比較にならないことのたとえ。「一里塚」は、街道の一里ごと築かれた土を盛った塚で、この塚と富士山を比べるという意から。
千里眼
せんりがん
遠くの出来事や将来のこと、人の心の中を見通す能力のこと。また、その能力を持つ人のこと。中国後魏の楊逸は、情報網をめぐらして遠方の情報をつかんでいたので、人々が「千里の遠くまで見通す眼を持っている」と驚いたという故事から。
千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず
せんりのうまはつねにあれどもはくらくはつねにはあらず
有能な人材はいつの世にもいるが、その能力を見出して育てる優れた指導者は少ないということのたとえ。「千里の馬」は、一日に千里も走れるほどの優れた馬。転じて、優れた才能の人物。「伯楽」は牛馬の良し悪しを見分ける名人のこと。転じて、人物を見抜いて、その才能を引き出し育てる優れた指導者のこと。いつの時代にも、一日に千里を走るほどの優れた馬はいるが、その名馬の能力を引き出す伯楽は、いつもいるわけではないということから。
千里の馬も蹴躓く
せんりのうまもけつまずく
優れた才能の人物も時には失敗することもあるというたとえ。「千里の馬」は、一日に千里も走れるほどの優れた馬。転じて、優れた才能の人物。
千里の馬も伯楽に会わず
せんりのうまもはくらくにあわず
有能な人も、その真価を見抜いて能力を引き出してくれる人とはなかなか出会えないということ。「千里の馬」は、一日に千里も走れるほどの名馬。転じて、優れた才能の人物。「伯楽」は牛馬の良し悪しを見分ける名人のこと。転じて、人物を見抜いて、その才能を引き出し育てる優れた指導者のこと。
千里の行も足下より始まる
せんりのこうもそっかよりはじまる
どんな遠大な計画も身近なことから始まるというたとえ。千里の道のりも足元の第一歩を踏み出すことから始まるという意から。「千里の道も一歩から」ともいう。
千里の堤も蟻の穴から
せんりのつつみもありのあなから
わずかな油断や不注意が元で大事を引き起こすというたとえ。千里の堤防も蟻の穴が原因で崩れることもあるという意から。
千里の野に虎を放つ
せんりののにとらをはなつ
災いのもとになる危険なものを放置するたとえ。千里四方の野原に虎を野放しにするという意から。「虎を千里の野に放つ」ともいう。
千里の道も一歩から
せんりのみちもいっぽから
どんな遠大な計画も、はじめは身近なことから始まるというたとえ。千里の道のりも踏み出した第一歩からから始まるという意から。「千里の行も足下より始まる」ともいう。
千里一跳ね
せんりひとはね
大きな鳥があっという間に千里も飛んでしまうように、物事を一気に行って大成功することのたとえ。
籌を帷幄に運らし勝ちを千里の外に決す
はかりごとをいあくにめぐらし かちをせんりのほかにけっす
計画や戦略の巧妙なことのたとえ。「籌」は計略、「帷幄」は幕を張りめぐらした本陣、「千里の外」は遠い場所の意。本陣で計略を練り、遠く離れた戦場で勝利するという意から。籌策を帷幄の中に運らし、勝ちを千里の外に決す」ともいう。
昔千里も今一里
むかしせんりもいまいちり
すぐれた人も、年をとれば凡人に劣ってしまうということ。昔は千里を行くことができた駿馬も、今では一里しか行くことができないという意から。
預言者郷里に容れられず
よげんしゃきょうりにいれられず
優れた人物も、身近な人には認められず尊敬されにくいというたとえ。すぐれた預言者も、子どもの頃からよく知っている人たちにとっては、普通の人しか思えず、尊ばれないという意から。