「万」を含むことわざ
全18件
一事が万事
いちじがばんじ
一つの事を見るだけで他のすべての事を推察できるということ。
一人虚を伝うれば万人実を伝う
いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう
一人がでたらめを伝えれば、大勢の人が次々にそれを言いふらして事実にしてしまうということ。
一将功成りて万骨枯る
いっしょうこうなりてばんこつかる
輝かしい功績をあげた人の陰には、多くの人の努力や苦労があるというたとえ。指導者だけが功名を得るのを嘆く言葉。一人の将軍が輝かしい功名をあげた陰には、犠牲となった一万人もの兵士の骨が戦場にさらされているという意から。
一天万乗の君
いってんばんじょうのきみ
天下を治める天子のこと。「一天」は天下、「万乗」は兵車一万台の意。中国の周代、天子は戦時に兵車一万台を徴発できる制度だったことから。「万乗の君」ともいう。
家書万金に抵る
かしょばんきんにあたる
旅先で受け取る家からの手紙は、万金に匹敵するほど貴重だということ。
風邪は万病のもと
かぜはまんびょうのもと
風邪はあらゆる病気のもとであるから、たかが風邪と油断してはいけないということ。「風邪は百病の長」「風邪は百病のもと」ともいう。
食後の一睡万病円
しょくごのいっすい まんびょうえん
食後のひと眠りはからだによいというたとえ。「万病円」は、万病に効果があるといわれた江戸時代の丸薬。
千石取れば万石羨む
せんごくとればまんごくうらやむ
人間の欲望は次から次へと大きくなり、きりがないということ。千石取りになれば、次は万石取りを羨むということから。
千石万石も米五合
せんごくまんごくもこめごごう
たとえ裕福でも、一日に食べる米の量は普通の人と同じだから、人は必要な物が必要なだけあればいいということ。千石や万石の俸禄を取っている人でも、一日に食べる米の量は五合にすぎないという意から。「千石万石も飯一杯」ともいう。
千緒万端遺漏あることなし
せんしょばんたん いろうあることなし
あらゆる点で、まったく手落ちがない様子。「千緒万端」は多くの事柄、「遺漏」は手落ち。
先手は万手
せんてはまんて
機先を制することが、どんな手段より効果的だということ。
千万人と雖も吾往かん
せんまんにんといえどもわれゆかん
自分の信じた道は、たとえ千万人の敵がいても、恐れることなく立ち向かっていくということ。
知恵は万代の宝
ちえはばんだいのたから
すぐれた知恵は後世まで役立つ宝であるということ。
鶴は千年亀は万年
つるはせんねん かめはまんねん
鶴は千年、亀は万年生きるということから、長寿でめでたいことをいう。
天地は万物の逆旅
てんちはばんぶつのげきりょ
この世のすべてのものは、うつろいやすくはかないということのたとえ。「逆旅」は宿屋のことで、天地はあらゆる生物が生まれてから死ぬまでのわずかな間に泊まる宿屋に過ぎないという意から。
万斛の涙
ばんこくのなみだ
とめどなく流れる涙のこと。「斛」は石(こく)で、十斗のこと。万斛は、非常に多い分量のたとえ。
万緑叢中紅一点
ばんりょくそうちゅうこういってん
多数の男性の中に、女性が一人華やかに混じっていることのたとえ。また、多くのものの中で、ただ一つ際立っているもののたとえ。「万緑」は見渡す限り一面の緑、「叢中」はくさむらの中に意。見渡す限りの緑の草木の中に、紅い花が一輪あでやかに咲いている意から。略して「紅一点」ともいう。
目元千両口元万両
めもとせんりょう くちもとまんりょう
目元は千両、口元は万両に値するほど魅力的であるという、美人を形容する言葉。