「乗」を含むことわざ

全15件

脂が乗る
あぶらがのる
魚などに脂肪がついておいしくなること。また、仕事などがおもしろくなり、調子が出ること。
一天万乗の君
いってんばんじょうのきみ
天下を治める天子のこと。「一天」は天下、「万乗」は兵車一万台の意。中国の周代、天子は戦時に兵車一万台を徴発できる制度だったことから。「万乗の君」ともいう。
牛を馬に乗り換える
うしをうまにのりかえる
不利な方から有利な方へかわることのたとえ。足ののろい牛から足の速い馬に乗り換えるという意から。
馬に乗るまでは牛に乗れ
うまにのるまではうしにのれ
高い地位につくためには、まず低い地位で力をつけよということ。また、最善の策がとれない時は、次善の策をとれということのたとえ。馬は牛より速いが、乗馬は難しいから、ひとまず牛に乗って練習せよという意から。
馬には乗ってみよ人には添うてみよ
うまにはのってみよひとにはそうてみよ
いい馬かどうかは乗ってみないとわからないし、人間の善し悪しも付き合ってみなければわからない。何事も自分で経験して確かめないとわからないということ。
馬を牛に乗り換える
うまをうしにのりかえる
すぐれたものを捨て、劣っているものに換えること。足の速い馬から足の遅いうしに乗り換えるという意から。
大船に乗ったよう
おおぶねにのったよう
信頼できるものに任せすっかり安心しきったようす。難破する心配のない大きな船に乗ったようだということから。
煽てと畚には乗りたくない
おだてともっこにはのりたくない
おだてには乗りたくない、ということを強調した言葉。「畚」は、棒で担いで土や石を運ぶ道具。江戸時代、畚は死刑囚を運ぶのにも使われたことから、他人の煽てにも畚にも乗りたくないといったもの。
女は氏無うて玉の輿に乗る
おんなはうじのうてたまのこしにのる
女は低い家柄の生まれでも、容姿や運しだいで、金持ちや高貴な人と結婚できるということ。
駕籠にに乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人
かごににのるひとかつぐひと そのまたわらじをつくるひと
人の生き方は、貧富の差や境遇によってさまざまであるということ。また、そのさまざまな人のつながりで、世の中はうまく成り立っているということ。世の中には駕籠に乗る身分の人もいれば、その駕籠を担ぐひともいる。また、その駕籠かきの履く草履を作る人もいる。人の世は持ちつ持たれつであるという意から。
食い付き馬に乗ったよう
くいつきうまにのったよう
食いつく癖のある馬に乗ると、乗っているのも危ないが降りると馬に食いつかれるので降りられない。危険なことをやめることができないというたとえ。
口車に乗せる
くちぐるまにのせる
巧みな言葉で言いくるめて人をだますことのたとえ。
蹴る馬も乗り手次第
けるうまものりてしだい
乱暴で扱いにくい者でも、頭の上がらない相手がいる、また、上手い扱い方があるということのたとえ。暴れ馬でも乗り手の調教次第でおとなしくなるという意から。
尻馬に乗る
しりうまにのる
深く考えずに、他人の言動に同調して行動することのたとえ。他人の乗っている馬に同乗するという意から。
乗りかかった船
のりかかったふね
物事を始めてしまった以上、中途でやめるわけにはいかないことのたとえ。乗った舟が岸を離れれば途中で降りることができないことから。