「以」を含むことわざ

全16件

油を以って油煙を落とす
あぶらをもってゆえんをおとす
油を使って油煙を落とすように、同種のものをうまく利用して効果を上げることのたとえ。
佚を以って労を待つ
いつをもってろうをまつ
味方はゆっくりと休養し、相手の疲れるのを待って戦うということ。味方はじっくりと休養を取って力を蓄え、遠くから攻めてくる敵の疲れるのを待って迎え討つということ。「佚」は気ままにのんびりするという意。
夷を以て夷を制す
いをもっていをせいす
他国同士を争わせ、自国の安全と利益を図ること。「夷」は、外国の意。「以夷制夷」ともいう。
怨みに報ゆるに徳を以てす
うらみにむくゆるにとくをもってす
恨みのある相手に対しても、恩徳を施すこと。
己を以て人を量る
おのれをもってひとをはかる
人はとかく自分を基準にして、他人のことを判断しがちだということ。
恩を以て怨みに報ず
おんをもってうらみにほうず
恨みのある者に対して、復讐するのではなく、逆に恩徳を施すような広い心で接すること。
管を以て天を窺う
かんをもっててんをうかがう
自分の狭い見識で、大きな問題について勝手な判断を下すたとえ。「管」は「くだ」とも読む。「管の穴から天を覗く」ともいう。
管を以て天を窺う
くだをもっててんをうかがう
狭い見識で、大きな問題について勝手な判断を下すたとえ。「管」は「かん」とも読む。「管の穴から天を覗く」ともいう。
薫は香を以て自ら焼く
くんはこうをもってみずからやく
才能ある人が、その才能のために身を滅ぼすことのたとえ。「薫」は、香草のこと。香草はにおいがよいために焼かれるという意から。
升を以て石を量る
しょうをもってこくをはかる
小人物は、大人物を理解できないということのたとえ。また、小さな基準で大きな物は、はかれないということのたとえ。一升ますで、一石の量を量るという意から。
千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰いゆ
せんじょうのつつみもろうぎのあなをもってついゆ
わずかな油断・不注意から大事が起こるというたとえ。千丈の堤防でも螻(けら)や蟻のあける穴から崩れることもあるという意から。
蟷螂が斧を以て隆車に向かう
とうろうがおのをもってりゅうしゃにむかう
弱者が自分の力を考えずに、強敵に向かうことのたとえ。「蟷螂」はかまきり、「斧」は前足、「隆車」は高くて大きな車の意。かまきりが前足を上げて、大きな車に立ち向かうという意から。「蟷螂の斧」と略すことが多い。
毒を以て毒を制す
どくをもってどくをせいす
悪を排除するのに、他の悪を使うことのたとえ。
火を以て火を救う
ひをもってひをすくう
弊害を除こうとして、かえってその弊害を大きくしてしまうことのたとえ。火は水で消すべきなのに、火を火で消そうとする意から。
類を以て集まる
るいをもってあつまる
似通った者同士は自然に寄り集まるということのたとえ。
和を以て貴しとなす
わをもってとうとしとなす
人々の和こそが、世の中でもっとも尊く大切なことだということ。聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条にある言葉。