「士」を含むことわざ
全14件
一合取っても武士は武士
いちごうとってもぶしはぶし
たとえ貧しくても男には男の誇りと本分があるということ。禄高がたとえ一合でも武士にかわりはないということから。
一富士二鷹三茄子
いちふじ にたか さんなすび
初夢に見ると縁起がいいとされるものを順に並べたことば。
いとこ同士は鴨の味
いとこどうしはかものあじ
いとこ同士の夫婦は、とても仲がよいということのたとえ。味がいい鴨肉のように、仲がいいという意から。
来て見ればさほどでもなし富士の山
きてみればさほどでもなしふじのやま
実際に見ると、想像とは違い大したことがないということが多いというたとえ。富士山はすばらしいと言われているけれども、来てみればそれほどの山ではなかったという意から。
策士策に溺れる
さくし さくにおぼれる
策略に秀でた人は策を練りすぎて、逆に失敗するということ。
士族の商法
しぞくのしょうほう
急に不慣れなことを始めて失敗することのたとえ。明治初期、士族が生計を立てるため慣れない商売に手を出して失敗したことから。
士は己を知る者の為に死す
しはおのれをしるもののためにしす
男子は自分の真価を認めてくれる者のためには、命さえ惜しまずに尽くすということ。「士は己を知る者の為に死し、女は己を説ぶ者の為に容づくる」と続く。
好いた同士は泣いても連れる
すいたどうしはないてもつれる
お互いに好き合った男女は、辛さに泣きながらでも離れず連れ添うものだということ。
駿河の富士と一里塚
するがのふじといちりづか
かけ離れていて比較にならないことのたとえ。「一里塚」は、街道の一里ごと築かれた土を盛った塚で、この塚と富士山を比べるという意から。
千人の諾諾は一士の諤諤に如かず
せんにんのだくだくはいっしのがくがくにしかず
他人の言葉になんでも賛同して従う千人は、権勢に媚びずに正しいと思うことを主張する一人には及ばないということ。「諾諾」は、他人の言葉にさからわないで従うさま。「諤諤」は、正しいと思うことを恐れはばかることなく述べるさま。
花は桜木人は武士
はなはさくらぎ ひとはぶし
花は桜が最も美しく、人は武士が一番だということ。桜がぱっと咲いて散るように、武士の死に際も潔いことから。
武士に二言はない
ぶしににごんはない
武士は信義を重んじるので、一度口にしたことは必ず守るということ。男が一度約束したことは必ず守るということのたとえ。
武士は相身互い
ぶしはあいみたがい
武士同士は同じ立場にあるのだから、互いに理解し合って助け合うべきだということ。転じて、同じ立場にある者は、思いやりをもって互いに助け合うべきだということ。
武士は食わねど高楊枝
ぶしはくわねどたかようじ
武士は貧しくて食事ができなくても、食べたふりをして楊枝を使い、他人に空腹を見せないようにするということ。転じて、貧しくても誇りを持って生きるべきだということ。