「市」を含むことわざ
全7件
市に虎あり
いちにとらあり
事実でないことでも、大勢の人が口にすればみんなが信じるようになるということ。「市」は町の意で、虎が町にいるはずはないが、大勢が「虎がいる」と言えば信じてしまうという故事から。
三人市虎を成す
さんにん しこをなす
事実無根の風説も、多くの人が同じことを言えば、やがては信じられるようになることのたとえ。三人もの人が市に虎がいると言えば、事実でなくても信じ込んでしまうという意から。「市に虎あり」「三人虎を成す」ともいう。
銭なしの市立ち
ぜになしのいちだち
方法や手段も考えずに何かをしようとしても、どうにもならないことのたとえ。銭を持たずに市場に行っても、何も買えずにただ立っているだけという意から。
千金の子は市に死せず
せんきんのこはいちにしせず
金持ちの子は、罪を犯しても金の力によって死罪を免れ、町中で処刑されるようなことにならない。また、金持ち子は、金の力で危険を防ぐことができるので、町中で悪者に殺されるようなことはないということ。金さえあれば身を守ることができるということを皮肉った言葉。「千金」は金持ち、「市」は町の意。
千金を買う市あれど一文字を買う店なし
せんきんをかういちあれどいちもんじをかうみせなし
文字を覚えるためには、自分で学ぶしかないというたとえ。市場ではどんな高価なものも買うことが出来るが、一つの文字も買える店はないという意から。
大隠は市に隠る
たいいんはいちにかくる
本当の隠者は、人里離れたようなところに隠れ住んでいるのではなく、市中で人と交わって暮らしているということ。「大隠」は悟りを開いた隠者の意味。
門前市を成す
もんぜんいちをなす
権勢や名声を慕い、訪れる人が非常に多いたとえ。門の前に人が大勢集まってまるで市場のようであるという意から。