「求」を含むことわざ

全12件

陰に託して影を求む
かげにたくしてかげをもとむ
方法を間違うことのたとえ。物陰に入って自分の影を探すという意から。
勧学院の雀は蒙求を囀る
かんがくいんのすずめはもうぎゅうをさえずる
ふだん見慣れたり聞き慣れたりしていることは、習わなくても自然に身に付くというたとえ。「勧学院」は、平安時代に藤原氏の子弟を教育した学校。「蒙求」は、中国唐の時代に書かれた歴史教訓書。勧学院に住んでいた雀は、学生が蒙求を読むのを聞き覚えて、それをさえずるようになったということから。
木に縁りて魚を求む
きによりてうおをもとむ
方法を誤ると目的を達成できないことのたとえ。木に登って魚を探すという意から。
毛を吹いて疵を求む
けをふいてきずをもとむ
人の欠点を無理に暴き立てようとするたとえ。また、人の過ちを暴こうとして、かえって自分の弱点をさらけ出してしまうたとえ。髪の毛を吹き分けて、隠れている小さな傷を探し求めるという意から。
七年の病に三年の艾を求む
しちねんのやまいにさんねんのもぐさをもとむ
事態が差し迫って慌てても間に合わないので、日ごろの心がけが大事だということ。七年もの間病気に苦しんだあとで、三年乾かさないといけない上等の艾を求めるということから。
死中に活を求める
しちゅうにかつをもとめる
助かる望みがない絶望的な状態の中で、なおも必死に活路を探し求めること。「死中に生を求める」ともいう。
水中に火を求む
すいちゅうにひをもとむ
いくら求めても得ることができないこと。
備わらんことを一人に求むるなかれ
そなわらんことをいちにんにもとむるなかれ
万能な人間などいないのだから、一人の人間に完全無欠を要求してはいけないということ。
同気相求む
どうきあいもとむ
気の合う者同士は、自然と寄り集まるということ。「同気」は同じ気質のこと。
道は邇きに在りて遠きに求む
みちはちかきにありてとおきにもとむ
無駄に高遠なものや難しい理論を求めて、近くの真理を見落としてしまうたとえ。「邇き」は近きの意。真理は近いところにあるのに、わざわざ遠いところにそれを求めるという意から。
求めよさらば与えられん
もとめよ さらばあたえられん
与えられるのを待つのではなく、自ら進んで努力すれば必ずよい結果を得ることが出来るということ。
山に蛤を求む
やまにはまぐりをもとむ
海にすむ蛤を山でとろうとするように、方法を誤ったために決してできないことのたとえ。