「百」を含むことわざ
全34件
朝起き千両夜起き百両
あさおきせんりょうよおきひゃくりょう
朝早く起きて仕事をするほうが、夜働くより能率が上がり得だということ。
明日の百より今日の五十
あすのひゃくよりきょうのごじゅう
不確かな期待よりも、たとえ量が少なくても、今日確実に手にできるもののほうがよいということ。
一日一字を学べば三百六十字
いちにちいちじをまなべばさんびゃくろくじゅうじ
毎日少しずつでも怠らずに勉強を続ければ、積もり積もって大きな成果が得られるというたとえ。
一文惜しみの百知らず
いちもんおしみのひゃくしらず
目先の損得にとらわれて、あとで大損することに気づかない愚かさを嘲笑するたとえ。たった一文惜しんだために、あとで百文もの損失を招く意から。
一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ
いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ
一人の人間がいいかげんなことを言うと、世間の多くの人が、それを真実として広めてしまうことのたとえ。一匹の犬が何かの影を見て吠え出すと、辺りの百匹の犬がそれにつられて吠え出すという意から。
嘘八百
うそはっぴゃく
やたらに嘘をつくこと。また、まったくのでたらめであること。「八百」は数が多いことの意。
江戸は八百八町大坂は八百八橋
えどははっぴゃくやちょう おおさかははっぴゃくやばし
江戸は町の数が多く、大阪には橋が多くて、どちらも町並みが広くにぎわっているということ。「八百八」は実数ではなく、数の多さを表す。
男は裸百貫
おとこははだかひゃっかん
男は無一文でも、働いて財産や地位を築くことができるので、裸でも百貫の値打ちがあるということ。
お百度を踏む
おひゃくどをふむ
願い事が叶うように神前や仏前まで百回往復して祈願すること。また、頼みごとを聞き入れてもらうために、相手のところを何度も繰り返し訪ねること。
お前百までわしゃ九十九まで
おまえひゃくまでわしゃくじゅうくまで
夫婦がともに元気で仲睦まじく長生きしたいと願う言葉。「お前」は夫、「わしゃ」は妻のことで、この後に「共に白髪の生えるまで」と続く。
風邪は百病のもと
かぜはひゃくびょうのもと
風邪はあらゆる病気のもとであるから、用心が必要であるということ。「風邪は百病の長」「風邪は万病のもと」ともいう。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず
敵と味方の情勢をしっかり把握して戦えば、何度戦っても負けることはないという意から。「殆うからず」は、危うくないという意。
かわいさ余って憎さが百倍
かわいさあまってにくさがひゃくばい
かわいいと思う気持ちが強ければ強いほど、いったん憎いと思いはじめると憎み方が特別に激しくなるということ。
堪忍の忍の字が百貫する
かんにんのにんのじがひゃっかんする
怒りを耐え忍ぶ事は、大きな価値があるということ。じっと耐え忍ぶ「忍」の字には銭百貫の値打ちがあるという意から。
聞いた百文より見た一文
きいたひゃくもんよりみたいちもん
人から百文の値打ちと聞かされるより、自分で見たほうが値打ちがあるということ。
愚者の百行より知者の居眠り
ぐしゃのひゃっこうよりちしゃのいねむり
愚か者の数々の行いは、優れた人の居眠りにも及ばないということ。転じて、つまらないものが数多くあるより、よいものが少しあるほうがいいというたとえ。
孝は百行の本
こうはひゃっこうのもと
孝行は、すべての善行の基本となるものであるということ。「百行」は、すべての善いおこないの意。
小言八百愚痴千粒
こごとはっぴゃくぐちせんつぶ
ささいな小言や愚痴など、言っても仕方がないことを延々と言う人のことを評した言葉。
五十歩百歩
ごじっぽひゃっぽ
多少の違いはあっても、本質的には違いがないということ。戦場で五十歩逃げた兵士が、百歩逃げた兵士を臆病だと笑ったが、逃げたことには変わりはないという故事から。
酒は百毒の長
さけはひゃくどくのちょう
酒には良い点はなにもなくて、毒そのものであるということ。
酒は百薬の長
さけはひゃくやくのちょう
酒はほどよく飲めばどんな薬より効果があるということ。
触り三百
さわりさんびゃく
ちょっと関わったばかりに、思いもかけない損害を受けることのたとえ。ちょっと触っただけなのに、三百文の損をするという意から。
三歳の翁百歳の童子
さんさいのおきな ひゃくさいのどうじ
子どもでも知恵も分別もある者もいれば、老人でも無知で愚かな者もいるということ。人の賢さは年齢に左右されないということ。「十歳の翁百歳の童」「八歳の翁百歳の童」ともいう。
思案の案の字が百貫する
しあんのあんのじがひゃっかんする
どんなことをするときも実行する前によく考えて、慎重を期すのが大事だというたとえ。「百貫」は昔の金銭の単位で一貫は千文。転じて価値あるもののたとえ。
四百四病の外
しひゃくしびょうのほか
恋わずらいのこと。「四百四病」は人間のかかるあらゆる病気のことで、それ以外の病という意から。
四百四病より貧の苦しみ
しひゃくしびょうよりひんのくるしみ
人間のかかるあらゆる病気より貧乏のほうがつらいということ。
雀百まで踊り忘れず
すずめひゃくまでおどりわすれず
小さい頃に身についた習慣は、年をとっても改まりにくいというたとえ。雀は死ぬまで、踊るように飛び跳ねるて歩くという意から。
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花
たてばしゃくやく すわればぼたん あるくすがたはゆりのはな
美人の容姿や立ち居ふるまいを形容することば。
道理百遍義理一遍
どうりひゃっぺん ぎりいっぺん
ものの道理を百回聞かせるよりも、たった一度、義理を尽くした行いを見せるほうが、人の心を動かすことができるということ。
二百二十日の荒れ仕舞
にひゃくはつかのあれじまい
立春から数えて、二百二十日の九月十日頃になると、台風の恐れが少なくなるということ。
百川海に朝す
ひゃくせん うみにちょうす
利益のあるところには自然に多くの人が集まることのたとえ。「百川」はあらゆる川、「朝す」は集まるという意。
百年河清を俟つ
ひゃくねんかせいをまつ
いつまで待っても実現する見込みがないことのたとえ。常に濁っている中国の黄河の水が澄むのを百年待ち続けるということから。「河清を俟つ」ともいう。
三つ子の魂百まで
みつごのたましいひゃくまで
幼い時の性格は、年をとっても変わらないということ。
八百長
やおちょう
勝負事において真剣に争っているように見せかけて、実は前もって打ち合わせており、その通りに勝敗を決めること。囲碁の対局で手加減を加えた「八百屋長兵衛」の名からと言う。