「矢」を含むことわざ
全12件
戦を見て矢を矧ぐ
いくさをみてやをはぐ
何か事が起こってから、あわてて準備にとりかかる愚かさをいった言葉。戦いが始まってから矢を作るという意から。
石に立つ矢
いしにたつや
一念を込めて事を行えば、できないことはないというたとえ。漢の李広が石を虎と見誤り、一心に集中して矢を射たところ、矢が石に刺さったという故事から。
一矢を報いる
いっしをむくいる
相手の攻撃に対して反撃すること。「一矢」は、一本の矢。自分への攻撃に対して一本の矢を射返して報復するということから。
刀折れ矢尽きる
かたなおれやつきる
刀が折れ、矢が尽きて戦う手段がなくなってしまったということ。転じて、物事を続けていく手段がなくなったということのたとえ。「弓折れ矢尽きる」ともいう。
帰心矢の如し
きしん やのごとし
故郷や我が家に帰りたいと思う気持ちが募ること。
光陰矢の如し
こういん やのごとし
月日が経つのが早いことのたとえ。「光」は日、「陰」は月の意。月日は、矢が飛ぶようにあっという間に過ぎ去るという意から。
嚆矢
こうし
物事の始まり。「嚆矢」は音を立てながら飛ぶ鏑矢のこと。昔、中国で戦いを始める時合図として矢を射たことから。
白羽の矢が立つ
しらはのやがたつ
多くの人の中から特別に選び出されること。人身御供として選んだ少女の家の屋根に、神が人知れずしるしの白羽の矢を立てたという俗説から。
下手の射る矢
へたのいるや
まともな人間は相手にしやすいが、無茶苦茶人間は相手にしにくいということ。下手な者の射る矢はどこへ飛ぶかわからないので避けようがないという意から。「狐が下手の射る矢を恐る」「下手の鉄砲烏が怖じる」ともいう。
下手の真ん中上手の縁矢
へたのまんなか じょうずのふちや
物事は、時のはずみで意外な結果になることがあるというたとえ。下手な人が的の真ん中を射抜いたり、上手な人が的を外して矢が縁に当たったりするという意から。
弓折れ矢尽きる
ゆみおれ やつきる
弓が折れ、矢も尽きて戦いで敗れてしまうこと。転じて、なすすべがなくなってしまうことのたとえ。「刀折れ、矢尽きる」ともいう。
笑う顔に矢立たず
わらうかおにやたたず
笑顔で接してくる者には、憎しみも自然に消えるというたとえ。