「神」を含むことわざ

全27件

挨拶は時の氏神
あいさつはときのうじがみ
「挨拶」は仲裁の意味。争い事の時、仲裁をしてくれる人が出たら、ありがたい氏神のようなものだから、その仲裁に従うのがよいということ。
商人の嘘は神もお許し
あきんどのうそはかみもおゆるし
商人が商売上の駆け引きで嘘をつくのは、神様も止むを得ないとお許しになるということ。
過つは人の性許すは神の心
あやまつはひとのさが ゆるすはかみのこころ
人は誰でも過ちを犯しやすく、その過ちを許すのは神であるということ。「過ちは人の常、許すは神の業」ともいう。
臆病の神降ろし
おくびょうのかみおろし
臆病な者が神々に祈って加護を求めること。「神降ろし」は巫女などが神霊を呼び招く行為。
恐れ入谷の鬼子母神
おそれいりやのきしもじん
「恐れ入りました」をしゃれていう言葉。「鬼子母神」は、出産・育児の神で、その鬼子母神を祭る東京都台東区入谷と「恐れ入りやした」の「入りや」をかけていったもの。
御神酒上がらぬ神はない
おみきあがらぬかみはない
酒飲みが飲酒することの自己弁護に使う言葉。「御神酒」は、神前に供える酒のこと。神様でさえお酒を召し上がるのだから、人間が酒を飲むのは当たり前だという意から。
怪力乱神を語らず
かいりょくらんしんをかたらず
君子というものは道理にそむいたこと、理性で説明がつかないことは口にしないということ。転じて、不確かなこと、怪しげなことは口にすべきではないということ。「怪力乱神」は、「怪しく不思議なこと」「強い力」「道理を乱すこと」「鬼神」をあわせていったもので、計り知れない不思議な現象や存在のこと。
稼ぐに追い抜く貧乏神
かせぐにおいぬくびんぼうがみ
いくら働いても貧しい人は貧乏から抜け出すことができないというたとえ。
叶わぬ時の神頼み
かなわぬときのかみだのみ
普段は信仰心を持たない者が、事が叶わない時だけ、神様に祈って助けてもらおうとすること。
神様にも祝詞
かみさまにものりと
わかりきったことでも、黙っていては相手に通じないから、口に出して言うほうがよいというたとえ。いくら神様でも、お祈りの言葉を言わなければ願いは通じないという意から。
神は非礼を受けず
かみはひれいをうけず
礼にはずれたことを願っても、神は聞き届けてはくれないということ。
神は自ら助くる者を助く
かみはみずからたすくるものをたすく
神は、他人に頼らず自ら努力する者を助けて幸せを与えるということ。「神は自ら助くる者を助く」ともいう。
苦しい時の神頼み
くるしいときのかみだのみ
信仰心のない者が、苦しい時だけ神に祈って助けてもらおうとすること。
健全なる精神は健全なる身体に宿る
けんぜんなるせいしんはけんぜんなるしんたいにやどる
身体が健康であれば、それに伴って精神も健全であるということ。ローマの詩人ユウェナリスの詩集から出た言葉。本来は「健やかな身体に健やかな精神が宿るように望むべきである」の意。
触らぬ神に祟りなし
さわらぬかみにたたりなし
何事も関係をもたなければ、災いを招くことはないということ。神様と関わりをもたなければ、神様の祟りを受けることはないという意から。
正直の頭に神宿る
しょうじきのこうべにかみやどる
正直な人には必ず神の助けがあるということ。
知らぬ神より馴染みの鬼
しらぬかみよりなじみのおに
どんな人間でも、よく知らない人より身近な人のほうが頼りになるというたとえ。知らない神様より、よく知っている鬼のほうがいいという意から。「知らぬ仏より馴染みの鬼」ともいう。
捨てる神あれば拾う神あり
すてるかみあればひろうかみあり
人から見捨てられることもあれば、親切に助けてくれる人もいる。たとえ不運なことがあってもくよくよするなというたとえ。「捨てる神あれば助ける神あり」ともいう。
精神一到何事か成らざん
せいしんいっとう なにごとかならざん
全精神を集中して懸命におこなえば、どのような難事でも成し遂げることが出来るということ。
知恵ない神に知恵付ける
ちえないかみにちえつける
気付かずにいた人に、よけいな入れ知恵をするというたとえ。
十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人
とおでしんどう じゅうごでさいし はたちすぎればただのひと
子どものころは並外れた秀才と思われていた人も、成長すれば平凡な人間になることが多いということ。
時の氏神
ときのうじがみ
ちょうどよい時期に来て喧嘩の仲裁などをしてくれるありがたい人のこと。
所の神様ありがたからず
ところのかみさまありがたからず
自分の身近にあり、よく知っているものは、そのありがたみが薄いというたとえ。
長崎ばってん江戸べらぼう神戸兵庫のなんぞいや
ながさきばってん えどべらぼう こうべひょうごのなんぞいや
各地の方言の特徴をとらえて語調よくいったことば。続けて「ついでに丹波のいも訛」ともいう。
兵は神速を貴ぶ
へいはしんそくをたっとぶ
戦いで軍隊を動かす時は、迅速なことがもっとも大事なことであるということ。
神輿を上げる
みこしをあげる
座り込んでいた人が立ち上がるたとえ。また行動をおこして仕事にとりかかること。「輿」と「腰」を掛けたことば。
弱みに付け込む風邪の神
よわみにつけこむかぜのかみ
悪いことが重なることのたとえ。