「秋」を含むことわざ
全25件
秋荒れ半作
あきあれはんさく
秋に天候が荒れると、作物の収穫は半減するということ。
秋風が立つ
あきかぜがたつ
男女間の愛情がさめるたとえ。「秋」と「飽き」をかけたことば。
秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む
あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ
秋風が日暮れになると静まるように、夫婦喧嘩も夜になるとおさまるということ。
秋茄子嫁に食わすな
あきなすびよめにくわすな
秋茄子はおいしいから嫁に食べさせたくない、という姑の意地悪。または、秋茄子は身体を冷やす、あるいは種が少ないので子どもが出来なくなると悪いので嫁に食べさせていけないと嫁を思いやることば。
秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる
あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる
秋は晴れた日より雨の日の方が暖かいので、猫も顔を長くし喜ぶということ。
秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる
あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる
年々衰える年寄りの健康状態を、急速に暮れていく秋の夕日にたとえたことば。
秋の扇
あきのおうぎ
男性の愛を失った女性のたとえ。夏に重宝された扇も秋には必要なくなることから。中国漢の成帝の寵愛を失った班婕ヨ(はん しょうよ)という女性が「怨歌行」の詩を詠んだ故事から。
秋の鹿は笛に寄る
あきのしかはふえによる
恋のために身を滅ぼすことのたとえ。また、弱みにつけこまれて危険な目に遭うことのたとえ。秋の発情期、雌鹿の鳴き声に似た笛に雄鹿がおびき寄せられて、人間に捕らえられることから。
秋の日と娘の子はくれぬようでくれる
あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる
秋の日は暮れないようでいて急に暮れるように、大事にされてきた娘も、嫁にくれないように見えて案外簡単にくれるものだということ。
秋の日は釣瓶落とし
あきのひはつるべおとし
秋の日が急速に暮れていくようす。秋の日が、井戸の中へ釣瓶が垂直に速く落ちるように暮れていく意から。
秋葉山から火事
あきばさんからかじ
人を戒める指導的立場の者が、自ら過ちを犯してしまうたとえ。「秋葉山」は火災除けの神を祭る静岡県の秋葉神社のこと。
秋日和半作
あきびよりはんさく
秋の天候の善し悪しで、作物の収穫は半ば決まってしまうということ。
一日千秋の思い
いちじつせんしゅうのおもい
待ち焦がれて、一日が千年もの長さに感じられること。
一葉落ちて天下の秋を知る
いちようおちててんかのあきをしる
わずかな前兆を見て、その後の大事を予知するたとえ。
男心と秋の空
おとこごころとあきのそら
男の愛情は、秋の空模様のように変わりやすいということ。「男心と秋の空は一夜に七度変わる」ともいう。
女心と秋の空
おんなごころとあきのそら
秋の空模様のように、女性の心の変わりやすいということ。
危急存亡の秋
ききゅうそんぼうのとき
生き残るか滅びるかの大きな岐路に立たされている時。「秋」は重大な時期の意。
秋毫
しゅうごう
きわめて僅かなことのたとえ。秋に生え変わった獣のきわめて細い毛の意から。
秋波を送る
しゅうはをおくる
女性が相手の気を引こうとして色目を使うこと。「秋波」は美人の涼やかな目もと。また、女性の媚びを含んだ目つきのこと。
春秋高し
しゅんじゅうたかし
高齢であることのたとえ。「春秋」は、年月・年齢の意。
春秋に富む
しゅんじゅうにとむ
年が若く、長い将来があること。「春秋」は、年月・年齢の意。
春秋の筆法
しゅんじゅうのひっぽう
物事を厳格に批判する態度。また、間接の原因を直接の原因のように言う表現方法。「春秋」は、中国の歴史書で孔子が加筆し、その書き方が厳正だったことから。
千秋楽
せんしゅうらく
芝居や相撲などの興行の最後の日。また、物事の最後のこと。本来は雅楽の曲名で、法会の最後に演奏されたことから。
天高く馬肥ゆる秋
てんたかくうまこゆるあき
さわやかな秋を言い表す言葉。秋の空は高く澄み渡り、馬もよく食べて太るという意から。「天高く馬肥ゆ」ともいう。
物言えば唇寒し秋の風
ものいえばくちびるさむしあきのかぜ
余計なことを言うと、思いがけない災難を招くということ。松尾芭蕉の句。