「耳」を含むことわざ
全15件
馬の耳に念仏
うまのみみにねんぶつ
人の意見や忠告を上の空で聞き流すため、まったく効果のないことのたとえ。
壁に耳あり障子に目あり
かべにみみありしょうじにめあり
隠し事は、いつどこで誰が見たり聞いたりしているかわからないので、注意せよということ。密かに話しているつもりでも、壁に耳を当てて聞いたり、障子に穴をあけてのぞいている者がいるかもしれないという意から。「壁に耳障子に目」「壁に耳」「障子に目」ともいう。
牛耳を執る
ぎゅうじをとる
集団の中心となって思うままに主導権を握ること。中国の春秋戦国時代、諸侯が同盟を結ぶ時、中心となる人物が牛の耳を裂いて出した血をすすって結束を誓い合ったという故事から。「牛耳る」という言葉もここから出たもの。
口耳の学
こうじのがく
聞いたことをそのまま人に話すだけの、自分の身につかない学問のこと。受け売りの学問のこと。「口耳」は、耳から口までのわずかな距離のことで、耳から入ってすぐ口から出るという意から。
地獄耳
じごくみみ
一度聞いたらいつまでも忘れないことや、人の噂や秘密などを素早く聞き込んでいることのたとえ。また、そういう人のこと。
耳順
じじゅん
六十歳のこと。『論語』の「六十にして耳順う」から、他人の言葉も素直に聞けるようになると年齢という意。
杓子は耳搔きにならず
しゃくしはみみかきにならず
大きいものが、必ずしも小さいものの代わりのなるとはかぎらないことのたとえ。形が似ていても、杓子は大きすぎて耳かきには使えないということから。
忠言耳に逆らう
ちゅうげん みみにさからう
忠告の言葉は、なかなか相手に素直に聞き入れられにくいということ。
寝耳に水
ねみみにみず
不意の出来事に驚くことのたとえ。寝ている時に、不意に耳に水が入り驚くことから。また、寝ている時に水の音を耳にして驚くことからともいう。
右の耳から左の耳
みぎのみみからひだりのみみ
何を聞いても聞いたはしから忘れてしまうことのたとえ。右の耳から入って、すぐに左の耳へ抜けてしまう意から。
耳に胼胝ができる
みみにたこができる
何度も同じ事を聞かされてうんざりすることのたとえ。皮膚を繰り返し圧迫すると、たこができるということから。
耳を洗う
みみをあらう
世俗的な立身出世を避け、清廉潔白を保つこと。中国古代の聖帝堯(ぎょう)から、天子の位を譲ろうと言われた許由(きょゆう)が、汚れた話を聞いたと水で耳を洗ったという故事から。「耳を滌ぐ」ともいう。
耳を掩うて鐘を盗む
みみをおおうてかねをぬすむ
良心に背くことをしながら、あえて何も考えないようにすること。、また、うまく悪事を隠したつもりでも、実際はすっかり知れ渡っていること。ある男が、盗もうとした鐘が大きすぎるので、割って運ぼうと槌で叩くと大きな音がして、人に聞かれるのを恐れて、愚かにも自分の耳をふさいだという故事から。「耳を掩うて鈴を盗む」ともいう。
耳を貴び目を賤しむ
みみをたっとび めをいやしむ
遠くのものを有難がり、身近にあるものを軽んじることのたとえ。また、昔を貴び現在を軽視することのたとえ。人から聞いたことを尊重し、自分の目で見たことを大事に思わないという意から。「耳を信じて目を疑う」ともいう。
目から入って耳から抜ける
めからはいってみみからぬける
見ただけで何も覚えず、理解していないことのたとえ。