「負」を含むことわざ

全26件

負うた子に教えられて浅瀬を渡る
おうたこにおしえられてあさせをわたる
人は時には自分より経験の浅い年下の者から物事を教わることもあるというたとえ。背中に負ぶった子に浅瀬を教えられて川を無事に渡るという意から。
負うた子より抱いた子
おうたこよりだいたこ
身近なことを優先したり、大事にするのが人情だというたとえ。背中に負ぶった子より前に抱いている子を先に面倒見てしまう意から。
負うた子を三年探す
おうたこをさんねんさがす
手近にあることに気づかず、長い間あちこちを探し回るたとえ。背中に負ぶった子どもをどこへ行ったと三年も探す意から。
負ぶえば抱かりょう
おぶえばだかりょう
いい気になって甘えることのたとえ。負んぶしてやると次には抱っことねだることから。「負んぶすれば抱っこ」「負んぶに抱っこ」ともいう。
負わず借らずに子三人
おわずからずにこさんにん
人の世話にならず、借金もなく、子どもが三人ぐらいいる家庭が理想的で幸福だということ。
負んぶすれば抱っこ
おんぶすればだっこ
一つ何かをしてやると、いい気になって甘えることのたとえ。負んぶしてやると次には抱っことねだることから。「負ぶえば抱かりょう」「負んぶに抱っこ」ともいう。
勝った自慢は負けての後悔
かったじまんはまけてのこうかい
勝負に勝った時に自慢しすぎると、負けた時に引っ込みがつかず、恥ずかしい思いをして後悔するということ。
勝つも負けるも時の運
かつもまけるもときのうん
勝ち負けは、その時々の運によるもので、実力だけで決まるものではないということ。多く、勝負に負けた人への慰めの言葉として使われる。「負けるも勝つも時の運」「勝負は時の運」ともいう。
勝てば官軍負ければ賊軍
かてばかんぐん まければぞくぐん
戦いに勝ったほうが、道理のあるなしにかかわらず正しいことになり、負けたほうがすべて悪いことになるというたとえ。単に「勝てば官軍」ともいう。
鴨が葱を背負って来る
かもがねぎをしょってくる
好都合が重なって、ますます都合の良い状況になることのたとえ。鴨鍋に必要な鴨が、葱を背負ってやってくるという意から。多く、お人好しが人に利益を与える材料を持ってやってくることをいう。略して「鴨葱」ともいう。
堪忍五両負けて三両
かんにんごりょう まけてさんりょう
我慢には大きな値打ちがあるということ。堪忍には五両の価値があり、たとえ堪忍がやや足りなくても三両の価値があるという意から。
笈を負う
きゅうをおう
故郷を離れて勉学すること。「笈」は、本を入れて背負う箱。本箱を背負って遠くへ勉学をしに行くという意から。
碁で負けたら将棋で勝て
ごでまけたらしょうぎでかて
あることで失敗してもくよくよせず、別の事で取り返せということ。
皿嘗めた猫が科を負う
さらなめたねこがとがをおう
悪事をはたらいた主犯が罪を逃れ、悪事に少しだけ関係した小者が罰せられるたとえ。皿の上の魚を食べた猫はとっくに逃げてしまい、そのあと皿を嘗めただけの猫が罪を着せられるという意から。
師匠のはな負け
ししょうのはなまけ
最初は師匠が弟子に負けることもあるが、回を重ねると弟子が負け、やはり師匠の実力にはかなわないということ。勝負事で初めに負けたものが負け惜しみにいう言葉。
勝負は時の運
しょうぶはときのうん
勝負はその時々の運によるもので、必ずしも実力通りに決まるものではないということ。
相撲に勝って勝負に負ける
すもうにかってしょうぶにまける
経過は良かったのに、結果的に失敗してしまうたとえ。相撲の内容では優勢だったのに、ちょっとしたはずみで負けてしまうという意から。
相撲に負けて妻の面張る
すもうにまけてつまのつらはる
外でうまくいかないことがあった男が、家で妻に八つ当たりするというたとえ。また、弱い者が自分よりさらに弱い者をいじめるたとえ。相撲に負けて帰った男が、腹いせに妻の顔を殴るということから。「喧嘩に負けて妻の面を張る」ともいう。
抱かさせば負ぶさる
だかさせばおぶさる
他人の力を当てにして、つけあがって甘えることのたとえ。抱っこしてやると次には負んぶとねだることから。
非学者論に負けず
ひがくしゃ ろんにまけず
無学な者は道理を知らず、がむしゃらに自分の説を主張してなかなか議論に負けない。だから道理のわからない者を相手に議論しても意味がないということ。
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し
ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし
人生は長く苦しいものだから、辛抱強く努力を重ねて着実に進んでいかなければならないという教え。徳川家康の遺訓から。
負け惜しみの減らず口
まけおしみのへらずぐち
負けた者が強情を張って憎まれ口を叩くこと。
負けるが勝ち
まけるがかち
相手に勝ちを譲っておくほうが、結局は得策だということ。
世の中は年中三月常月夜嬶十七俺二十負わず借らずに子三人
よのなかはねんじゅうさんがつじょうつきよ かかあじゅうしちおれはたち おわずからずにこさんにん
世の中は、いつも三月頃の温暖な気候で、夜は明るい月夜、妻は十七歳自分は二十歳、責任も借金もなく、子どもは三人持つ暮らしが望ましいということ。江戸時代の庶民のささやかな願望をいった言葉。
論に負けても実に勝つ
ろんにまけてもじつにかつ
議論で言い負かされても実利的に得になるほうが、実際の勝ちだということ。
論に負けても理に勝つ
ろんにまけてもりにかつ
議論では言い負かされても、ものの道理では自分のほうが正しいということ。