「貧」を含むことわざ

全33件

家貧しくして孝子顕る
いえまずしくしてこうしあらわる
貧乏な家庭では、子どもも親を助けるために働いたりするので、その孝行ぶりが目立って人に知られるようになるということ。
家貧しくして良妻を思う
いえまずしくしてりょうさいをおもう
貧乏をすると、この境遇を一緒に乗り越えてくれる良い妻が欲しいと、つくつぐ思うということ。
居ない者貧乏
いないものびんぼう
その場に居合わせない者は、分け前をもらえなかったり、自分のうわさ話をされたりして、いろいろと損をするということ。
奢る者は心常に貧し
おごるものはこころつねにまずし
贅沢な生活を好む者は、満足することを知らず、満たされずに常に不平不満の気持ちを持ち続け、その心は貧しいということ。
稼ぐに追い着く貧乏なし
かせぐにおいつくびんぼうなし
一生懸命働けば、貧乏に苦しむことはないというたとえ。「稼ぐに貧乏追い付かず」「辛抱に追い付く貧乏なし」「稼げば身立つ」ともいう。
稼ぐに追い抜く貧乏神
かせぐにおいぬくびんぼうがみ
いくら働いても貧しい人は貧乏から抜け出すことができないというたとえ。
器用貧乏人宝
きようびんぼうひとたから
器用な人は、人の役に立って重宝がられるが、自分はいっこうにうだつが上がらず貧乏するということ。「細工貧乏人宝」ともいう。
食わず貧楽高枕
くわずひんらくたかまくら
貧しい暮らしでも、気楽で穏やかに暮らしていることのたとえ。
細工貧乏人宝
さいくびんぼうひとだから
手先の器用な人は、人の役に立って重宝がられるが、自分は大成せずに貧乏しているということ。「器用貧乏人宝」ともいう。
酒と朝寝は貧乏の近道
さけとあさねはびんぼうのちかみち
酒を飲み過ぎ、朝寝をして怠けていれば、たちまち貧乏になってしまうということ。
七細工八貧乏
しちざいくはちびんぼう
なんでもできるような器用な人は、一つの事に専念できずに、どれも中途半端になり、結局は貧乏するということ。「七細工」は器用のこと。「八貧乏」は「七細工」に調子を合わせて言った言葉。「八細工七貧乏」ともいう。
死ぬ者貧乏
しぬものびんぼう
生きてさえいれば、どんな幸運にめぐり合うかもしれないのに、死んでしまってはどうにもならない。死んだ者が一番損だということ。
四百四病より貧の苦しみ
しひゃくしびょうよりひんのくるしみ
人間のかかるあらゆる病気より貧乏のほうがつらいということ。
正直貧乏横着栄耀
しょうじきびんぼう おうちゃくえよう
正直者はその正直さゆえに貧乏な生活に甘んじているのに対し、押しが強くずる賢い者は成功して栄えるというたとえ。
職人貧乏人宝
しょくにんびんぼうひとだから
職人は、人の役に立って重宝がられるが、自分は大成せずに貧乏しているということ。
赤貧洗うが如し
せきひんあらうがごとし
非常に貧しくて、まるで洗い流したように何もない様子。「赤」は、何もないという意。
馬鹿を笑うも貧乏を笑うな
ばかをわらうもびんぼうをわらうな
愚か者は自分が悪いのだが、貧乏は本人のせいばかりではないので、笑ってはいけないという戒めの言葉。
八細工七貧乏
はちざいく しちびんぼう
なんでもできるような器用な人は、一つの事に専念できずに、どれも中途半端になり、そのためにかえって貧乏するということ。「八細工」は器用のこと。「七貧乏」は「八細工」に調子を合わせて言った言葉。「七細工八貧乏」ともいう。
貧すれば鈍する
ひんすればどんする
貧乏すると生活苦のために、頭の働きも愚鈍になるということ。また、貧乏になるとどんな人でも心がさもしくなるということ。
貧にして楽しむ
ひんにしてたのしむ
貧しくても、それなりに楽しみを持って生活していくということ。
貧の盗みに恋の歌
ひんのぬすみにこいのうた
人間は必要に迫られれば、なんでもするというたとえ。貧乏すれば盗みも働くし、恋をすれば歌を詠むという意から。
貧は諸道の妨げ
ひんはしょどうのさまたげ
金がなければ何もできず、貧乏は何をするにも妨げになるということ。
貧乏柿の核沢山
びんぼうがきのさねだくさん
貧乏人に子どもが多いことのたとえ。「貧乏柿」は小さい渋柿、「核」は種のことで、渋柿は実が小さいのに種が多い意から。
貧乏怖いものなし
びんぼうこわいものなし
失う物を持たない人に、怖いものは何もないということ。
貧乏難儀は時の回り
びんぼうなんぎはときのまわり
貧乏したり苦労したりするのは、時のめぐりあわせにすぎないから悲観することはないということ。
貧乏人の子沢山
びんぼうにんのこだくさん
貧乏な人にかぎって子どもが多いということ。
貧乏は達者の基
びんぼうはたっしゃのもと
貧乏な人は、身体を動かして一生懸命働くので丈夫で健康だということ。
貧乏花好き
びんぼうはなずき
見分不相応なことのたとえ。貧乏人が花作りを好むという意から。
貧乏暇なし
びんぼうひまなし
貧乏すると、生活に追われて少しも時間の余裕がないということ。
貧ほど辛いものはなし
ひんほどつらいものはなし
悲しいことやつらいことがたくさんある世の中で、貧乏ほどつらいことはないということ。
富貴には他人集まり貧賤には親戚も離る
ふうきにはたにんあつまり ひんせんにはしんせきもはなれる
地位や財産のある者には赤の他人も寄ってくるが、貧乏な者には親戚さえも寄り付かないということ。
夫婦喧嘩は貧乏の種蒔き
ふうふげんかはびんぼうのたねまき
いつも夫婦喧嘩をしている家庭は、だんだん貧乏になっていうという戒めのことば。
痩せ我慢は貧から起こる
やせがまんはひんからおこる
不自由を我慢するのも、貧乏でどうしようもないからで、好き好んで我慢する者はいないということ。