「長」を含むことわざ
全31件
行く行くの長居り
いくいくのながおり
「もう帰る、もう帰る」と言いながら、なかなか帰らずいつまでも話し込んで長居をすること。
一日の長
いちじつのちょう
経験・知識が他の人より少しだけ優れていること。その人より一日分年長であるという意から。
命長ければ恥多し
いのちながければはじおおし
長く生きていれば、それだけ恥をかく事も多くなるということ。「長生きは恥多し」ともいう。
生まれながらの長老なし
うまれながらのちょうろうなし
生まれながらにすぐれた人間などいるはずもなく、みんな長い間の修養や経験をつんで立派な人間になるということ。
江戸の敵を長崎で討つ
えどのかたきをながさきでうつ
意外な場所で、または筋違いのことで、昔の恨みの仕返しをするたとえ。江戸で恨みを受けた相手を、遠い長崎で討ち果たすということから。
帯に短し襷に長し
おびにみじかし たすきにながし
中途半端で役に立たない物事のたとえ。帯にするには短く、襷にするには長すぎて結局は使えないという意から。
芸術は長く人生は短し
げいじゅつはながく じんせいはみじかし
人の一生は短いが、すぐれた芸術作品は作者の死後も後世に残るということ。古代ギリシャの医師ヒポクラテスの言葉「医術をきわめるには長い年月がかかるが、人の一生は短い」から転じたもの。
酒は百毒の長
さけはひゃくどくのちょう
酒には良い点はなにもなくて、毒そのものであるということ。
酒は百薬の長
さけはひゃくやくのちょう
酒はほどよく飲めばどんな薬より効果があるということ。
渋柿の長持ち
しぶがきのながもち
何の取り柄もない人や悪人が長生きすることのたとえ。そのまま食べられない渋柿は人に採られることなく長く木に残っているということから。
尺も短き所あり寸も長き所あり
しゃくもみじかきところあり すんもながきところあり
場合によっては賢い者も劣ることがあり、愚かな者が勝る場合もあるというたとえ。尺でも短くて足りないこともあり、寸でも長すぎることがあるということから。
沙弥から長老
しゃみからちょうろう
一足飛びに出世することのたとえ。「沙弥」は仏門に入ったばかりの修行未熟な若い僧、「長老」は徳の高い僧。
沙弥から長老にはなれぬ
しゃみからちょうろうにはなれぬ
物事には順序があり、一足飛びには上に進めないというたとえ。「沙弥」は仏門に入ったばかりの修行未熟な若い僧、「長老」は徳の高い僧。
世故に長ける
せこにたける
世間の事情を知り尽くしていて、世渡りがうまい様子。「世故」は、世間の習慣やならわしのこと。
長所は短所
ちょうしょはたんしょ
自分の長所を過信すると思わぬ失敗をすることがある。長所も時には短所になるということ。
長蛇を逸す
ちょうだをいっす
絶好の機会や非常に惜しい物などを取り逃がすこと。
長い浮き世に短い命
ながいうきよにみじかいいのち
この世が長く続いているのに比べて、人の命ははかなく短いということ。「長い月日に短い命」ともいう。
長生きは恥多し
ながいきははじおおし
長生きすればするほど、恥をかくことも多くなるということ。「命長ければ恥多し」ともいう。
長居は恐れ
ながいはおそれ
他人の家に長く居るのはよくないということ。
長居は無用
ながいはむよう
その場に長く居るのはよくないので、早々に引き上げたほうがよいということ。
長い目で見る
ながいめでみる
現状だけで判断せず、気長に将来を見守ること。
長い物には巻かれろ
ながいものにはまかれろ
力のある者には反抗せずに、おとなしくしているのが得策だということ。
長追いは無益
ながおいはむえき
勝ちに乗じて深追いすると、思わぬ反撃を受け不利な立場に陥ることもあるので、ほどほどにするのが賢明ということ。「長追いは無用」ともいう。
長口上は欠伸の種
ながこうじょうはあくびのたね
長話は人を退屈させるから、話は簡潔にせよということ。
長崎ばってん江戸べらぼう神戸兵庫のなんぞいや
ながさきばってん えどべらぼう こうべひょうごのなんぞいや
各地の方言の特徴をとらえて語調よくいったことば。続けて「ついでに丹波のいも訛」ともいう。
退けば長者が二人
のけばちょうじゃがふたり
相性のわるい者同士が一緒にいるより、お互いに独立したほうがうまくいくということ。
下手の長糸上手の小糸
へたのちょういと じょうずのこいと
裁縫の下手な人は、針にむやみに長い糸を通して縫いにくくするが、上手な人は必要なだけの糸を使って仕事をしやすくするということ。下手な人ほど無駄なことをし、上手な人は要領よくやるというたとえ。「下手の長糸遣い」ともいう。
下手の長談義
へたのながだんぎ
話の下手な人にかぎって、長々と話をするということ。「下手の長口上」ともいう。上方いろはがるたの一つ。
細くも長けれ
ほそくもながけれ
たとえ細々とでも長生きするのが大事だということ。
無用の長物
むようのちょうぶつ
あっても何の役に立たず、かえって邪魔になるもののたとえ。「長物」は長すぎて用をなさないものの意から、無駄なもののこと。
八百長
やおちょう
勝負事において真剣に争っているように見せかけて、実は前もって打ち合わせており、その通りに勝敗を決めること。囲碁の対局で手加減を加えた「八百屋長兵衛」の名からと言う。