「雀」を含むことわざ

全10件

燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや
えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや
小人物には、大人物の志は理解できないということのたとえ。「燕雀」は小さな鳥の意から転じて小人物、「鴻鵠」は大きな鳥の意から転じて大人物のこと。
勧学院の雀は蒙求を囀る
かんがくいんのすずめはもうぎゅうをさえずる
ふだん見慣れたり聞き慣れたりしていることは、習わなくても自然に身に付くというたとえ。「勧学院」は、平安時代に藤原氏の子弟を教育した学校。「蒙求」は、中国唐の時代に書かれた歴史教訓書。勧学院に住んでいた雀は、学生が蒙求を読むのを聞き覚えて、それをさえずるようになったということから。
雀海に入って蛤となる
すずめ うみにいってはまぐりとなる
思いがけない変化があることのたとえ。晩秋の海辺で騒ぐ雀が蛤になるという中国の古い俗信から。
雀の千声鶴の一声
すずめのせんこえつるのひとこえ
つまらない者がいろいろ言うよりも、すぐれた者の一声のほうが勝っているというたとえ。「鶴の一声」だけでも使われる。
雀の涙
すずめのなみだ
ごく僅かなもののたとえ。雀が流す少量の涙の意で、多くは金銭について言われる。
雀の糠喜び
すずめのぬかよろこび
喜んだのに当てがはずれることのたとえ。雀が籾を見つけて喜んだ後、米はなくて糠ばっかりでがっかりしたという意から。
雀百まで踊り忘れず
すずめひゃくまでおどりわすれず
小さい頃に身についた習慣は、年をとっても改まりにくいというたとえ。雀は死ぬまで、踊るように飛び跳ねるて歩くという意から。
闘う雀人を恐れず
たたかうすずめ ひとをおそれず
何かに無我夢中になっている者は、思いがけない力を発揮するというたとえ。雀のような弱い鳥でも戦っている時は、人間が近づいても逃げようとしないという意から。「闘雀人を恐れず」ともいう。
闘雀人を恐れず
とうじゃくひとをおそれず
何かに無我夢中になっている者は、思いがけない強さを発揮するというたとえ。雀のような弱い鳥でも喧嘩をしている時は、人間が近づいても恐れないという意から。「闘う雀、人を恐れず」ともいう。
門前雀羅を張る
もんぜんじゃくらをはる
訪れる人もなく、ひっそりしていることのたとえ。「羅」は網のこと。門前に雀を捕る網が張れるほどさびれているという意から。単に「門前雀羅」ともいう。