「難」を含むことわざ
全25件
言うは易く行うは難し
いうはやすくおこなうはかたし
口で言うのは簡単だが、言ったことを実行するのは難しいということ。
一日再び晨なり難し
いちじつふたたびあしたなりがたし
一日に二度朝が来ることがない。だから時間を大切にして勉学に励めという戒めのことば。「晨」は朝の意。
一難去ってまた一難
いちなんさってまたいちなん
災難が次々と襲ってくるたとえ。
色の白いは七難隠す
いろのしろいはしちなんかくす
色が白ければ、顔かたちに多少の欠点があっても気にならないということ。
曰く言い難し
いわくいいがたし
簡単には言い表せない、説明できないということ。
謂われを聞けば有難や
いわれをきけばありがたや
わけがわからず見てつまらないものも、その由来を聞くと急にありがたみが増すということ。
縁なき衆生は度し難し
えんなきしゅじょうはどしがたし
人の忠告を聞き入れようとしない者は、救いようがないということ。「縁」は、ここでは仏縁の意。「衆生」は、仏が慈悲を垂れる人間。「度す」は、悟りを開かせること。仏縁のない者は、たとえ仏でも救いようがないという意から。
難きを先にし獲るを後にす
かたきをさきにし うるをのちにす
困難な仕事を先に行い、自分の利益は後回しにすること。
噛み合う犬は呼び難し
かみあういぬはよびがたし
何かに熱中していると、他から何を言われても耳に入らないというたとえ。争って噛み合っている犬は、こちらの声が聞こえずいくら呼んでも来ないという意から。
艱難汝を玉にす
かんなん なんじをたまにす
人間は多くの苦労を経験することのよって立派な人物になれるということ。「艱難」は難儀・苦難、「玉にす」は美しくする・立派にするという意。
兄たり難く弟たり難し
けいたりがたく ていたりがたし
両方ともすぐれていて、優劣つけがたいたとえ。一方を上位の兄とすることもむずかしく、一方を下位の弟とすることもむずかしいという意から。
故郷忘じ難し
こきょうぼうじがたし
生まれ故郷はいつまでもなつかしく、忘れがたいものであるということ。
孤掌鳴らし難し
こしょうならしがたし
人間は一人きりでは生きられないこと、何もすることが出来ないことのたとえ。「孤掌」は、片方の手のひら。片方の手のひらだけでは、手を打ち鳴らすことは出来ないという意から。
材大なれば用を為し難し
ざい だいなればようをなしがたし
材木が大きすぎると使いづらいという意味。転じて、立派すぎる人物は世の中になかなか受け入れられないというたとえ。
災難なら畳の上でも死ぬ
さいなんならたたみのうえでもしぬ
災難はいつどこで起こるかわからないということ。安全な畳の上でも滑って転び、打ち所が悪くて死ぬことがあるという意から。
災難の先触れはない
さいなんのさきぶれはない
人はいつ災難に遭うかわからないから、日頃の用心が大切であるということ。
山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し
さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし
山中にいる賊を討伐するのは簡単だが、心の中の邪念に打ち勝つのは難しいというたとえ。
少年老い易く学成り難し
しょうねんおいやすくがくなりがたし
年月は油断しているうちに、たちどころに過ぎ、すぐに年をとってしまう。学問を修めるのは難しいので、若いうちから時間を無駄にせず勉学に励めというおしえ。
師走女房難つけな
しわすにょうぼうなんつけな
年の瀬は忙しく、女たちは身なりに構う暇などないので、文句を言ったりするなということ。
生は難く死は易し
せいはかたく しはやすし
苦しみに耐えて生きるのは難しいが、苦しみに耐えられず死を選ぶのは容易であるということ。
創業は易く守成は難し
そうぎょうはやすくしゅせいはかたし
新しく事業を始めることはたやすいが、その事業を受け継いで守ることは難しいということ。唐の太宗が「創業と守成のどちらが難しいか」と尋ねたときに、魏徴が「守成」と答えたという故事に基づく。
測り難きは人心
はかりがたきはひとごころ
人の心ほど理解しがたいものはないということ。また、人の心が変わりやすく頼りにならないことにもいう。
人の七難より我が十難
ひとのしちなんよりわがじゅうなん
人の欠点は少しのことでも気がつくが、自分の欠点はなかなか気がつかないというたとえ。「難」は難点の意。「人の七難より我が八難」ともいう。
人の十難より我が一難
ひとのじゅうなんよりわがいちなん
人の身に起こった多くの災難より、自分の身に起きた小さな災難のほうが大ごとだということ。
貧乏難儀は時の回り
びんぼうなんぎはときのまわり
貧乏したり苦労したりするのは、時のめぐりあわせにすぎないから悲観することはないということ。