「雪」を含むことわざ
全17件
空き家の雪隠
あきやのせっちん
返事がない、応答がないことのたとえ。「雪隠」は便所のことで、空き家では使う人がないから「肥えなし」でそれを「声なし」にかけたしゃれ。
会稽の恥を雪ぐ
かいけいのはじをすすぐ
戦いに敗れた屈辱、他人から受けた恥辱や恨みを晴らすこと。
考えは雪隠
かんがえはせっちん
よい考えを得るには、誰にも邪魔されずにゆっくり考えることができる便所がいいということ。「雪隠」は、便所のこと。
蛍雪
けいせつ
苦労を重ねて勉学に励むこと。中国晋の車胤と孫康はともに貧しく、車胤は蛍の光で、孫康は雪明りで書物を読み勉学に励んだという故事から。
蛍雪の功
けいせつのこう
苦労を重ねて勉学に励んだ成果のこと。「蛍雪」は苦労して勉学に励むことで、中国晋の車胤と孫康はともに貧しく、車胤は蛍の光で、孫康は窓の外の雪明りで読書し勉学に励んだという故事から。
香炉峰の雪は簾をかかげて見る
こうろほうのゆきはすだれをかかげてみる
白居易の詩の一節。「香炉峰」は中国江西省北端にある山。
雪上に霜を加う
せつじょうにしもをくわう
十分すぎるほどあるうえに、さらに同じようなものを加えること。「雪に霜を加える」「雪の上に霜」ともいう。
雪駄の裏に灸
せったのうらにきゅう
長居の客を早く帰らせるおまじないの一つ。「草履に灸」ともいう。同様のものに「ほうきを逆さに立てる」などもある。
雪駄の土用干し
せったのどようぼし
ふんぞり返って、偉そうに歩く者をあざけっていう言葉。雪駄を土用の頃日に干すと反り返るところから。
雪隠詰め
せっちんづめ
将棋で王将を盤の隅に追い込んで詰めること。また、逃げ道のない所へ追い詰めること。
雪隠で饅頭
せっちんでまんじゅう
空腹を満たすのに場所を選ばないことのたとえ。また、人に隠れて、自分だけこっそりいい思いをすることのたとえ。
天地夏冬雪と墨
てんち なつふゆ ゆきとすみ
まったく正反対なこと、非常に差があることのたとえ。
雪と墨
ゆきとすみ
真っ白な雪と真っ黒な墨のように、正反対であることや、いちじるしく違うもののたとえ。
雪の明日は裸虫の洗濯
ゆきのあしたははだかむしのせんたく
雪の降った翌日は晴天になることが多いということ。「裸虫」は貧しくて着る物がろくにない人のことで、雪が降った翌日は天気が良く、貧乏人が着ていた物を脱いで洗濯するほど暖かいという意から。
雪の上に霜
ゆきのうえにしも
余計なことや無駄なことのたとえ。
雪は豊年の瑞
ゆきはほうねんのしるし
雪が多く降る年は、その年が豊作になる前触れだということ。「瑞」は前触れの意。
我が物と思えば軽し笠の雪
わがものとおもえばかるしかさのゆき
つらいことも苦しいことも、自分のためだと思えば苦にならないものだというたとえ。笠に降り積もる重い雪も自分のものだと思えば軽く感じられるという意から。江戸時代の俳人、宝井其角の句「我が雪と思へば軽し笠の上」から。