「乞」を含むことわざ

全21件

慌てる乞食は貰いが少ない
あわてるこじきはもらいがすくない
急ぎ過ぎると、かえって失敗したり損をすることのたとえ。先を争って施し物を貰おうとすると、反感を買って、貰いが少なくなるという意から。
瓜の皮は大名に剝かせよ柿の皮は乞食に剝かせよ
うりのかわはだいみょうにむかせよかきのかわはこじきにむかせよ
瓜の皮は厚くむき、柿の皮は薄くむいたほうがおいしいということ。大名はおう揚なので、瓜の皮を厚くむかせる時に適し、貧乏な乞食は柿の皮を薄くむかせる時に適しているという意から。
浮気と乞食はやめられぬ
うわきとこじきはやめられぬ
悪い習慣はあらためにくいというたとえ。浮気も乞食も一度味をしめたらやめられないという意から。「浮気」と「乞食」の「き」を語呂合わせしたもの。
江戸っ子の往き大名還り乞食
えどっこのゆきだいみょうかえりこじき
江戸っ子は気前がよく無計画なので、往きは大名のように贅沢をしてお金を使い果たし、帰りには乞食のように一文無しになるということ。
親苦子楽孫乞食
おやく こらく まごこじき
親が苦労して築いた財産も、子が楽をして使い果たし、孫の代は乞食のような暮らしになりがちだというたとえ。
お椀を持たぬ乞食はない
おわんをもたぬこじきはない
仕事に必要な道具はちゃんと揃えておけということ。乞食でも、貰い物を入れるお椀をいつもちゃんと持っているという意から。
骸骨を乞う
がいこつをこう
主君に辞職を願い出ること。主君に身を捧げて仕えてきたが、老いさらばえて骸骨同然となった身体を返して頂きたいと辞職を願い出たという故事から。なお、君主から辞職が許されることを「骸骨を賜う」という。
玉斧を乞う
ぎょくふをこう
人に詩や文章の添削を頼むことのたとえ。「玉斧」は、他人が詩文の添削をすることを、敬っていう言葉。
鍬を担げた乞食は来ない
くわをかたげたこじきはこない
働く者は貧乏になることはないというたとえ。鍬を持って働く者は乞食になることはないという意から。
乞食にも門出
こじきにもかどで
誰であっても、門出の時は前途の幸運を祈ってお祝いをするということ。また、何事にもそれ相応の儀式や方法があるということ。乞食でさえも旅立ちの時はお祝いをするという意から。
乞食にも三つの理屈
こじきにもみっつのりくつ
どんな人でも、その人なりの言い分や理屈があるということ。
乞食の朝謡
こじきのあさうたい
乞食は暇なので朝からのんびり謡をうたい、普通の人より気楽な生活をしているということ。
乞食の系図話
こじきのけいずばなし
言ってもどうにもならない愚痴をこぼしたり、見栄を張ることのたとえ。乞食が落ちぶれる前の系図の自慢話をするという意から。
乞食の子も三年経てば三つになる
こじきのこもさんねんたてばみっつになる
乞食の子も三年経てばちゃんと三つになるように、どんな物事も年月が経てば変化し成長するということ。単に「三年経てば三つになる」ともいう。
乞食の断食
こじきのだんじき
やむを得ずしていることを、自ら行ったようにみせかけることのたとえ。食べ物がない乞食が、断食をしていると言い張るという意から。「乞食の断食悪女の賢者ぶり」ともいう。
乞食も場所
こじきもばしょ
何事をするにも、場所を選ぶことが大事だというたとえ。乞食も座る場所によって稼ぎが違うという意から。
乞食を三日すればやめられぬ
こじきをみっかすればやめられぬ
悪い習慣が身についてしまうと、なかなか抜けられないというたとえ。気楽な乞食の暮らしを三日も経験したら、もうやめられないという意から。「乞食を三日すれば忘れられぬ」ともいう。
魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ
さかなはとのさまにやかせよもちはこじきにやかせよ
人には向き不向きがあるから、仕事をさせるときはそれにふさわしい人を選べというたとえ。魚はゆっくり火を通した方がいいので殿様のようにおっとりした人がよく、餅は何度もひっくり返しながら焼くので乞食のようにがつがつした人がいいという意から。「餅は乞食に焼かせよ魚は殿様に焼かせよ」ともいう。
三人旅の一人乞食
さんにんたびのひとりこじき
三人で旅をする時には、その中の一人が仲間はずれになりがちだということ。また、三人で事をすると、貧乏くじをひいて損をすることが多いということ。
餅は乞食に焼かせよ魚は殿様に焼かせよ
もちはこじきにやかせよさかなはとのさまにやかせよ
人には向き不向きがあるから、何かをさせるときは適任者を選べというたとえ。餅は何度もひっくり返しながら焼くので乞食のようにがつがつした人が適し、魚はゆっくり火を通した方がいいので殿様のようにおっとりした人がいいという意から。「魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ」ともいう。
行き大名の帰り乞食
ゆきだいみょうのかえりこじき
はじめに無計画に金を使い、あとでどうにもならなくなること。旅に出て、行きは大名のように贅沢に金を使い、帰りは旅費が足りなくなり乞食のようなみじめな思いをするという意から。