「似」を含むことわざ

全23件

赤子のうちは七国七里の者に似る
あかごのうちはななくにななさとのものににる
赤ん坊ははっきりした特長がないので、似てると思って見ればあちこちの誰にでも似て見えるということ。「七国七里」は諸所方々のこと。
兎の真似をする烏
うのまねをするからす
自分の能力をわきまえず、人の真似をして失敗することのたとえ。鵜は水に潜って巧みに魚を捕るが、烏が真似をして魚を捕ろうと水に潜っても溺れるばかりであるということから。「兎の真似をする烏水に溺れる」「兎の真似をする烏水を呑む」ともいう。
往時渺茫としてすべて夢に似たり
おうじびょうぼうとしてすべてゆめににたり
過ぎ去った昔の事はもうはるかかなたの事で、とりとめがなく、まるで夢のように思えるということ。「往時」は過ぎ去った昔のこと。「渺茫」は遠くはるかで果てしないさま。
親に似ぬ子は鬼子
おやににぬこはおにご
子どもは当然親に似るものであり、親に似ない子はいないということ。親に似ない子は人間の子ではなく鬼の子であるという意から。
蟹は甲羅に似せて穴を掘る
かにはこうらににせてあなをほる
人はそれぞれ自分の身分や力量に応じた考え方や行動をするというたとえ。蟹は自分の大きさに合わせて穴を掘るということから。
外面似菩薩内心如夜叉
げめんじぼさつ ないしんにょやしゃ
外面は菩薩のようにやさしく美しいが、内面は夜叉のように邪悪で恐ろしい人のこと。仏教で、修行中の者が女性に心を動かされ、修行の妨げになることを恐れていった言葉から。「外面如菩薩内心如夜叉」ともいう。
猿の人真似
さるのひとまね
猿のようによく考えもしないで、人の真似をすることをあざけっていう言葉。
姑に似た嫁
しゅうとめににたよめ
嫁は姑に仕込まれているうちに、だんだん姑に似てくるということ。
大姦は忠に似たり
たいかんはちゅうににたり
大悪人は本性を隠して主君に仕えるので、あたかも忠臣のようにみえるということ。「大姦」は大悪人の意。
大欲は無欲に似たり
たいよくはむよくににたり
大きな望みを持つものは、小さな利益にはこだわらないので、一見欲がないようにみえるということ。また、あまりに欲深いものは、欲に目がくらんで損を招き、結局無欲のものと同じ結果になるということ。
他人の空似
たにんのそらに
血のつながりがない他人同士が、偶然よく似ていること。
爪の先まで似る
つめのさきまでにる
細かいところまでよく似ていることのたとえ。
似合い似合いの釜の蓋
にあいにあいのかまのふた
どんなものにも、それぞれ似合いの相手があるというたとえ。
似合わぬ僧の腕立て
にあわぬそうのうでたて
その人に似合わないことをすることのたとえ。「腕立て」は腕力を誇ることで、僧侶が腕力をふるうのは不似合いであることから。
似たものは烏
にたものはからす
よく似ているさまのたとえ。また、世の中には似たものがたくさんあるということ。
似た者夫婦
にたものふうふ
夫婦は互いに性格や好みが似てくるものだということ。また、性格や好みが似ている夫婦のこと。
似たり寄ったり
にたりよったり
どれもほとんど同じで、たいした違いがない様子。
似て非なるもの
にてひなるもの
ちょっと見ると似ているが、実はまったく違うもののこと。
農は人真似
のうはひとまね
農業は、人のやる事を真似していれば、人並みの収穫はあるということ。「農は人並み」ともいう。
夫婦はいとこほど似る
ふうふはいとこほどにる
夫婦は一緒に暮らしていると、肉親のように似てくるということ。
下手の考え休むに似たり
へたのかんがえやすむににたり
よい考えも出ないのに、あれこれ考えるのは、時間の無駄だということ。もとは将棋や碁で、下手な人の長考をあざけって言った言葉。「下手の思案は休むに同じ」ともいう。
見よう見真似
みようみまね
人のするのを見て覚え、自分でもできるようになること。
持ち物は主に似る
もちものはぬしににる
持ち物には持ち主の性格や好みが表れるので、持ち物を見ればその持ち主の人柄が想像できるということ。