「倒」を含むことわざ

全10件

一辺倒
いっぺんとう
あるひとつのものだけに偏ること。毛沢東の論文で使われ日本でも流行した語。
京の着倒れ大坂の食い倒れ
きょうのきだおれ おおさかのくいだおれ
京都の人は衣装にお金をかけ、大阪の人はぜいたくな飲食をして、そのために財産をなくしてしまう人さえあるということ。
狂瀾を既倒に廻らす
きょうらんをきとうにめぐらす
形勢がすっかり傾いたのを、再びもとの状態に返すたとえ。「狂瀾」は荒れ狂う大波、「既倒」は既に倒れたという意。崩れかけた大波を、向こうへ押し返すという意から。「狂瀾を既倒に返す」ともいう。
食うに倒れず病むに倒れる
くうにたおれずやむにたおれる
食べることはなんとかなるが、病気になると治療費で財産を失うことになるということ。
孔子の倒れ
くじのたおれ
どんなにすぐれた人でも失敗することがあるというたとえ。「孔子」は孔子(こうし)の呉音読み。
恋の山には孔子の倒れ
こいのやまにはくじのたおれ
どんなにすぐれた人でも、色恋のこととなると思慮分別を失い、間違いを犯してしまうというたとえ。「孔子」は孔子(こうし)の呉音読み。
甲張り強くして家押し倒す
こうばりつよくしていえおしたおす
よかれと思ってしたことも、度を越すと、かえって悪い結果を招いてしまうというたとえ。「甲張り」は「勾張り」とも書き、家などが倒れないようにあてがう材木のこと。家が倒れないようにあてがった材木が強すぎて、逆に家を押し倒してしまうという意から。
独楽の舞い倒れ
こまのまいだおれ
自分ひとりで張り切ってやったあげく、結局は力が尽きて無駄なことに終わってしまうたとえ。くるくると回っていた独楽が、最後はごろんと倒れてしまうことから。
才子才に倒れる
さいし さいにたおれる
優れた才能を持っている人は、その才能を過信しすぎて、かえって失敗することがあるということ。
贔屓の引き倒し
ひいきのひきたおし
贔屓をしすぎるあまりに、かえってその人に迷惑をかけてしまうこと。