「先」を含むことわざ

全29件

悪の報いは針の先
あくのむくいははりのさき
悪事の報いは、針の先を回るほど早くやってくるということ。
後先息子に中娘
あとさきむすこになかむすめ
子どもを持つなら三人で、最初と最後は男、真ん中は娘が理想だということ。
後の雁が先になる
あとのかりがさきになる
後から来た者が、先の者を追い抜いてしまうこと。また、年上の者より年下の者が先に死んだ時にも使う。列をなして飛ぶ雁行のようすから。「雁」は「がん」とも読む。
後の喧嘩先でする
あとのけんか さきでする
あとからもめ事が起こらないように、事前によく話し合いをしておくべきだということ。あとで喧嘩をすることがないように、先に喧嘩しておけという意から。
後へも先へも行かぬ
あとへもさきへもいかぬ
引くことも進むことも出来ず、動きがとれないようす。
一寸先は闇
いっすんさきはやみ
一寸先が真っ暗で何も見えないように、少し先の未来にすらどんな運命が待ち受けているのか、まったく予測ができないことのたとえ。
お先棒を担ぐ
おさきぼうをかつぐ
人の手先になって軽々しく行動すること。「お先棒」は二人で棒を使って荷物を担ぐ時、棒の前方を担ぐ人のこと。
女の知恵は鼻の先
おんなのちえははなのさき
女は目先のことにとらわれ、遠い先のことを見通す思慮に欠けているというたとえ。
難きを先にし獲るを後にす
かたきをさきにし うるをのちにす
困難な仕事を先に行い、自分の利益は後回しにすること。
機先を制する
きせんをせいする
相手より先に行動を起こし、相手の出鼻をくじいて自分を有利にすること。「機先」は物事が起こる直前の意。
口先の裃
くちさきのかみしも
言葉はていねいで相手をうやまっているように見えるが、実はうわべだけで誠意がないこと。
暮れぬ先の提灯
くれぬさきのちょうちん
無用な事に手回しがよすぎて間が抜けていることのたとえ。
後悔先に立たず
こうかい さきにたたず
事が済んでしまったあとで後悔しても取り返しがつかない。だから、物事を行う前に十分考えることが大切だということ。
転ばぬ先の杖
ころばぬさきのつえ
失敗しないように、前もって用心せよというたとえ。転ばないように、用心して杖を突けという意から。
災難の先触れはない
さいなんのさきぶれはない
人はいつ災難に遭うかわからないから、日頃の用心が大切であるということ。
竿の先の鈴
さおのさきのすず
よくしゃべることのたとえ。鈴を竿の先につけると、揺れてうるさく鳴ることから。
先勝ちは糞勝ち
さきがちはくそがち
勝負で最初に勝つのは当てにならないということ。
先立つ物は金
さきだつものはかね
何をするのにも、まず必要な物は金だということ。
先んずれば人を制す
さきんずればひとをせいす
人より先に事を行えば、有利な立場に立ち相手を制することができるということ。
匙の先より口の先
さじのさきよりくちのさき
薬の調合の匙加減より、患者の機嫌取りばかり上手なやぶ医者を皮肉っていう言葉。
将を射んとせば先ず馬を射よ
しょうをいんとせばまずうまをいよ
目的のものを手に入れるためには、まず目標の周辺のものを手中におさめるのが有効だというたとえ。敵将を射ようと思うなら、まず敵将の乗っている馬を射止めよという意から。「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」「人を射んとせば先ず馬を射よ」ともいう。
先生と言われるほどの馬鹿でなし
せんせいといわれるほどのばかでなし
先生という呼称は敬意を伴わない場合もある。先生と呼ばれて気分をよくするほど馬鹿ではないということ。また、先生と呼ばれていい気になっている者をあざけっていう言葉。
先祖に討ち死にさせて高枕
せんぞにうちじにさせてたかまくら
先祖が戦いで手柄を立てて討ち死にし、財産を残してくれたおかげで、子孫が安楽に暮らしているということ。家代々の資産で安逸な生活をおくっている者をあざけっていう言葉。「高枕」は、安心しきっていることのたとえ。
先手は万手
せんてはまんて
機先を制することが、どんな手段より効果的だということ。
先入主となる
せんにゅう しゅとなる
前から持っている固定的な観念が、新しい考えに対して制約を加えるということ。前もって抱いている考えが主となり、後からの考えが従となるという意から。この語から「先入観や」「先入主」という語が出来た。
先鞭を着ける
せんべんをつける
他の人より先に着手すること。一番に馬に鞭を入れるということから。
爪の先まで似る
つめのさきまでにる
細かいところまでよく似ていることのたとえ。
先ず隗より始めよ
まずかいよりはじめよ
遠大な事業を起こす時には、まず手近なところから始めよということ。また物事は言い出した者から始めるべきであるということ。中国の戦国時代、燕の昭王から賢者の集め方を問われた郭隗が「まず私のような凡人を優遇してみて下さい。そうすれば私より優秀な人物が自然と集まってくるでしょう。」と答えたという故事から。
目と鼻の先
めとはなのさき
距離が非常に近いこと。目と鼻の間。