「向」を含むことわざ

全11件

当て事と越中褌は向こうから外れる
あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる
当てにしていた事は、相手の都合などで外れることが多いというたとえ。「当て事」は当てにしている事。「向こう」は身体の前、また、相手のこと。当てにしていた事は、越中褌と同じように、向こうから外れるという意から。「当て事は向こうから外れる」ともいう。
犬が西向きゃ尾は東
いぬがにしむきゃおはひがし
当たり前のことのたとえ。犬が東を向くと、当然尾は西を向くことから。
得手勝手は向こうには効かない
えてかってはむこうにはきかない
自分の都合のいいように振る舞っても、なかなか相手が応じてはくれないということ。
大向こうを唸らせる
おおむこうをうならせる
役者が大向こうにいる観客の賞賛を受けること。また、一般大衆の人気を得ること。「大向こう」は、舞台の正面後方にある観客席のことで、転じて芝居好きの観客のこと。その芝居通を唸らせるような演技をするということから。
水母の風向かい
くらげのかぜむかい
いくらあがいても無駄なことのたとえ。水母が風上に向かっても進めないことから。
妻の言うに向こう山も動く
つまのいうにむこうやまもうごく
妻の言葉は夫に対して大きな力を持っていることのたとえ。動くはずのない向こうの山でさえも、妻が言えば動いてしまうという意から。
道理に向かう刃なし
どうりにむかうやいばなし
どんな無法者でも道理に勝てないということ。
蟷螂が斧を以て隆車に向かう
とうろうがおのをもってりゅうしゃにむかう
弱者が自分の力を考えずに、強敵に向かうことのたとえ。「蟷螂」はかまきり、「斧」は前足、「隆車」は高くて大きな車の意。かまきりが前足を上げて、大きな車に立ち向かうという意から。「蟷螂の斧」と略すことが多い。
水を向ける
みずをむける
自分の思い通りに、相手が関心を持つようにしむけること。
向こう三軒両隣
むこうさんげんりょうどなり
日頃親しく交際している隣近所のこと。
虫でも向かってくるものである
むしでもむかってくるものである
小さく弱いものでもそれ相応の意地があるから、場合によっては強敵に立ち向かうこともある。どんな相手でもあなどってはいけないということ。