「売」を含むことわざ
全14件
朝酒は門田を売っても飲め
あさざけはかどたをうってものめ
朝酒は格別おいしいので、少々無理をしてでも飲むべきだということ。「門田」は家の門前にある田の意。
油を売る
あぶらをうる
無駄話などをして仕事を怠けること。江戸時代の髪油売りが、客相手に世間話をしながら商売をすることが多かったことから。
売られた喧嘩は買わねばならぬ
うられたけんかはかわねばならぬ
自分の身に危険が迫ってくれば、それを防がなければならないというたとえ。
売家と唐様で書く三代目
うりいえとからようでかくさんだいめ
初代が苦労して残した財産も、三代目にもなると没落し、家を売りに出すような羽目になるが、その「売家」と書いた札の文字は唐様(中国風)でしゃれている。仕事をしないで道楽三昧をする人を皮肉ったもの。
売り言葉に買い言葉
うりことばにかいことば
相手の暴言に対して、こちらも同じような調子で言い返すこと。けんかを売る言葉に対しては、けんかを買う言葉で応じるという意から。
売り物には花を飾れ
うりものにははなをかざれ
商品は中身の良さだけでなく、見た目もきれいに飾って売るのが商売のこつだということ。
女賢しゅうして牛売り損なう
おんなさかしゅうしてうしうりそこなう
女が利口ぶって出しゃばると、目先の利にとらわれて大局を見通せずに失敗するというたとえ。なまじっか女が賢いと、売り物の牛について余計なことを言い、売り損なってしまうという意から。
極楽の入り口で念仏を売る
ごくらくのいりぐちでねんぶつをうる
知り尽くしている人にものを教えるたとえ。
塩を売っても手を嘗めろ
しおをうってもてをなめろ
塩を売る商人が、手に付いた塩も無駄にせず嘗めるように、細かな事にも注意して、無駄のないように気をつけよという戒めの言葉。
塩を売れば手が鹹くなる
しおをうればてがからくなる
仕事の癖や習慣は、いつの間にか身について、生まれつきのようになっているというたとえ。毎日塩を売っていれば、自然と手が鹹くなっているということから。
商売往来にない商売
しょうばいおうらいにないしょうばい
泥棒など世間に認められない商売のこと。「商売往来」は、商売に関係した事柄を書いた江戸時代の書。この書物に載っていない商売という意から。
商売は草の種
しょうばいはくさのたね
商売は草の種のように種類が多いということ。「商いは草の種」ともいう。
商売は道によって賢し
しょうばいはみちによってかしこし
商人は、商売に関しては何でもよく知っているということ。専門家は、専門とする分野についてよく知っているというたとえ。
羊頭を掲げて狗肉を売る
ようとうをかかげてくにくをうる
外見が立派に見せかけて、実質が伴わないことのたとえ。羊の頭を看板に出して。実は犬の肉を売るという意から。「羊頭を掛けて狗肉を売る」「羊頭狗肉」ともいう。