「実」を含むことわざ

全15件

徒花に実は生らぬ
あだばなにみはならぬ
どんなに見かけがよくても、実質が伴わなくてはよい成果を上げることはできないということ。「徒花」は、咲いても実を結ばずに散る花。どんなに美しい花を咲かせようとも、実のならない徒花では仕方がないという意から。
一瓜実に二丸顔
いちうりざねににまるがお
女性の顔立ちで、一番良いのはやや細長く白い瓜実顔、二番目は愛嬌のある丸顔だということ。その後に「三平顔に四長顔、五まで下がった馬面顔」と続く。
一人虚を伝うれば万人実を伝う
いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう
一人がでたらめを伝えれば、大勢の人が次々にそれを言いふらして事実にしてしまうということ。
嘘から出た実
うそからでたまこと
嘘として言ったことが、偶然事実となること。
榎の実は生らば生れ木は椋の木
えのみはならばなれきはむくのき
道理が通らなくても自説を曲げずに主張するたとえ。榎の木を椋の木と言った者が、榎の実が生った後も椋の木だと言い続けるという意から。「椋の木の下にて榎の実を拾う」「椋は生っても木は榎」ともいう。
禁断の木の実
きんだんのこのみ
禁じられているが、魅惑的な快楽のたとえ。「禁断」は、かたく禁じること。エデンの園の神から食べることを禁じられていた知恵の木の実を、蛇にそそのかされて食べてしまったアダムとイブが楽園から追放されたという話から。
事実は小説よりも奇なり
じじつはしょうせつよりもきなり
この世の実際の出来事は、作り事の小説よりも変化に富んでおもしろいということ。イギリスの詩人バイロンの言葉。
死んで花実が咲くものか
しんではなみがさくものか
人間死んでしまえば万事おしまいである。どんな状況にあっても、生きていればこそいいこともあるということ。死んだ木に花が咲いたり実がなったりしないことから。
倉廩実ちて礼節を知る
そうりんみちてれいせつをしる
経済的に安定して初めて礼儀や節度を重んじるゆとりが生まれるというたとえ。「倉廩」は、穀物類を蓄える倉の意。米ぐらが一杯になって初めて礼節をわきまえる心が生まれるということから。
花も折らず実も取らず
はなもおらずみもとらず
欲張って両方を手に入れようとして、結局どちらも得られないことのたとえ。
花も実もある
はなもみもある
外観と内容がともに充実していることのたとえ。また、人情も道理もわきまえていること。花が咲いて美しいうえに実までなるという意から。
実の生る木は花から知れる
みのなるきははなからしれる
すぐれた人物は、子どもの時から凡人とはどことなく違うというたとえ。よく実のなる木は、花が咲いた時からわかるという意から。「生る木は花から違う」「実を結ぶ木は花より知らるる」ともいう。
実る稲田は頭垂る
みのるいなだはあたまたる
人間は学徳が深まると、かえって謙虚になるというたとえ。稲穂は実が入ると重くなり垂れ下がることから。「実るほど頭の下がる稲穂かな」ともいう。
実るほど頭の下がる稲穂かな
みのるほどあたまのさがるいなほかな
人間は学問や徳が深まると、かえって謙虚になるというたとえ。稲穂は実が入ると重くなり頭を下げることから。「実る稲田は頭垂る」ともいう。
論に負けても実に勝つ
ろんにまけてもじつにかつ
議論で言い負かされても実利的に得になるほうが、実際の勝ちだということ。