「寸」を含むことわざ
全18件
一寸先は闇
いっすんさきはやみ
一寸先が真っ暗で何も見えないように、少し先の未来にすらどんな運命が待ち受けているのか、まったく予測ができないことのたとえ。
一寸の光陰軽んずべからず
いっすんのこういんかろんずべからず
ほんのわずかな時間でも無駄にしてはいけないということ。「光陰」は月日、時間の意。
一寸延びれば尋延びる
いっすんのびればひろのびる
当座の困難を切り抜ければ、先々楽になるということのたとえ。「一寸」は約3センチ、「一尋」は約180センチ。今、一寸延ばすことが出来れば、先々一尋延びるのと同じ結果になるという意から。「一寸延びれば尋」「一寸延びれば尺」ともいう。
一寸の虫にも五分の魂
いっすんのむしにもごぶのたましい
どんなに小さくて弱いものにも、それ相応の意地や考えがあるので侮ってはいけないということのたとえ。わずか一寸の虫でもからだ半分の五分の魂があるという意から。
下種の一寸のろまの三寸馬鹿の開けっ放し
げすのいっすん のろまのさんずん ばかのあけっぱなし
戸を閉める時に、下種は一寸閉め残し、のろまな者は三寸閉め残し、愚か者は開けっ放しにしてしまう。戸の閉め方で、その人の品性・性格がわかるということ。
三寸の舌に五尺の身を亡ぼす
さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす
不用意な発言のために、身を滅ぼしてしまうことがあるので、口を慎めということ。わずか三寸の舌が五尺の体を滅ぼしてしまうという意から。
三寸の舌を掉う
さんずんのしたをふるう
大いに弁舌をふるうこと。
三寸の見直し
さんずんのみなおし
物事は細かく見れば、多少の欠点はあるということ。また、多少の欠点は見慣れてしまえば気にならなくなるということ。物の長さも、測り方によっては三寸くらいの差があるという意から。
三寸俎板を見抜く
さんずんまないたをみぬく
物事を見抜く力がずばぬけて鋭いことのたとえ。厚さ三寸の俎板の裏側まで見抜くという意から。
舌三寸に胸三寸
したさんずんにむねさんずん
ちょっと口から出た言葉や、ふと思いついたことが、重大な事を引き起こすことがあるので、むやみに言葉にしたり行動してはいけないということ「舌三寸」はちょっとしゃべること、「胸三寸」は心の中にある考えの意。
尺も短き所あり寸も長き所あり
しゃくもみじかきところあり すんもながきところあり
場合によっては賢い者も劣ることがあり、愚かな者が勝る場合もあるというたとえ。尺でも短くて足りないこともあり、寸でも長すぎることがあるということから。
蛇は寸にして人を呑む
じゃはすんにしてひとをのむ
優れた人物は、幼い頃から常人とは違ったところがあるというたとえ。大蛇はわずか一寸ほどの頃から、人間をのみ込もうとする気迫を持っているということから。
寸陰を惜しむ
すんいんをおしむ
わずかの時間も大切にするということ。「寸陰」は、わずかの時間。
寸鉄人を刺す
すんてつ ひとをさす
短く鋭い言葉で、相手の急所を突くたとえ。「寸鉄」は、小さな刃物。転じて、短くて深い意味のある言葉。「寸鉄人を殺す」ともいう。
寸を曲げて尺を伸ぶ
すんをまげてしゃくをのぶ
小さいことは犠牲にして、大きな利益を得るたとえ。一寸の小さなものをさらに短く曲げ縮め、一尺の大きなものをさらに長く伸ばすという意から。
人一寸
ひといっすん
身長差は、少しの違いでもかなり違っているように見えるということ。
人の一寸我が一尺
ひとのいっすん わがいっしゃく
人の欠点は少しのことでも目につくが、自分の欠点はどんなに大きくても気がつかないというたとえ。
胸三寸に納める
むねさんずんにおさめる
いっさいを心に納めて、顔にも言葉にも出さないこと。「胸三寸」は胸の中の意。「胸三寸に畳む」ともいう。