「年」を含むことわざ

全48件

商い三年
あきないさんねん
商いは始めてから三年くらいたたないと、利益を得るようにはならない。三年は辛抱せよというおしえ。
秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる
あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる
年々衰える年寄りの健康状態を、急速に暮れていく秋の夕日にたとえたことば。
悪妻は六十年の不作
あくさいはろくじゅうねんのふさく
悪い妻は夫を一生不幸にするということ。「悪妻は百年の不作」ともいう。
顎振り三年
あごふりさんねん
技量を身に付けるまでには長い年月がかかるということ。尺八は、顎を振って微妙な音を出すこつを会得するまでに三年かかることから。
家を道端に作れば三年成らず
いえをみちばたにつくればさんねんならず
他人の助言をいちいち聞いていると、何事もやり遂げることが出来ないというたとえ。道に面した場所に家を建てようとうると、人の口出しが多くてなかなか出来上がらないという意から。
烏賊の甲より年の劫
いかのこうよりとしのこう
豊富な人生経験がある年長者は、いろいろな事を知っていて役に立つということ。
石の上にも三年
いしのうえにもさんねん
辛抱すればいつか必ず成功することのたとえ。冷たい石の上でも、三年座り続ければ暖まるという意から。
一日の計は朝にあり一年の計は元旦にあり
いちにちのけいはあさにありいちねんのけいはがんたんにあり
一日の計画は朝のうちに立て、一年の計画は元旦に立てよということ。
一年の計は元旦にあり
いちねんのけいはがんたんにあり
一年の計画は元旦に立てるべきであるということ。何事も最初が肝心であるというたとえ。
犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ
犬は三日間餌をやってかわいがれば三年間恩を忘れない。犬でさえそうなのだから、人間は受けた恩を忘れてはいけないという戒めの言葉。
いらぬ物も三年立てば用に立つ
いらぬものもさんねんたてばようにたつ
今は必要ない物でも、いつか役に立つことがあるので、むやみに捨てないほうがいいということ。今は不用の物でも、三年も取っておけば役に立つ機会があるという意から。
海に千年山に千年
うみにせんねんやまにせんねん
経験豊富で抜け目なく悪賢いこと。また、そういう人のこと。海に千年、山に千年住んだ大蛇は竜になるという言い伝えから。「海千山千」ともいう。
負うた子を三年探す
おうたこをさんねんさがす
手近にあることに気づかず、長い間あちこちを探し回るたとえ。背中に負ぶった子どもをどこへ行ったと三年も探す意から。
同い年夫婦は火吹く力もない
おないどしみょうとはひふくちからもない
同い年の夫婦は仲が良く、いつも笑ってばかりいるので、火吹き竹を吹いて火をおこすためのふくれっ面もできないということ。
櫂は三年櫓は三月
かいはさんねん ろはみつき
櫂の扱い方は、櫓の扱い方に比べてずっと難しいということ。
亀の甲より年の劫
かめのこうよりとしのこう
年長者の豊富な経験は尊重すべきだということ。
亀の年を鶴が羨む
かめのとしをつるがうらやむ
欲望に限りのないことのたとえ。千年の寿命をもつという鶴が、万年の寿命をもつ亀をうらやましがるという意から。
首振り三年ころ八年
くびふりさんねん ころはちねん
尺八は、首を振りながら吹けるようになるのに三年かかり、ころころというよい音を出すのには八年かかるということ。何事を成すにも、それ相応の修練が要るというたとえにもいう。
芸人に年なし
げいにんにとしなし
芸人は気が若く、年齢を感じさずにいつまでも若く見えるということ。
乞食の子も三年経てば三つになる
こじきのこもさんねんたてばみっつになる
乞食の子も三年経てばちゃんと三つになるように、どんな物事も年月が経てば変化し成長するということ。単に「三年経てば三つになる」ともいう。
棹は三年櫓は三月
さおはさんねん ろはみつき
棹の使い方は、櫓の使い方に比べてずっと難しいということ。
三年飛ばず鳴かず
さんねん とばずなかず
大いに活躍する機会を、長い間じっと待っていることのたとえ。三年間飛びも鳴きもしない鳥は、ひとたび飛べば大空高く飛び上がり、ひとたび鳴けば人を驚かすという意から。
三年経てば三つになる
さんねんたてばみっつになる
生まれた子も三年経てばちゃんと三つになるように、どんな物事も時が経てば変化し成長するということ。「乞食の子も三年経てば三つになる」ともいう。
死しての千年より生きての一日
ししてのせんねんよりいきてのいちにち
死んでからの千年より、この世での一日のほうが大事だということ。
七年の病に三年の艾を求む
しちねんのやまいにさんねんのもぐさをもとむ
事態が差し迫って慌てても間に合わないので、日ごろの心がけが大事だということ。七年もの間病気に苦しんだあとで、三年乾かさないといけない上等の艾を求めるということから。
十年一日の如し
じゅうねんいちじつのごとし
長い年月、少しも変わらずずっと同じ状態である様子。十年が、まるで一日であるかのようだという意から。
少年老い易く学成り難し
しょうねんおいやすくがくなりがたし
年月は油断しているうちに、たちどころに過ぎ、すぐに年をとってしまう。学問を修めるのは難しいので、若いうちから時間を無駄にせず勉学に励めというおしえ。
少年よ大志を抱け
しょうねんよ たいしをいだけ
「若者たちよ、大きな志を持って世の中に飛躍せよ」と、前途洋々たる若者たちを励ますことば。札幌農学校教頭だったアメリカ人クラーク博士が帰国の際、学生たちに残したことば“Boys, be ambitious”から。
死んだ子の年を数える
しんだこのとしをかぞえる
言ってもしようのない過去のことを愚痴ったり後悔することのたとえ。死んだ子が、いま生きていると何歳になるだろうと数えるという意から。「死児の齢を数える」ともいう。
擂り粉木棒の年寄り
すりこぎぼうのとしより
気づかぬうちに減っていく擂り粉木のように、働いても働いても楽にならず、いつの間にか貧乏をすることのたとえ。
盛年重ねて来らず
せいねんかさねてきたらず
若く元気のよい時は二度とやって来ないから、時を無駄に過ごしてはいけないという教え。
仙人の千年蜉蝣の一時
せんにんのせんねん かげろうのいっとき
長い短いの違いはあっても、どちらも一生であることに変わりないことのたとえ。また、同じ一生でも長短の差が大きいことのたとえ。
鶴は千年亀は万年
つるはせんねん かめはまんねん
鶴は千年、亀は万年生きるということから、長寿でめでたいことをいう。
女房の悪いは六十年の不作
にょうぼうのわるいはろくじゅうねんのふさく
悪い妻は夫を一生不幸にしてしまうということ。悪い妻をもらうと六十年の不作に匹敵するという意から。
猫は三年の恩を三日で忘れる
ねこはさんねんのおんをみっかでわすれる
猫は三年飼われても、飼い主への恩を三日で忘れてしまうくらい薄情な動物だということ。
破瓜の年
はかのとし
瓜の字を二つに破ると二つの八の字になり、八と八を足すと十六、八と八を掛けると六十四になるということから、女性の十六歳、または男性の六十四歳のこと。
人の痛いのは三年でも辛抱する
ひとのいたいのはさんねんでもしんぼうする
他人の苦痛は自分とは無関係だから平気であるということ。
百年河清を俟つ
ひゃくねんかせいをまつ
いつまで待っても実現する見込みがないことのたとえ。常に濁っている中国の黄河の水が澄むのを百年待ち続けるということから。「河清を俟つ」ともいう。
忘年の交わり
ぼうねんのまじわり
年齢差に関係なく、親しく交際すること。
松かさより年かさ
まつかさよりとしかさ
年長者の経験豊富な知識は役に立ついうこと。「松かさ」と「年かさ」を語呂を合わせておもしろく言ったもの。
松の木柱も三年
まつのきばしらもさんねん
その場だけを切り抜けるなら、どんなものでも役に立つというたとえ。腐りやすい松の柱でも三年くらいは持つということから。
昔年寄りに弱い者なし
むかしとしよりによわいものなし
年寄りに昔話を聞くと、若い頃に弱かった人は一人もいないことになるということ。年寄りの自慢話をからかうことば。
桃栗三年柿八年
ももくりさんねんかきはちねん
芽が出てから実が成るまでに、桃と栗は三年、柿は八年かかるということ。また、何事も相応の年数がかかることのたとえ。このあとに「枇杷(びわ)は九年でなりかねる」「柚は九年になりかかる」「梅は酸いとて十三年」などと続けてもいう。
役者に年なし
やくしゃにとしなし
役者はどんな年齢の役でも巧みに演じるし、いつまでも若く見えるということ。「芸人に年なし」ともいう。
雪は豊年の瑞
ゆきはほうねんのしるし
雪が多く降る年は、その年が豊作になる前触れだということ。「瑞」は前触れの意。
世の中は年中三月常月夜嬶十七俺二十負わず借らずに子三人
よのなかはねんじゅうさんがつじょうつきよ かかあじゅうしちおれはたち おわずからずにこさんにん
世の中は、いつも三月頃の温暖な気候で、夜は明るい月夜、妻は十七歳自分は二十歳、責任も借金もなく、子どもは三人持つ暮らしが望ましいということ。江戸時代の庶民のささやかな願望をいった言葉。
来年の事を言えば鬼が笑う
らいねんのことをいえばおにがわらう
来年のことはわからない。未来のことは予測できないというたとえ。
禍も三年経てば用に立つ
わざわいもさんねんたてばようにたつ
時が経てば、災いが幸いに転じることもある。どんなものでも、役に立たないものはないというたとえ。