「滅」を含むことわざ
全9件
唇滅びて歯寒し
くちびるほろびてはさむし
互いに助け合う者同士の一方が滅びると、もう一方も危うくなるというたとえ。唇がなくなると歯が寒くなるという意から。
生者必滅会者定離
しょうじゃひつめつ えしゃじょうり
命ある者はいつか必ず死に、出会った者はいずれ別れるのがこの世の定めであるということ。
心頭滅却すれば火もまた涼し
しんとうめっきゃくすればひもまたすずし
どんな困難にあっても、精神の持ち方次第で、苦しみを乗り越えられるということ。「心頭」は、心の中。心の中から、雑念を消し去り無念無想の境地に至れば、火さえも涼しく感じられるという意から。武田信玄に仕えた禅僧快川が、甲斐の恵林寺で織田信長の軍勢に攻められ、火中に端座して焼死した時に発したという言葉。
大義親を滅す
たいぎ しんをめっす
国や君主に尽くす時は親子兄弟さえ犠牲にすることがあるということ。
灯滅せんとして光を増す
とうめっせんとしてひかりをます
病人が死ぬ間際に一時的に回復したり、物事が滅びる前に一時勢いを盛り返すことのとえ。灯火が消える直前に明るく輝くことから。
平家を滅ぼすは平家
へいけをほろぼすはへいけ
自分をだめにするのは、自分自身だというたとえ。平家が滅びたのは、驕り高ぶった平家自身の自業自得だったという意から。
兵強ければ則ち滅ぶ
へいつよければすなわちほろぶ
兵力が強大だと、おごりや油断が生じ、かえって敗戦の原因になるということ。
雌鳥うたえば家滅ぶ
めんどりうたえばいえほろぶ
妻の勢力が夫より強い家は、家庭内がうまくいかず、やがて破滅するというたとえ。雌鳥が雄鶏より先に時を告げるようになると、その家は滅ぶという意から。
六国を滅ぼす者は六国なり
りっこくをほろぼすものはりっこくなり
国が滅びるのは、国の内部に原因があるということ。悪い結果の原因は、自分自身にあることが多いというたとえ。「六国」は中国、戦国時代の斉(せい)・楚(そ)・燕(えん)・韓(かん)・魏(ぎ)・趙(ちょう)のこと。六国が滅びたのは六国相互の争いの結果によるもので、他の国に滅ぼされたわけではないという意から。