「烏」を含むことわざ
全20件
烏賊の甲より年の劫
いかのこうよりとしのこう
豊富な人生経験がある年長者は、いろいろな事を知っていて役に立つということ。
今鳴いた烏がもう笑う
いまないたからすがもうわらう
今まで泣いていた子どもが、すぐに機嫌を直して笑うこと。
烏合の衆
うごうのしゅう
烏(からす)の集まりのように、規律も統一もなく集まった群衆のこと。
兎の真似をする烏
うのまねをするからす
自分の能力をわきまえず、人の真似をして失敗することのたとえ。鵜は水に潜って巧みに魚を捕るが、烏が真似をして魚を捕ろうと水に潜っても溺れるばかりであるということから。「兎の真似をする烏水に溺れる」「兎の真似をする烏水を呑む」ともいう。
烏有に帰す
うゆうにきす
すっかりなくなってしまうこと。特に火事ですべてを無くしてしまうことをいう。「烏有」は漢文で「烏(いずくん)ぞ有らんや」と読み、全くないこと。
烏鷺の争い
うろのあらそい
碁を打つこと。黒い烏と白い鷺を碁石に見立て、黒と白の石で勝負を争うことから。
屋烏の愛
おくうのあい
人を愛すると、その人に関する全てのものが愛しくなるということのたとえ。嫌いな烏でも、愛する人の家の屋根に止まっていれば愛らしく思えるという意から。
烏に反哺の孝あり
からすにはんぽのこうあり
親に対する孝養の大切さをいった言葉。烏は成長後、恩を忘れずに老いた親鳥に口移しに餌を運ぶという意から、鳥でさえ親の恩に報いるのだから、親孝行せよということ。単に「反哺の孝」ともいう。
烏の頭の白くなるまで
からすのあたまのしろくなるまで
いつまで経ってもその時がこないことのたとえ。中国、戦国時代に燕の太子丹が人質になった時、奏王が「烏の頭が白くなり、馬に角が生えたら国へ帰す」と言ったという故事から。
烏の行水
からすのぎょうずい
入浴時間が、きわめて短いことのたとえ。烏が短い時間で水浴びをする様子から。
烏の雌雄
からすのしゆう
外見では、ものごとの善悪や優劣が判断しにくいことのたとえ。また、よく似ていて区別するのが難しいことのたとえ。真っ黒な烏の雌と雄を誰が見分けにくいという意から。「誰か烏の雌雄を知らんや」の形でいう。
烏を鷺
からすをさぎ
明らかに間違っているのに、強引に押し通そうとするたとえ。真っ黒な烏を鷺だと言い張るという意から。
権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる
ごんべえがたねまきゃからすがほじくる
人が苦労してやったことを、あとからぶちこわすたとえ。また、無駄な骨折りのたとえ。「権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる、三度に一度は追わずばなるまい」という俗歌の歌詞から。
鷺と烏
さぎとからす
まったく正反対のことのたとえ。鷺は真っ白、烏は真っ黒なことから。
鷺を烏と言いくるめる
さぎをからすといいくるめる
明らかに間違っているのに、強引に主張して押し通そうとするたとえ。真っ白な鷺を烏だと言い張るという意。「言いくるめる」は、相手を言葉で丸め込むという意。
猿に烏帽子
さるにえぼし
外見だけ装って、実質の伴わないことのたとえ。また、ふさわしくないことをするたとえ。猿に烏帽子をかぶせても似合わないという意から。
誰か烏の雌雄を知らんや
たれかからすのしゆうをしらんや
外見では、ものごとの善悪や優劣がつけにくいことのたとえ。また、よく似ていて区別しにくいことのたとえ。真っ黒な烏の雌と雄を誰が見分けることができるだろうかの意から。
亭主の好きな赤烏帽子
ていしゅのすきなあかえぼし
非常識なことでも、一家の主人のいうことには家族は従わなければいけないというたとえ。烏帽子は黒塗りと決まっているが、一家の主人が赤い烏帽子が良いといえば家族は同調しないわけにはいかないという意。
似たものは烏
にたものはからす
よく似ているさまのたとえ。また、世の中には似たものがたくさんあるということ。
鳩に三枝の礼あり烏に反哺の孝あり
はとにさんしのれいあり からすにはんぽのこうあり
子の親に対する礼儀や孝養の大切さをいった言葉。鳩の子は親鳥より三本下の枝にとまり、成長した後は恩を忘れずに老いた親鳥に口移しに餌を運ぶという意。そのことから、鳥でさえ親の恩に報いるのだから、人は礼儀を尊び親孝行せよということ。