「無」を含むことわざ
全21件
遠慮は無沙汰
えんりょはぶさた
遠慮もほどほどにしないと、かえって失礼になるということ。先方の迷惑を考え遠慮して訪問を控えると、ついご無沙汰をすることになり、礼を欠くことになるという意から。「遠慮が無沙汰」ともいう。
親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない
おやのいけんとなすびのはなはせんにひとつもむだはない
茄子の花に無駄花がないように、親が子どもにいう意見も一つも無駄がなく、すべて子どもの役に立つことばかりであるということ。
女は氏無うて玉の輿に乗る
おんなはうじのうてたまのこしにのる
女は低い家柄の生まれでも、容姿や運しだいで、金持ちや高貴な人と結婚できるということ。
虚無僧に尺八
こむそうにしゃくはち
必ず付いているもののたとえ。
真の闇より無闇が怖い
しんのやみよりむやみがこわい
真っ暗な闇はもちろん怖いが、それよりも無闇やたらに何をしでかすかわからない人間の方がもっと怖いということ。
大欲は無欲に似たり
たいよくはむよくににたり
大きな望みを持つものは、小さな利益にはこだわらないので、一見欲がないようにみえるということ。また、あまりに欲深いものは、欲に目がくらんで損を招き、結局無欲のものと同じ結果になるということ。
長居は無用
ながいはむよう
その場に長く居るのはよくないので、早々に引き上げたほうがよいということ。
長追いは無益
ながおいはむえき
勝ちに乗じて深追いすると、思わぬ反撃を受け不利な立場に陥ることもあるので、ほどほどにするのが賢明ということ。「長追いは無用」ともいう。
無為にして治まる
むいにしておさまる
人徳のある人が上に立つと、特別なことは何もしなくても、自然に人々が感化されて天下もよく治まるということ。「無為にして化す」「無為の治」ともいう。孔子が伝説上の聖天子舜をたたえた言葉から。
無為にして化す
むいにしてかす
人徳のある人が上に立つと、特別なことは何もしなくても、世の中は自然に治まるということ。「無為にして治まる」「無為の治」ともいう。孔子が伝説上の聖天子舜をたたえた言葉から。
無為の治
むいのち
特別な手段を講じなくても、徳のある人が上に立つと、自然と世の中がよく治まるということ。孔子が伝説上の聖天子舜をたたえた言葉から。
無何有の郷
むかうのさと
中国に伝わる理想郷のことで、自然のままの楽土。「無何有」は何もないという意。
無告の民
むこくのたみ
苦しみを訴える相手のいない人のこと。転じて、身寄りのない人のこと。
無辜の民
むこのたみ
罪がない人のこと。「無辜」は罪がないという意。
無明の酒に酔う
むみょうのさけによう
煩悩にとらわれ真理を理解できず、思い惑うことのたとえ。「無明の酒」は人を惑わす煩悩を、正常な心を失わせる酒にたとえた言葉。
無用の長物
むようのちょうぶつ
あっても何の役に立たず、かえって邪魔になるもののたとえ。「長物」は長すぎて用をなさないものの意から、無駄なもののこと。
無用の用
むようのよう
役に立たないと思われているものが、かえって大いに役に立つということ。「不用の用」ともいう。
無理が通れば道理引っ込む
むりがとおればどうりひっこむ
理に合わないことが通用するような世の中では、道理にかなったことは行われなくなるということ。
無理も通れば道理になる
むりもとおればどうりになる
理屈に合わないことでも強引に押し通してしまえば、それが正しいことのように通用してしまうということ。
無累の人
むるいのひと
あらゆる物欲を超越し、何事にもわずらわされることのない人。「無累」はわずらわすものがない意。
礼も過ぎれば無礼になる
れいもすぎればぶれいになる
礼儀も度が過ぎれば、かえって失礼になるということ。