「焼」を含むことわざ

全21件

一度焼けた山は二度は焼けぬ
いちどやけたやまはにどはやけぬ
一度災いに遭うと二度と同じ災いに遭うことはないと、災難に遭った人を慰めて言うことば。
いらぬお世話の蒲焼
いらぬおせわのかばやき
余計なおせっかいだということ。「世話を焼く」と「蒲焼」をかけて言ったしゃれ。
欠き餅と焼き餅は焼くほどよい
かきもちとやきもちはやくほどよい
嫉妬心は少し強烈な方が効果があるということ。「欠き餅」とは、正月の餅を手で割って小さくしたもの。嫉妬する意味のやきもちと餅ををかけた言葉。
薫は香を以て自ら焼く
くんはこうをもってみずからやく
才能ある人が、その才能のために身を滅ぼすことのたとえ。「薫」は、香草のこと。香草はにおいがよいために焼かれるという意から。
魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ
さかなはとのさまにやかせよもちはこじきにやかせよ
人には向き不向きがあるから、仕事をさせるときはそれにふさわしい人を選べというたとえ。魚はゆっくり火を通した方がいいので殿様のようにおっとりした人がよく、餅は何度もひっくり返しながら焼くので乞食のようにがつがつした人がいいという意から。「餅は乞食に焼かせよ魚は殿様に焼かせよ」ともいう。
千日の萱を一日に焼く
せんにちのかやをいちにちにやく
長年苦労して築いたものを、一瞬にしてなくしてしまうことのたとえ。千日もかかって刈り集めた萱をたった一日で燃やしてしまうという意から。
付き合いなら家でも焼く
つきあいならいえでもやく
付き合いは、大切なものを犠牲にしてもしなければならないくらい大事だということ。また、付き合いを大事にして自分の家庭をかえりみないことを戒めて言うことば。
煮ても焼いても食えない
にてもやいてもくえない
どうにも扱いようがなく、もてあます様子。また、思いどおりにならず、どうしようもないこと。
一口物に頬焼く
ひとくちものにほおやく
ちょっとしたことに手を出して、意外な失敗をすることのたとえ。一口で食べられるようなわずかな物を食べて、口の中をやけどするという意から。
餅は乞食に焼かせよ魚は殿様に焼かせよ
もちはこじきにやかせよさかなはとのさまにやかせよ
人には向き不向きがあるから、何かをさせるときは適任者を選べというたとえ。餅は何度もひっくり返しながら焼くので乞食のようにがつがつした人が適し、魚はゆっくり火を通した方がいいので殿様のようにおっとりした人がいいという意から。「魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ」ともいう。
焼きが回る
やきがまわる
年を取ったりして頭の働きや腕前が鈍ることのたとえ。「焼き」は熱した金属を急激に水で冷やして堅くする焼入れのこで、火が回りすぎて焼きが強すぎると切れ味が悪くなることから。
焼き餅と欠き餅は焼く方が良い
やきもちとかきもちはやくほうがよい
女性は冷淡よりむしろ、適度にやきもちを焼くくらいのほうがかわいいということ。「欠き餅」とは、正月の餅を手で割って小さくしたもの。嫉妬する意味のやきもちと餅ををかけた言葉。
焼き餅は狐色
やきもちはきつねいろ
女性の適度なやきもちはかわいいが、焼きすぎると嫌われる。餅を狐色に焼くように、ほどよい程度に焼くのがよいということ。
焼き餅焼くとて手を焼くな
やきもちやくとててをやくな
嫉妬も度が過ぎると取り返しのつかないことになりかねない。やきもちは適度に焼けということ。焼き餅を焼くと、持て余す意の手を焼くをかけた言葉。
焼け跡の釘拾い
やけあとのくぎひろい
大金を使ったあとで、わずかな節約をしたりけちったりすることのたとえ。焼け跡で釘を拾っても何の役にも立たない意から。
焼け石に水
やけいしにみず
援助や努力がわずかで、何の役にも立たないこと。焼けた石に少量の水をかけても冷めないことから。
焼けたあとは立つが死んだあとは立たぬ
やけたあとはたつがしんだあとはたたぬ
火事で焼けても家は立て直せるが、主人が死んだ後の家は存続が困難な場合が多いということ。また、焼けた家は再建できるが、人は死んだらおしまいということ。
焼野の雉子夜の鶴
やけののきぎす よるのつる
子を思う親の情愛が深いことのたとえ。「雉子」は雉(きじ)のことで、巣のある野を焼かれても、雉は危険を顧みずにわが子を助け、霜の降りる寒い夜に鶴は自分の羽を広げて子を暖めるということから。
焼け木杭には火がつきやすい
やけぼっくいにはひがつきやすい
一度関係のあった者は、いったん縁が切れても、またもとの状態に戻りやすいというたとえ。主に男女の関係にいう。「焼け木杭」は燃えさしの杭のことで、簡単に火がつくことから。「燃え杭には火がつきやすい」ともいう。
夕焼けに鎌を研げ
ゆうやけにかまをとげ
夕焼けになると翌日は晴れに違いないから、鎌を研いで明日の仕事の準備をしておけということ。
林間に酒を煖めて紅葉を焼く
りんかんにさけをあたためてこうようをたく
林の中で紅葉を燃やして酒を暖めて飲み、秋の風情を楽しむこと。