「牛」を含むことわざ
全25件
商いは牛の涎
あきないはうしのよだれ
商売のこつは牛のよだれのように細く長く切れ目なく、気長に辛抱して続けることだということ。
牛に対して琴を弾ず
うしにたいしてことをだんず
愚か者にいくら立派な道理を説いても何の役にも立たないことのたとえ。牛に琴を聞かせても反応がないことから。
牛に引かれて善光寺参り
うしにひかれてぜんこうじまいり
人に連れられてある場所へ出かけて行くこと。また、自分の意思からではなく他人の誘いによって、よい方に導かれることのたとえ。善光寺の近くに住んでいた不信心な老婆が、さらしていた布を角にひっかけて走り出した牛を追いかけて善光寺に着き、それが縁で信仰するようになったという故事から。
牛の歩み
うしのあゆみ
ゆっくりと歩く牛のように、ものごとの進み方が遅いことのたとえ。
牛の角を蜂が刺す
うしのつのをはちがさす
なんとも感じないこと、あるいは効果がないことのたとえ。牛は蜂に角を刺されても、まったく痛くもかゆくも感じないことから。
牛は牛連れ馬は馬連れ
うしはうしづれ うまはうまづれ
同類は同類同士で集まりやすく、その仲間同士で物事を行えばうまくいくということ。
牛も千里馬も千里
うしもせんりうまもせんり
早い遅い、上手い下手の違いがあっても結局は同じところに到達するというたとえ。牛がゆっくりと歩いても馬が早く走っても千里の道のりはやはり千里で、同じ目的地に着くことから。
牛を馬に乗り換える
うしをうまにのりかえる
不利な方から有利な方へかわることのたとえ。足ののろい牛から足の速い馬に乗り換えるという意から。
牛を食らうの気
うしをくらうのき
幼い頃から大きな目標を持っていることのたとえ。虎や豹は、子どもの時から自分より大きな牛を食おうとするほどの激しい気性を持っているという意から。「食牛の気」ともいう。
馬に乗るまでは牛に乗れ
うまにのるまではうしにのれ
高い地位につくためには、まず低い地位で力をつけよということ。また、最善の策がとれない時は、次善の策をとれということのたとえ。馬は牛より速いが、乗馬は難しいから、ひとまず牛に乗って練習せよという意から。
馬を牛に乗り換える
うまをうしにのりかえる
すぐれたものを捨て、劣っているものに換えること。足の速い馬から足の遅いうしに乗り換えるという意から。
遅牛も淀早牛も淀
おそうしもよど はやうしもよど
遅い早いの違いはあっても、結果は同じだからあわててもしかたがないということ。「淀」は京都市伏見区にある地名で、集荷場として栄えた場所。荷物を運ぶ牛の歩みに多少の差があっても、結局行き着く所は淀であるという意から。「早牛も淀、遅牛も淀」ともいう。
女賢しゅうして牛売り損なう
おんなさかしゅうしてうしうりそこなう
女が利口ぶって出しゃばると、目先の利にとらわれて大局を見通せずに失敗するというたとえ。なまじっか女が賢いと、売り物の牛について余計なことを言い、売り損なってしまうという意から。
蝸牛角上の争い
かぎゅう かくじょうのあらそい
狭い世界でのつまらない争いのこと。「蝸牛」はかたつむり。かたつむりの左右の角の上にある触国と蛮国が領土争いで戦ったという寓話による。
九牛の一毛
きゅうぎゅうのいちもう
多数の中のわずかな一部分のたとえ。取るに足りないことのたとえ。「九牛」は、多くの牛の意。多くの牛の中の一本の毛という意から。
牛耳を執る
ぎゅうじをとる
集団の中心となって思うままに主導権を握ること。中国の春秋戦国時代、諸侯が同盟を結ぶ時、中心となる人物が牛の耳を裂いて出した血をすすって結束を誓い合ったという故事から。「牛耳る」という言葉もここから出たもの。
食ってすぐ寝ると牛になる
くってすぐねるとうしになる
食べてすぐ横になる行儀の悪さを戒めることば。
暗がりから牛
くらがりからうし
区別がつきにくいこと。また、動作が鈍いこと。暗い所に黒牛がいてもわかりにくいことから。
鶏口となるも牛後となるなかれ
けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ
たとえ小さな集団でもその頭になるほうが、大きな集団で人の尻についているよりもいいというたとえ。「鶏口」は、鶏の口の意で小さな集団の長のたとえ。「牛後」は、牛の尻の意で強大な者につき従って使われる者のたとえ。略して「鶏口牛後」ともいう。
呉牛月に喘ぐ
ごぎゅう つきにあえぐ
取り越し苦労をするたとえ。「呉牛」は、中国の呉地方にいる水牛のこと。呉牛は暑さが苦手で、月を太陽と見誤って喘いだということから。
食牛の気
しょくぎゅうのき
幼い頃から大きな目標を抱いていることのたとえ。虎や豹は、子どもの時から自分より大きな牛を食おうとするほどの激しい気性を持っているという意から。「牛を食らうの気」ともいう。
早牛も淀遅牛も淀
はやうしもよど おそうしもよど
早い遅いの差はあっても、結果は同じだからあわてることはないということ。「淀」は京都市伏見区にある地名で、集荷場として栄えた場所。荷物を運ぶ牛の歩みに多少の差があっても、結局行き着く所は淀であるという意から。「遅牛も淀、早牛も淀」ともいう。
人の牛蒡で法事する
ひとのごぼうでほうじする
人の物を利用して自分の義理を果たすことのたとえ。他人が持ってきた牛蒡を使って精進料理を作り、法事のもてなしをするという意から。
風馬牛
ふうばぎゅう
自分とは無関係であること。また、そういう態度をとること。「風」は盛りがつく意。盛りのついた牛や馬の雌雄が、互いを求め合っても会う事が出来ないほど遠く隔たっているという意から。
牝牛に腹突かれる
めうしにはらつかれる
油断していた相手に不意打ちされ、ひどい目に遭うたとえ。雄牛に比べておとなしい牝牛に、突然腹を突かれるという意から。