「白」を含むことわざ
全31件
朝に紅顔ありて夕べに白骨となる
あしたにこうがんありてゆうべにはっこつとなる
無常のこの世では、人の生死は予測できないということ。朝血色のよい顔をしていた人が、夕方には死んで白骨となるという意から。
色の白いは七難隠す
いろのしろいはしちなんかくす
色が白ければ、顔かたちに多少の欠点があっても気にならないということ。
烏の頭の白くなるまで
からすのあたまのしろくなるまで
いつまで経ってもその時がこないことのたとえ。中国、戦国時代に燕の太子丹が人質になった時、奏王が「烏の頭が白くなり、馬に角が生えたら国へ帰す」と言ったという故事から。
狐の子は面白
きつねのこはつらじろ
子は親に似るというたとえ。「面白」は、顔が白いこと。
客と白鷺は立ったが見事
きゃくとしらさぎはたったがみごと
客は長居をしないで、早く帰るほうがよいということ。白鷺の美しい立ち姿に掛けていった言葉。
堅白同異の弁
けんぱくどういのべん
こじつけの論理、詭弁のこと。中国戦国時代、趙の公孫竜が説いた論法。固くて白い石は、目で見た時は白さはわかるが堅さはわからない。手で触った時は堅さはわかるが白さはわからない。ゆえに、堅いことと白いことは同時には成り立たないと論じたものから。
紺屋の白袴
こうやのしろばかま
他人の事に忙しくて、自分のことをする暇がないことのたとえ。「紺屋」は染物屋のことで、もとは「こんや」ともいった。染物屋が仕事が忙しくて、自分の袴は染めないで、いつも白袴をはいているという意から。また、いつでも出来ると思っているうちに、結局はできずに終わることのたとえにもいう。
黒白を争う
こくびゃくをあらそう
どちらが正しいかをはっきりさせること。「黒白」は、善悪・是非・正邪の意。
黒白を弁せず
こくびゃくをべんせず
物事の善悪・是非・正邪がわからないこと。「黒白」は、善悪・是非・正邪の意。
米の飯と女は白いほどよい
こめのめしとおんなはしろいほどよい
白い米の飯がうまいように、女も色が白いほうがきれいに見えるということ。
白湯を飲むよう
さゆをのむよう
味もそっけもない様子。
白髪は冥土の使い
しらがはめいどのつかい
年をとって増えてくる白髪は、死が近づきつつある証拠であるということ。
白豆腐の拍子木
しらどうふのひょうしぎ
見かけは立派でも、実際は役に立たないもののたとえ。豆腐で作った拍子木が使えるはずがないことから。
白波
しらなみ
泥棒・盗賊のこと。中国の後漢末、黄巾の賊の残党が白波谷(はくはこく)に籠もって白波賊(はくはぞく)と呼ばれ、日本でそれを訓読したもの。
白羽の矢が立つ
しらはのやがたつ
多くの人の中から特別に選び出されること。人身御供として選んだ少女の家の屋根に、神が人知れずしるしの白羽の矢を立てたという俗説から。
他人の飯は白い
たにんのめしはしろい
他人のものは、自分のものより良く見えるというたとえ。
亭主関白の位
ていしゅかんぱくのくらい
一家の主人には、関白と同じくらいの権威があるということ。家庭で夫が非常にいばっていること。「関白」は、昔、天皇を補佐した重職のこと。「亭主関白」ともいう。
白眼視
はくがんし
人を冷たい目つきで見ること。中国の三国時代、竹林の七賢の一人阮籍が嫌いな人は白い目で迎え、気に入った人は青い目で迎えたという故事から。
白玉楼中の人となる
はくぎょくろうちゅうのひととなる
文人が死ぬことのたとえ。「白玉楼」は文人が死後に行くといわれる白玉造りの高楼のことで、その中の人となるという意から。
白寿
はくじゅ
99歳のこと。また、その祝いのこと。「寿」は長命を祝うという意。「百」から一をとると「白」になることから。
白刃踏むべし
はくじんふむべし
非常に勇気があることのたとえ。「白刃」は鞘から抜いた刀のこと。その白刃を踏むことも辞さない意から。
白馬馬に非ず
はくばうまにあらず
詭弁の論理のこと。中国、周時代に公孫竜が、「馬」は形に名付けられた概念で「白」は色に名付けられたであるから「馬」と「白馬」は別の概念を表すという論を説いたことから。「白馬非馬論」ともいう。
白髪三千丈
はくはつさんぜんじょう
長年の悲しみや心配のために、白髪が非常に長く伸びることを誇張して言った言葉。
白馬は馬に非ず
はくばはうまにあらず
詭弁の論理のこと。中国、周時代に公孫竜が、「馬」は形の名で「白」は色の名であるから「馬」と「白馬」は別の概念を表す別物であるという論を説いたことから。「白馬非馬論」ともいう。
白眉
はくび
多くのものの中で、最もすぐれたものや人のたとえ。中国、蜀に秀才の五人兄弟がいたが、中でも長男の馬良が特に優秀で、眉に白い毛が混じっていたという故事から。
白壁の微瑕
はくへきのびか
ほぼ完全なものに、少し欠点があることのたとえ。「白壁」は白い宝玉で、その宝玉に微かな瑕(きず)があるという意から。
白面の書生
はくめんのしょせい
年が若く、経験の乏しい学者や学生のこと。「白面」は年が若く未熟なこと、「書生」は勉強中の者の意。
白駒の隙を過ぐるが如し
はっくのげきをすぐるがごとし
月日の過ぎるのが、きわめて早いことのたとえ。「白駒」は白い馬、「隙」は壁のすき間の意。人の一生は、白い馬が走り過ぎるのを壁のすき間からちらっと見るようなものだという意から。
白虹日を貫く
はっこうひをつらぬく
臣下が君主に対して反乱を起こす予兆のたとえ。白い虹は武器、太陽は君主の象徴と解釈され、白い虹が太陽を貫いてかかることから、兵乱が起こり君主に危害を加える前兆とされたことから。
目白押し
めじろおし
たくさんの人や物が込み合って並ぶこと。鳥の目白が仲間と枝にとまるとき、押し合うように並ぶ習性があることから。
我が面白の人泣かせ
わがおもしろのひとなかせ
自分が面白くて楽しんでいることが、人に迷惑をかけていることがあるということ。