「空」を含むことわざ

全19件

空樽は音が高い
あきだるはおとがたかい
中身のない人間ほど得意そうにしゃべりたてるというたとえ。空の樽は叩くと高い音が出ることから。
空き家で声嗄らす
あきやでこえからす
努力しても報われないことのたとえ。空き家で大声で案内を求めても返事がないことから。
空き家の雪隠
あきやのせっちん
返事がない、応答がないことのたとえ。「雪隠」は便所のことで、空き家では使う人がないから「肥えなし」でそれを「声なし」にかけたしゃれ。
商人の空値
あきんどのそらね
商人が駆け引きしてつける値段は、信用しがたいということ。
えせ者の空笑い
えせもののそらわらい
軽薄な者や、したたかな者が真実をかくすため,おかしくもないのに追従笑いなどをすること。「えせ者」な偽者の意。
男心と秋の空
おとこごころとあきのそら
男の愛情は、秋の空模様のように変わりやすいということ。「男心と秋の空は一夜に七度変わる」ともいう。
女心と秋の空
おんなごころとあきのそら
秋の空模様のように、女性の心の変わりやすいということ。
机上の空論
きじょうのくうろん
頭の中だけで考えられた、実際には役に立たない理論。
空谷の跫音
くうこくのきょうおん
退屈な時、または孤独な時に思いがけなく受けるうれしい訪問や便りのたとえ。「空谷」は人けのないさびしい谷間、「跫音」は足音のことで、人のいないさびしい山奥で聞く人の足音という意から。
空腹は最上のソース
くうふくはさいじょうのそーす
空腹の時は何を食べてもおいしいということ。
喧嘩過ぎての空威張り
けんかすぎてのからいばり
喧嘩の最中は意気地なくこそこそし、喧嘩が終わったとたん虚勢を張って強がること。「喧嘩すぎての向こう鉢巻」ともいう。
坐しても食らえば山も空し
ざしてもくらえばやまもむなし
働かずに暮らせば、山のような財産があってもやがては尽きてしまうということ。
色即是空空即是色
しきそくぜくう くうそくぜしき
この世の形あるすべてのものは、空しい仮の存在であり永遠に存在するものはないということ。同時に、すべてのものの本質は実体のない空なものであるが、それがこの世を形作っているということ。「色」は形あるすべてのもの、「即」はそのままの意。
空き腹にまずい物なし
すきばらにまずいものなし
空腹の時は、どんな食べ物でもおいしく感じるということ。
他人の空似
たにんのそらに
血のつながりがない他人同士が、偶然よく似ていること。
手が空けば口が開く
てがあけばくちがあく
仕事がなくなり手が空けば、食べる物もなくなり口も開いてしまう。また、暇になればつい無駄話をしがちだということ。
人の空言は我が空言
ひとのそらごとはわがそらごと
他人の話を受け売りすると、もしその話が嘘だった時は、自分が嘘をついたのと同じことになる。人の話を簡単に受け売りするなという戒めの言葉。「空言」は何の根拠もない噂のこと。
見掛けばかりの空大名
みかけばかりのからだいみょう
見かけは豪勢だが、中身は貧弱なことのたとえ。
鰐の空涙
わにのそらなみだ
偽りの涙のたとえ。鰐は偽善の象徴とされ、悲しそうに見せかけて涙を流しながら生き物を食べるという伝説から。