「腹」を含むことわざ

全33件

後腹が病める
あとばらがやめる
物事が終わったあとも、出費がかさんだり、障害が生じて苦しむというたとえ。「後腹」は産後の腹痛のこと。子どもを生んだあとも、しばしば腹が痛むという意から。
諍いをしいしい腹を大きくし
いさかいをしいしいはらをおおきくし
喧嘩ばかりしている夫婦なのに、子どもだけはよくできるということ。
痛くもない腹を探られる
いたくもないはらをさぐられる
やましいところがないのに疑いをかけられること。腹痛でもないのに、痛いところはどこかと探られるという意から。
言わねば腹ふくる
いわねばはらふくる
言いたいことを我慢して言わないのは、腹が腫れているようですっきりしないということ。
海魚腹から川魚背から
うみうおはらからかわうおせから
海の魚は腹から、川の魚は背から裂くのがよいということ。
思うこと言わねば腹ふくる
おもうこといわねばはらふくる
思っていることを我慢して言わないのは、腹がふくれているようですっきりしないということ。「言わねば腹ふくる」ともいう。
聞けば聞き腹
きけばききばら
聞かなければ知らずにすんだのに、聞いたばかりに腹立たしくなるということ。
魚腹に葬らる
ぎょふくにほうむらる
海や川で水死するたとえ。海や川で溺れ死んで魚のえさとなり、その腹に葬られるという意から。
空腹は最上のソース
くうふくはさいじょうのそーす
空腹の時は何を食べてもおいしいということ。
口に蜜あり腹に剣あり
くちにみつあり はらにけんあり
口先では調子のいいことを言っているが、内心は陰険であることのたとえ。
げらげら笑いのどん腹立て
げらげらわらいのどんばらたて
大声で笑っていたかと思うと突然腹を立てる、感情の起伏の激しい人のこと。「どん腹立て」の「どん」は、腹を立てることを強める接頭語。「げたげた笑いのどん腹立て」ともいう。
下腹に毛がない
したはらにけがない
老獪な人物や腹黒い人物のたとえ。年老いた狼や狸の下腹には毛がないという言い伝えから。
杓子で腹を切る
しゃくしではらをきる
不可能なことのたとえ。杓子を刀がわりにしても腹は切れないことから。
心腹の友
しんぷくのとも
心の内を許し合った最も親しい友人のこと。「心腹」は、胸と腹。転じて、心から頼りにすること。
心腹の病
しんぷくのやまい
やっかいな敵のこと。「心腹」は胸と腹のことで、胸と腹の病は治しにくいことから。
空き腹にまずい物なし
すきばらにまずいものなし
空腹の時は、どんな食べ物でもおいしく感じるということ。
擂り粉木で腹を切る
すりこぎではらをきる
出来るはずがないこと、不可能なことのたとえ。擂り粉木を刀のかわりにしても腹は切れるはずがないことから。「連木で腹を切る」ともいう。
切匙で腹を切る
せっかいではらをきる
不可能なことのたとえ。切匙を刀がわりにしても腹は切れないことから。「切匙」は、すり鉢の内側についたものをかき落とす時に使う木製の道具。
背に腹は替えられぬ
せにはらはかえられぬ
大事のためには、犠牲を払うのもやむを得ないというたとえ。背中のためでも、体の中でもっとも大事な腹を替わりにはできない。腹を守るために、背が犠牲になってもやむを得ないという意から。
背より腹
せよりはら
大事なことのためには、少々の犠牲はやむを得ないというたとえ。どちらか一方を選ぶなら、背中よりも腹を選ぶという意から。
茶腹も一時
ちゃばらもいっとき
わずかなことでも一時しのぎにはなることのたとえ。空腹の時もお茶でしばらくはしのげるということから。
腹が減っては戦ができぬ
はらがへってはいくさができぬ
何事も空腹では十分な働きができないということのたとえ。
腹立てるより義理立てよ
はらたてるよりぎりたてよ
腹の立つことがあっても、我慢して義理を大切にしたほうが自分のためになるということ。
腹に一物
はらにいちもつ
心に何かたくらみを抱いていること。「胸に一物」ともいう。
腹の皮が張れば目の皮がたるむ
はらのかわがはればめのかわがたるむ
満腹になれば、自然と眠くなるということ。また、飽食すると怠惰になることにもいう。
腹の立つ事は明日言え
はらのたつことはあすいえ
腹が立ってもすぐ口に出さず、一晩じっくり考えてから言うほうが失言せずにすむということ。
腹の立つように家蔵建たぬ
はらのたつようにいえくらたたぬ
世の中には腹が立つことが多いので、腹を立てるのは簡単だが、家や蔵を建てるくらいの金を稼ぐのは簡単にはいかないということ。
腹は立て損喧嘩は仕損
はらはたてぞん けんかはしぞん
腹を立てても、喧嘩をしても自分が損をするだけだから、腹は立てるな、喧嘩はするなということ。
腹八分に医者要らず
はらはちぶにいしゃいらず
満腹ではなく腹八分目くらいにすれば、健康でいられるということ。
腹も身のうち
はらもみのうち
腹も体の一部だから暴飲暴食は慎めということ。
牝牛に腹突かれる
めうしにはらつかれる
油断していた相手に不意打ちされ、ひどい目に遭うたとえ。雄牛に比べておとなしい牝牛に、突然腹を突かれるという意から。
理屈を言えば腹が立つ
りくつをいえばはらがたつ
自分の正当性を主張しても腹が立つばかりだから、理屈にこだわず適当に妥協したほうが得策であるということ。
連木で腹を切る
れんぎではらをきる
不可能なことのたとえ。「連木」はすりこぎのこと。すりこぎを刀のかわりにしても腹は切れるはずがないことから。