「二」を含むことわざ
全53件
青二才
あおにさい
若くて経験の乏しい男をさげすんでいうことば。「青」は未熟、「二才」はボラなどの稚魚をたとえて、ここでは若者の意。
朝の一時は晩の二時に当たる
あさのひとときはばんのふたときにあたる
朝は仕事がはかどるので、なるべく早く起きて働けということ。「一時」は昔の時刻の数え方で、約二時間。「二時」はその倍の約四時間で、朝の仕事は夜の仕事の二倍に相当するという意から。
値を二つにせず
あたいをふたつにせず
相手によって、値段を上げたり下げたりするような悪賢い商売はしないということ。
一瓜実に二丸顔
いちうりざねににまるがお
女性の顔立ちで、一番良いのはやや細長く白い瓜実顔、二番目は愛嬌のある丸顔だということ。その後に「三平顔に四長顔、五まで下がった馬面顔」と続く。
一押し二金三男
いちおし にかね さんおとこ
女性をくどくには、第一が押しの強さ、二番目が金の力、男ぶりのよさは三番目だということ。
一髪二化粧三衣装
いちかみ にけしょう さんいしょう
女性を美しく見せるのは、第一は髪かたちの美しさ、二番目は化粧、三番目が衣装だということ。
一工面二働き
いちくめん にはたらき
世渡り上手は金の工面をする才覚が第一で、勤勉に働くのはその次だということ。
一度あることは二度ある
いちどあることはにどある
一度起きたことは、後でまた同じようなことが起こりやすいので注意せよということ。この後に続けて「二度あることは三度ある」ともいう。
一度死ねば二度死なぬ
いちどしねばにどしなぬ
人間死ぬのは一度きりと、事に当たる時決死の覚悟を決めて自分自身に言い聞かせることば。
一度はままよ二度はよし
いちどはままよにどはよし
悪事を行うとき、最初は良心がとがめながら、なるようになれという気で行うが、二度目からはなんとも思わなくなり平気でのめりこんでいくということ。
一度焼けた山は二度は焼けぬ
いちどやけたやまはにどはやけぬ
一度災いに遭うと二度と同じ災いに遭うことはないと、災難に遭った人を慰めて言うことば。
一に看病二に薬
いちにかんびょう ににくすり
病気を治すためには、まず第一に行き届いた看病が重要で、薬はその次であるということ。
一に褒められ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪ひく
いちにほめられにににくまれさんにほれられしにかぜひく
くしゃみについてのことわざ。一回なら誰かに褒められているし、二回は憎まれていて、三回は惚れられているが、四回は風邪をひく前兆である。
一引き二才三学問
いちひき にさい さんがくもん
出世の条件は、第一に上のひとの引き立て、二番目は才能、三番目が学問であるということ。
一姫二太郎
いちひめにたろう
最初の子は女の子の方が育てやすく、二番目は男の子がいいということ。
一富士二鷹三茄子
いちふじ にたか さんなすび
初夢に見ると縁起がいいとされるものを順に並べたことば。
一も取らず二も取らず
いちもとらずにもとらず
二つのものを同時に得ようとすると、結局どちらも手に入らなくなることのたとえ。
一を識りて二を知らず
いちをしりてにをしらず
知識が浅く応用力がないこと。一つのことだけ知って、それ以外のことには知識がない意から。
一升徳利に二升は入らぬ
いっしょうどっくりににしょうははいらぬ
ものには限界があり、それ以上を望んでも無理だということ。一升入りの徳利に二升は入らないという意から。
旨い事は二度考えよ
うまいことはにどかんがえよ
うまい話には裏があったり危険が伴うことがあるので、すぐに飛びつかずにじっくり考えるのがよいという戒めの言葉。
瓜二つ
うりふたつ
縦に二つに割った瓜のように、顔かたちがとてもよく似ていること。
男は二十五の暁まで育つ
おとこはにじゅうごのあかつきまでそだつ
男は二十五歳くらいまでは成長するということ。
親子は一世夫婦は二世主従は三世
おやこはいっせ ふうふはにせ しゅじゅうはさんせ
親子の関係は現世だけのものであり、夫婦は前世と現世または現世と来世の二世に渡る。主従関係は、前世・現世・来世の三世にまたがるほど深いということ。
九尺二間に戸が一枚
くしゃくにけんにとがいちまい
間口が九尺、奥行き二間、入り口の戸が一枚だけというような、きわめて狭く粗末な家のたとえ。
心は二つ身は一つ
こころはふたつみはひとつ
あれもこれもと心は二つのことを望むが、自分のからだは一つしかなく、思い通りにならないということ。
酒屋へ三里豆腐屋へ二里
さかやへさんり とうふやへにり
生活するのに非常に不便な場所のたとえ。酒屋へは三里、豆腐屋へは二里の道のりがあるという意から。
習慣は第二の天性なり
しゅうかんはだいにのてんせいなり
習慣はいつしか深く身について、まるで生まれつきの性質のように日常生活に影響を及ぼすということ。
その一を識りてその二を知らず
そのいちをしりてそのにをしらず
知識が浅く応用力がないこと。一つのことだけ知って、それ以外のことには知識がない意から。
貞女は二夫に見えず
ていじょはじふにまみえず
貞淑な女性は、夫が亡くなっても、夫に操を立てて、再び他の夫をもつことはしないということ。「貞女は両夫に見えず」ともいう。
十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人
とおでしんどう じゅうごでさいし はたちすぎればただのひと
子どものころは並外れた秀才と思われていた人も、成長すれば平凡な人間になることが多いということ。
二階から目薬
にかいからめぐすり
思うようにいかず、もどかしいことのたとえ。また、回りくどくて効果のないことのたとえ。二階から階下の人に目薬をさそうとしても、上手くいかない意から。「天井から目薬」ともいう。
二月は逃げて走る
にがつはにげてはしる
正月が終わったと思っていると、二月ももう終わりで、すぐ三月がやってくる。二月は、まるで走って逃げるかのように早く過ぎ去るように感じるということ。「二月」と「逃げる」の「に」を掛けて言ったもの。「二月は逃げて去る」ともいう。
二足の草鞋を履く
にそくのわらじをはく
両立しないような二つの職業を一人で同時に兼ねることのたとえ。
二八の涙月
にっぱちのなみだづき
二月と八月は商売が低調で、苦しい月だということ。
二度あることは三度ある
にどあることはさんどある
同じようなことが二度続けば、もう一度起こる可能性が高いということ。
二度教えて一度
にどおしえていちどしかれ
子どもをしつける時の心得を示した言葉。子どもの過ちや失敗は頭ごなしに怒らず、繰り返してよく教え諭し、それでも聞かない時にたまに叱るくらいがよいということ。
二度聞いて一度物言え
にどきいていちどものいえ
人の言うことは何度聞き直してでもよく聞き、自分は口数を少なく余計なことを言わないほうがよいということ。
二度目の見直し三度目の正直
にどめのみなおしさんどめのしょうじき
物事は一度目はあてにならず、二度目も見直すことがあり、三度目なら確実だということ。
二兎を追う者は一兎をも得ず
にとをおうものはいっとをもえず
一度に二つのものを手に入れようと欲張ると、結局どちらも手に入れられなくなることのたとえ。一度に二匹のうさぎを捕えようとすると、結局一匹も捕らえられなくなるなるという意から。
二の足を踏む
にのあしをふむ
ものごとを進める決心がつかず、ためらうこと。一歩目は進んでも、二歩目は足踏みするという意から。
二の句が継げない
にのくがつげない
あきれて次に言うべき言葉が出ないこと。「二の句」は次に言う言葉の意。
二の舞を演じる
にのまいをえんじる
前の人と同じ失敗をしてしまうたとえ。「二の舞」は舞楽で、安摩というこっけいな舞の次に、それを真似る舞のこと。
二八余りは人の瀬越し
にはちあまりはひとのせごし
十六歳頃は、人生を左右する大事な時期であるということ。「二八」は十六歳、「瀬越し」は重大な時期のこと。
二八月は船頭のあぐみ時
にはちがつはせんどうのあぐみどき
二月と八月は、海が荒れて舟が出せない日が多いので、船頭も困るということ。
二百二十日の荒れ仕舞
にひゃくはつかのあれじまい
立春から数えて、二百二十日の九月十日頃になると、台風の恐れが少なくなるということ。
二枚舌を使う
にまいじたをつかう
矛盾したことを言うこと。また、嘘をつくこと。
退けば長者が二人
のけばちょうじゃがふたり
相性のわるい者同士が一緒にいるより、お互いに独立したほうがうまくいくということ。
一人口は食えぬが二人口は食える
ひとりぐちはくえぬがふたりぐちはくえる
一人暮らしは無駄が多くて生計を立てにくいが、結婚して二人で暮らせば節約できることが多くなり、なんとか暮らしていけるということ。「二人口は過ごせるが一人口は過ごせぬ」ともいう。
夫婦は二世
ふうふはにせ
夫婦の関係は現世だけでなく、来世まで続く深い関係であるということ。
武士に二言はない
ぶしににごんはない
武士は信義を重んじるので、一度口にしたことは必ず守るということ。男が一度約束したことは必ず守るということのたとえ。
二人口は過ごせるが一人口は過ごせぬ
ふたりぐち(ににんぐち)はすごせるがひとりぐちはすごせぬ
結婚して二人で暮らせば節約できることが多くなり、無駄が多くて不経済な一人暮らしより得策だということ。「一人口は食えぬが二人口は食える」ともいう。
世の中は年中三月常月夜嬶十七俺二十負わず借らずに子三人
よのなかはねんじゅうさんがつじょうつきよ かかあじゅうしちおれはたち おわずからずにこさんにん
世の中は、いつも三月頃の温暖な気候で、夜は明るい月夜、妻は十七歳自分は二十歳、責任も借金もなく、子どもは三人持つ暮らしが望ましいということ。江戸時代の庶民のささやかな願望をいった言葉。
若い時は二度ない
わかいときはにどない
若い時代は二度とやってこないから、何でも思い切ってやってみるのがいいということ。